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蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
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「源頼家!?」


鎌倉幕府の守護霊、源頼家が蛍たちの前に立ちはだかる。


「そうだ。拙者は源氏の源頼家だ。」

「なんだ? こいつのおぞましい殺気は? 源頼朝とは何かが違う?」

「蛍ちゃん! 怖いよ!」


楓も怯えるほどの殺気を蛍も感じていた。


「へっへっへ。拙者は父上とは違う。拙者は権力争いの末、幽閉され殺された。この世に生きる者を恨んで何が悪い!」


源頼家は牛丼を食べている蛍たちに襲い掛かる。


「恨みます! 呪い斬り!」

「ギャアアア!?」


祝勝会は終焉を迎えた。


「うちで暴れないで下さい!? 婿殿!? 外で戦ってください!?」

「家の心配ですか!?」

「あなたが死んだら、私は尼になります。」

「勝手に殺さないで下さい!?」


困った越後屋親子であった。


「蛍ちゃん! 安らかに眠れ!」

「お前もか!? クソガキ!?」


楓は無邪気な女の子。罪は無い。


「男女は当てにできない。俺たちでこの守護霊を倒そう。」

「そだね。体が冷えてきたよ。」

「アホは死ななきゃ治らない。アホ―。」

「できたなめ! 新商品のナメクジ先生の牛丼おにぎりなめ! これは売れるなめ!」

「私は応援してる! がんばれ! がんばれ!」


蛍の知り合いは困った連中しかいなかった。


「何人で来ようと同じ。拙者の恨みは晴れることは無い! 必殺! 恨み斬り!」

「燃えろ! 火の妖刀! 恨みなど燃やし尽くしてくれる!」


源頼家と築が刀と刀を交える。


「何!?」


築の人口の火の妖刀は、源頼家の刀にカキーンっとおられてしまった。


「妖刀? ただの油を流して火を着けているだけの普通の刀ではないか。」


源頼家は一瞬で築の刀の正体を見抜いていた。


「大道芸人!?」

「お、俺の刀が!?」


蛍も築を心配する。築は解説刀を折られ放心状態。


「よくも、よくも築をやったな!? 冷息!」


雪オカマは築がやられて源頼家に対して、とても怒っていた。


「こんな冷たい息が守護霊である拙者に効くか!」


源頼家は刀の風圧で冷たい息を振り払う。


「ダメか!?」

「任せるアホ―。」


アホガラスが空高く舞い上がる。


「死ね! 守護霊! 暗殺鴉!」


短刀を構え急降下して源頼家を襲う。


「ふん。」


源頼家はかわそうとも、刀で防ごうともしない。


「なに!?」


アホガラスは透き通った源頼家の体を通過した。


「まずはアホガラス1羽・・・仕留めた。」


源頼家は刀をアホガラスの胸に突き刺した。


つづく。

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