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蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
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「打倒! 鎌倉幕府!」


蛍は鎌倉幕府を目指す。


「蛍ちゃん! おっさん大丈夫かな?」

「大丈夫だよ。俺より強いんだから。」

「おっさん! 強い! おっさん! 強い!」


蛍は源頼朝と戦う平将門を信じて先に進むのであった。


「さあ! 祝勝会場に着いたわ!」


桜は祝勝会を諦めていなかった。


「え、越後屋!?」


祝勝会の会場は越後屋だった。


「婿殿。お帰りなさいませ。」

「あなた。おかえりなさい。」


越後屋と娘のあんが蛍たちを出迎える。


「頼んだ牛丼は!?」

「はい。こちらに。」


桜を先頭に大広間に通される蛍たち。


「おお!? 美味しそうな牛丼だ!」

「特上を用意させました。」


蛍たちは用意された牛丼の前に座る。


「あなたはこちらです。」

「あなた? あの・・・ゲッ!?」


蛍の牛丼だけ大盛りのデラックス盛りだった。


「私の愛の大きさを表現してみました。」

「さあ! 婿殿! 娘の愛を受け取ってください!」

「はあ!?」


蛍は自分が結婚済みの設定に気づく。


「蛍ちゃん! 結婚おめでとう!」

「違う! 俺は結婚していない!」

「またまた! 照れるな!」

「俺が愛しているのはおみつ姫だけだ!」


蛍の一言は祝勝会場を一瞬で静かにさせる。


「ひ、酷い!? 私という妻がいながら!? 他に女がいたなんて!?」

「俺はあんたのものじゃない!」

「婿殿!? 娘を泣かさないで下さい!?」

「だから結婚してないと言っている!」


蛍の弁解は、越後屋親子には届かない。


「蛍ちゃん!」

「なんだよ?」

「浮気者!」

「あああああああ!?」


蛍は楓にまで言われ、心の叫びが外に出る。


「蛍ちゃんが浮気者だから、お姉ちゃんまで泣いてるよ。」

「え?」


蛍と楓が桜を見ると、桜が泣いていた。


「う・・・う・・・私は幽霊だから牛丼が食べれない・・・あんまりだ!? 私が何をしたというの!? うえ~ん!?」

「楓、あれは俺のせいか?」

「さあ! 牛丼、食べよう!」

「無視するな! クソガキ!」


蛍の苦労は関係なく、蛍たちは牛丼をおいしく食べた。


「拙者も牛丼をもらおうか?」


そこに一人の武士が現れる。


「拙者!? まさか!?」


蛍は武士に尋ねる。


「拙者、源頼家と申す。鎌倉幕府の守護霊である。幕府の敵は拙者の敵。お命頂戴仕る。」


祝勝会場の雰囲気が源頼家の登場で急変した。


つづく。

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