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蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
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「蛍光刀が抜けないんだ!?」


蛍の刀、蛍光灯を抜くことが出来なくなっていた。


「それは頼家兄上の呪いだよ。」


源実朝は蛍が刀を抜けなくなったのは源頼家の呪いだと言う。


「どういうことだ!?」

「頼家兄上の恨みのこもった刀で斬られなかったかい?」

「あ!?」


蛍には思い当たる節がある。源頼家と最後の決着を着ける時に、源頼家の呪恨斬りを食らっている。


「頼家兄上は、この世を恨んでいるから、さぞ、強い呪いをお兄ちゃんにかけたんだよ。」

「じゃあ!? 刀が抜けないのは!?」

「そう。頼家兄上の呪いだよ。」

「そ、そんな。」


もう、蛍は蛍光刀を抜くことが出来なくなってしまった。


「一方的に殺すのは好きじゃないけど・・・遊んでもらうよ! お兄ちゃん!」


源実朝は刀を構え蛍たちに突進する。


「なんとかしろ!? 大道芸人!?」

「俺の刀は・・・折られてしまった。」

「はあ!? この役立たず!」


築の火の妖刀は、源頼家に折られてしまった。


「雪オカマは!?」

「私は、あんな小さい男の子を氷漬けにするなんて、酷いことはできない。」


雪オカマの母性本能が男の子を倒すことを躊躇った。


「アホガラスは!?」

「まだ源頼家に斬られた傷が治っていない。アホ―。」


アホガラスは全治2週間の傷を負っている。


「ナメクジ先生は!?」

「私は戦闘要員ではないなめ。」


ナメクジ先生は薬の調合と新商品の開発で忙しかった。


「がんばれ! がんばれ! 蛍!」

「・・・。」


蛍は桜に尋ねるのはやめた。


「やはり、俺がやるしかない。鞘でも戦ってやる。」


蛍は刀が抜けなくても、相手が男の子でも、戦う覚悟を決めた。


「やっと拙者と遊ぶ気になってくれたんだね。蛍お兄ちゃん。」


源実朝は蛍と遊べるのが楽しみだった。


「いくよ! お兄ちゃん!」

「こい! 実朝!」


遂に蛍と源実朝は刀と鞘を交える。


「楽しいね! 誰かと遊ぶのは生きている時以来だよ!」

「知るか!?」


源実朝は蛍と遊べて楽しそうだった。無邪気な笑みを浮かべている。


(どうする!? こいつ子供のくせに強いぞ!? 子供相手に本気で攻撃する訳にもいかない!? それに守護霊だから体力も減らない。長期戦はこっちが不利だ。)


蛍は徐々に追い詰められていく。


「どうしたの? もっと遊ぼうよ! 蛍お兄ちゃん!」

「しまった!?」


源実朝の連打にバランスを崩しコケる絶体絶命の蛍。


「楽しかったよ。お兄ちゃん!!!」


源実朝は隙を見逃さずに蛍にとどめを刺そうとする。


「ダメ!!!!!!!」


その時、楓が大きな声を出し、周りの時間を止める。


つづく。

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