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蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
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「ここは?」


蛍は天井を見上げて目を覚ました。


「越後屋でございます! 婿殿!」

「え、越後屋さん!?」


蛍が目を覚ますと越後屋に居た。


「あなた生きていたのね!? 良かった!?」

「うぎゃ!? 痛い!?」


越後屋の娘が蛍に抱きつくと、蛍の体は悲鳴をあげた。


「蛍、いつまでイチャイチャしているの?」

「え? ・・・ギャア!?」


蛍を睨む楓の姉の桜が怖い顔をしている。


「おまえは3日間、眠り続けていた。」

「なんだって!?」


蛍は激しい戦いの疲れで3日3晩眠り続けてしまったのだ。


「ナメクジ先生に感謝しなさいよ。ナメ薬はよく効くのよ。」

「そうなめ。万能薬なめ。」

「ありがとう。ナメクジ先生。」


蛍の傷はナメクジ先生の薬で治った。


「はあ!? 楓!? 楓は!?」


蛍は楓がいないことに気づく。


「・・・平将門にさらわれてしまった。」


楓は平将門の生き返りの儀式の際に生贄とされる。


「楓を助けに行かなければ!? 平将門を倒さなくては!?」


蛍は病み上がりながらも楓を助けに行こうとする。


「それは無理。アホ―。」

「どうしてだ?」

「平将門の塚には8重の結界が張られている。アホ―。」


平将門は新皇を名乗り、自分の支配地に新皇8将を配備し守りを固めている。


「ということは、先に新皇8将を倒せということか。」

「そういうことだ。アホ―。」

「なんかムカつく。」


蛍はアホ―と語尾に付けるアホガラスにムカついた。


「俺は楓を助けに行くぞ!」

「桜さんとナメクジ先生は戦力にならないとして、ノルマは1人2勝だ。」

「私を省くな! 愛しい妹のためだ! 私も悪霊に魂を売ってでも楓のために戦う!」

「私も戦うなめ! 薬にも激薬があるなめ。」

「俺には火の妖刀の予備がある。」

「築が行くなら私も行く。」

「アホガラスがバカにされて黙っていられるか。アホ―。」

「おまえたち!? いいのか?」

「おお! 楓を取り戻す!」


蛍たちは楓を取り戻すために一致団結する。


「ありがとう。みんな。」


蛍は仲間たちの友情に感謝する。


「婿殿、婿殿のお仲間の分まで勝負服を用意しました。」

「あなた、私からの愛がこもってます。」


越後屋さんと娘のあんが蛍たちの新しいコスチュームを準備ししてくれたので、蛍たちは着替える。


「キャアアア! あなた! 素敵!」

「さすが婿殿! これで越後屋も安泰だ!」

「どうです? 似合ってますか?」

「はい! あなた! カッコイイです!」

「ははは。」


蛍の心衣装は似合っているそうだ。


「待ってろ! 楓! 必ず助けるぞ!」


蛍は平将門と対決する覚悟を決める。


つづく。

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