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蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
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「消えた? 守護霊の気配が?」


鎌倉幕府の屋敷で尼のような女性が、守護霊の源頼家の気配が消えたことを感じ取った。


「頼家を倒した者たちが、ここにやって来るというのか?」


蛍たちは鎌倉幕府を目指している。


「だが、ここには実朝がいる。私のかわいい息子。」


夫、源頼朝。子、頼家、実朝。この女が現鎌倉幕府の支配者、北条政子である。



「蛍ちゃん。大丈夫?」


蛍たちは頼家を倒し、鎌倉幕府の屋敷を目指していた。


「ああ、大丈夫。」


しかし蛍の体調は不思議と悪かった。


(何も悪い物を食べてないのに、なんだ? この気持ちの悪さは?)


蛍は不調の原因が分からなかった。


「お! 鎌倉幕府の屋敷が見えてきたぞ!」


蛍たちの前に鎌倉幕府の屋敷が現れた。


「お姉ちゃん! もうすぐ生き返れるよ!」

「そうだね! ありがとう! 生き返ったら姉妹仲良く暮らそうね!」


楓桜姉妹の麗しき姉妹愛。


「ねえ、遊ぼう。」


蛍たちの前に12,3才くらいの男の子がいきなり現れた。


「いいよ! 遊ぼう!」

「やったー! 遊ぼう!」


楓は快く遊ぶと言う。


「君のお父さんは鎌倉幕府に務ているのかな?」

「違うよ。」

「ふう。良かった。」


蛍たちは男の子が鎌倉幕府と無関係と思い安堵する。


「お父さんじゃなくて、お母さんが働いているんだ。・・・拙者の。」


男の子はニヤッと笑う。


「なに!?」

「拙者!? ・・・まさか!?」


蛍たちは男の子の拙者という言葉に敏感に反応した。


「そのまさか。拙者は鎌倉幕府の守護霊、源実朝。」


なんと男の子の正体は鎌倉幕府の3人目の守護霊であった。


「源実朝!?」

「源氏か!?」


蛍たちは一瞬で戦闘態勢になる。


「さあ、拙者と遊ぼう。」

「拙者3代目! 遊ぼう!」

「やめろ! クソガキ!」

「ええ~! 蛍ちゃんの意地悪!」

「やめなさい。楓。」


楓は源実朝との約束通り遊ぼうとしたが蛍や桜に止められた。


「拙者と遊ぼう。こないなら、こっちから行くよ。」


源実朝は刀を抜き、蛍たちに襲い掛かる。


「早い!?」


蛍の目の前に源実朝が現れる。


「遅いよ。お兄ちゃん。」

「うわあ!?」


源実朝の刀を間一髪、蛍光刀の鞘で受け止める。


「もっと遊ぼうよ。お兄ちゃん。」


源実朝は蛍に迫る。


「・・・。」


しかし蛍は刀が抜けなかった。


「どうした!? 男女!? 刀を抜いて応戦しろ!?」


築は蛍の様子がおかしいことに気づく。


「ぬ、抜けないんだ。蛍光刀が!?」


いったい蛍に何があったのか。


つづく。

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