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「師匠!!!」
蛍は平将門に斬りかかる。
「フッ。」
平将門は平気な顔をしている。
「ギャア!?」
蛍は8人の将軍の一人に吹き飛ばされる。
「おまえは幸せか?」
将軍は尋ねる。
「イタタタタ!? おまえは何者だ!?」
「私は平新皇8将の一人、下野守、平将頼。」
蛍の邪魔をしたのは、平将門に仕える平将頼であった。
「新皇様の創造される人々が笑い合い理解し合う世界を邪魔すると言うのであれば、私はおまえを殺す。」
平将頼は平将門に絶対的な忠誠を誓う。
「そんなこと知るか! 俺はおまえを倒して、楓を助ける!」
蛍は楓を救うために平将頼と戦おうとする。
「やめておけ、将頼。」
平将門が平将頼に戦いを止めるように言う。
「しかし?」
「気にするな。もう私を生き返らせるのに必要な膨大な霊力を持つ娘は手に入れた。たかが虫如きの相手をしている暇は我々には無い。将頼、下野に戻り幸せの溢れる新しい日本の統治を進めるのだ。」
「はい。分かりました。新皇様。」
平将門は平将頼を下がらせる。
「俺は蛍だ! 俺は虫じゃない! 楓を返せ!」
「もう、どちらでもいい。ここは私が復活する記念に消滅させる。」
「なに!?」
「おまえは鎌倉幕府と共に消え去るのだ。」
平将門は本気で新皇を名乗り、日本を征服する気であった。
「もし、おまえが生き残り、この娘を助けたいと言うなら、我が8将を倒し、私の元に来い。私が完全復活するまでに3カ月はかかるだろう。まあ、虫のおまえには無理だろうがな。ハハハハハ!」
そういうと平将門と新皇8将は消え去って行った。
「楓!!!」
蛍の声は気を失っている楓には届かない。
「楓・・・。」
何もできなかった蛍は落ち込む。
「落ち込むのは後だ。平将門は鎌倉幕府を、私たちごと消滅させる気だ!」
次々と鎌倉幕府の建物が黒い闇に吞まれていく。
「そんな!? どうすれば!?」
蛍は楓をさらわれ、悲壮感にさいなまれていた。
「ここは私たちが何とかしよう!」
「頼朝さん!? 政子さん!?」
「だから蛍は平将門の野望を阻止するんだ!」
そういうと源頼朝と北条政子の夫婦は手を取り合い、蛍を飛ばし蛍たちにくっ付ける。
「蛍?」
「それは源氏蛍だ。きっとおまえたちの助けになるはずだ。」
「頼朝さん。」
「行け! 蛍よ! おまえならできる! 平将門の野望を打ち砕くのだ!」
蛍たちは源氏蛍の光に包まれて、闇に呑み込まれていく鎌倉幕府の屋敷から逃げ出したのであった。
つづく。




