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「俺様二刀流 二枚斬り 10乗!」
平将為は増殖したナメクジ先生を倒そうと全力で二刀流を振るう。
「無駄なめ。斬っても斬っても、ナメクジが増えるだけなめ。」
「ケッ!? この無限ナメクジ野郎!?」
いかに平将為が腕に自信があっても、斬れば斬るほど敵が増えるのでは相性は最悪としか言いようがない。
「平将為。おまえの敗因は最強故のうぬぼれなめ。」
「なに!? 俺様がうぬぼれているだと!?」
「そうなめ。自分のことを俺様と言っている所がうぬぼれている証拠なめ。」
「違う! 俺様は、その気になれば、俺様二刀流 二枚斬り 100乗までできるんだ! 俺様はすごいのだ!」
「可愛そうな子なめ。」
ナメクジ先生は、平将為の強さは認めるものの、性格を残念がった。そして、少し手の内を見せることを決める。
「上には上がいることを教えてやるなめ。」
ナメクジ先生は少し2枚目な体型になり、白い歯の光るナメクジ先生になる。
「ナメクジ無限斬り!」
「なに!? 無数の刀が見える!?」
無限増殖したナメクジ先生の全てが刀を持っている。そして一度に平将為に斬りかかる。
「葛根刀!」
「乙字刀!」
「十味敗毒刀!」
「大柴胡刀!」
「柴胡桂枝刀!」
「柴胡桂枝乾姜刀!」
「柴胡加竜骨牡蛎刀!」
「半夏瀉心刀!」
「黄連解毒刀!」
「半夏厚朴刀!」
「桂枝加朮附刀!」
「小青竜刀!」
「防已黄耆刀!」
どこにこれだけの妖刀を隠し持っていたのだろうと思うぐらい、ナメクジ先生は刀を隠し持っていた。
「ギャア!? この俺さまが敗れるのか!? 新皇様! 万歳!」
滅多刺しにされた平将為は地面に倒れた。
「ナメクジは勝つなめ。」
下総守の平将為は、ナメクジ先生に倒された。これで楓のいる平将門の首塚に張ってある結界の半分が崩れ去った。
「おめでとう。」
「詠様!?」
ナメクジ先生の勝利を祝うように、死神の詠が現れた。
「心配して来てみましたが、無駄足でしたね。あなたはお強い。」
「もったいお言葉でなめ。」
「そんなことはないですよ。アホガラスなんかは逆にやられて、私が新皇の将軍を倒したんですから。」
「アホガラスはアホなめ。」
「はっはっは。まさにその通りです。アホガラスは、もう戦えません。あなたは平将門の待つ首塚に向かってください。」
「それでは結界が全て破壊できませんが?」
「私が行ってきます。」
詠は自ら結界を守る守護者と戦うというのだった。
つづく。




