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蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
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「ほ、本当に不死身なのかアホー?」


2度殺しても生きている文屋好立に唖然とするアホガラス。


「今度はこちらからいきますよ。もう、あなたの相手もつまらないので、殺しますね。」


そう言うと文屋好立は一歩一歩アホガラスに近づいていく。


「なぜ、そんな堂々と近づいてくるアホー!?」

「私は不死身だから、あなたの攻撃を避ける必要がないので。」

「なんだと人を馬鹿にしやがってアホー!?」

「バカにしているんじゃありませんよ? アホーにしているだけですよ。」

「アホー!?」


アホガラスは文屋好立の挑発に乗ってしまう。


「闇殺鴉!」


アホガラスは闇に消える。


「ギャア!?」


現れたアホガラスは文屋好立の喉元を掻っ切っていた。


「残念。私は不死身なので。」

「!?」


喉元を掻っ切ったのに文屋好立は笑い顔で動いている。


「仁斬り。」

「ギャア!?」


文屋好立の斬撃はアホガラスを捉えた。


「んん? 紙一重の所で避けましたね。」

「危なかったアホー・・・。」


しかしアホガラスは素早さで辛うじて避けることが出来た。


「儀斬り。」

「ギャア!?」


避けて安堵していたアホガラスの背後から文屋好立が現れ、アホガラスの体を刀が貫く。


「これで終わりですね。カラスにしては私を楽しませてくれましたよ。」

「ギャア!?」


文屋好立はアホガラスの体から刀を抜き、去って行こうとする。


「まだだ! アホー!」


致命傷を負ったかに見えたアホガラスが立ち上がっている。


「ほお、カラスのくせにしぶといですね。」

「うちの名医が持たせてくれた回復役を瞬時に使って、回復したアホー。」

「ほお、それはすごい。まあ、私に薬は要りませんけどね。」


名医とは、ナメクジ先生のことである。


「さっきの妖怪なのに、なぜ人間の味方をするのか、という問いの答えが見つかったアホー。」

「答えはなんですか?」

「おまえみたいな化け物を倒すためだ! アホー!」


アホガラスは大声で叫ぶ。


「それは無理です。あなたが私の攻撃に、どこまで耐えることができるか楽しみです。」


文屋好立は刀を構えアホガラスをなぶり殺しにするつもりである。


「あいつの言う通りだ。あいつの不死身の理由を解明しないと、勝ち目がないアホー。」


アホガラスも文屋好立の最大の謎、3度殺しても死なない不死身の謎を解く糸口を探していた。


「行きますよ。礼斬り!」

「クソッアホー!?」


文屋好立の猛攻は続くのであった。


つづく。

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