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「智斬り!」
「ギャア!?」
文屋好立の斬撃は確実にアホガラスの命を削っていた。
「交わせているというよりは、遊ばれている感じだアホー。」
「その通りです。私はその気になれば、いつでもあなたを殺せますからね。」
「舐めやがってアホー。」
アホガラスは考えても考えても、文屋好立の不死身の謎が分からなかった。
「奴の不死身の謎が分からない!? こうなったら攻め続けるしかない。」
アホガラスは反転攻勢に出ることを決めた。
「カラス天狗奥義! カラスのワルツ!」
アホガラスは短刀を構え、カラスが踊るように刀を振るい攻撃を仕掛ける。
「緩い攻撃ですね。いいですよ。くらってあげましょう。」
「死ね! アホー!」
アホガラスの攻撃で4度目の死を文屋好立に与えた。
「これで終わりです。忠斬り!」
「アホー、アホー、カラスのワルツ! アホー!」
「これは!?」
アホガラスは残像を残して、文屋好立の攻撃を交わす。
「そう、カラスのワルツは攻撃のための奥義ではない。相手の攻撃を交わすための奥義だアホー。」
アホガラスは、アホだがバカではなかった。
「私を4回殺し、5回攻撃をさせた・・・。アホガラスの分際で。」
文屋好立の怒りが頂点に達する。
「今まで涼しい顔して笑っていたくせに、やっと本性が現れたアホー。」
アホガラスは文屋好立から殺意を感じる。
「次で終わらせます。交わせると思わないで下さい。」
「カラスのワルツは簡単には破れないアホー。」
文屋好立が刀を構え、アホガラスに襲い掛かる。
「信斬り!」
「アホー、アホー、カラスのワルツ! 交わしたぞアホー。」
アホガラスはドヤ顔で文屋好立の斬撃を交わした。
「孝斬り!」
「なに!? しかし、これぐらいは!?」
アホガラスは文屋好立の二の太刀を辛うじて交わす。
「悌斬り!」
「ギャア!?」
アホガラスは文屋好立の三の太刀を食らってしまう。
「さすがに連続攻撃は防げませんでしたね。」
文屋好立の表情が元の涼しい笑顔に変わる。
「しくじったアホ・・・ア・・・ホ・・・。」
アホガラスは血を流し地面に倒れ込んで動けない。
「私にここまで戦わせたあなたに敬意を込めて、最大の技で葬ってあげましょう。」
文屋好立は刀を構える。
「すまん。蛍。楓。アホー。」
アホガラスは死を覚悟する。
「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌、八刀斬り!」
文屋好立が8連続の攻撃を繰り出す。
「・・・?」
目を閉じたアホガラス。しかし中々、刀が自分の体に刺さらない。
「あなたは!? アホー!?」
恐る恐る目を開けるアホガラス。
「詠様!? アホー!?」
目の前に死神の詠が現れた。
つづく。




