表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
34/94

33

「呪いを打ち破る強さ!?」


蛍は再び蛍光刀を光らせるために直面する課題に真剣に取り組む。


「俺はどうすればいいんだ!?」


しかし蛍には考えても答えが見つからない。


「ガオオオオー!」


蛍が悩んでいる間も、化け物化した源頼朝が鎌倉幕府の屋敷を破壊する。


「キャアアアー!」


蛍の仲間たちも源頼家の攻撃に危機にさらされる。


「何をしている? 戦わないのか?」

「戦いたいが刀が抜けないんだ!?」


蛍は歯がゆい思いをしていた。力任せに刀を抜こうとするが、源頼家の呪いのせいで蛍光刀を抜くことが出来なかった。


「ガオオオオー!」

「キャアアアー!」


蛍が何もできない間にも、源頼朝の猛威は続く。


「俺は何もできないのか!? 俺はみんなを助けることもできないのか!?」


蛍は迷路に迷い込んでしまった。


「拙者! やめなさい!」


その時だった。楓が源頼朝の前に立ちはだかる。


「あのクソガキ!?」

「楓!? 危ない!?」


蛍と桜も楓が源頼朝の前にいることに気づいた。


「ガオオオオー!」


源頼朝の魔の手が楓を襲おうとする。


「蛍ちゃん! 助けて!」

「楓!?」


楓の蛍に助けを求める声に、蛍の楓を助けたい心が共鳴する。


「刀が光っている!?」


蛍の蛍光刀が青い光を放ちまくる。


「楓は俺が守る!!!」


蛍は源頼家の呪いを打ち破り、蛍光刀を抜く。


「でやあああ! 輝け! 夏の蛍! 光れ! 俺の命! 輝夏蛍光!!!」


そして、勢いよく源頼朝に斬りかかる。


「ガオオオオー!」


蛍は源頼朝を真っ二つに切り裂く。切り裂かれた源頼朝は断末魔の叫び声をあげる。


「楓!? 大丈夫か!?」

「うん! 蛍ちゃんが助けてくれると信じてた!」

「く、クソガキのくせに。」


何故か蛍は少し照れ臭かった。


「蛍ちゃん! 蛍はいつ光るの?」

「え? 悲しい時。」

「蛍ちゃんは悲しかったの?」

「そういえば・・・ただ楓を助けようと必死だったから。」


蛍は蛍光刀が光る時は悲しい時だと思っていた。蛍が蛍光刀を光らせる時は、いつも悲しい時だったからだ。


「たぶん、それは違うと思うな。」

「え?」

「蛍ちゃんの刀がパッと光る時は、蛍ちゃんが誰かを助けたいとか、蛍ちゃんの心に反応しているんだ。」

「俺の心?」


楓は誰よりも蛍を側で見ているのだった。だから楓は蛍の感情の変化に気づいたのだろう。


「政子。」

「あなた。」

「すまない。女のおまえに幕府を任せてしまって。」

「いいんですよ。私はあなたの妻なんですから。」


素晴らしい源頼朝と北条政子の夫婦愛。


「私は戦いに負けて操られていたみたいだ。」

「操られていた? 誰に?」


源頼朝は自分は誰かに操られていたと言う。


「私だ。」


そこに現れたの平将門だった。


つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ