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蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
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「夏の世の光!」

「膝砕き!」


蛍と源頼朝の戦いが始まった。両者、最初から必殺技の出し合いである。


「蛍ちゃん! がんばれ!」


楓は大好きな蛍の応援をする。


「祝勝会は牛丼屋でいいかしら?」


桜はもう勝った気でいる。


「デートしようよ。築。」

「ダメだ。大道芸の稽古がある。」


築と雪オカマはお付き合いが始まったみたいだ。


「世紀の大決戦! 蛍 VS 源頼朝! 今なら最前列の良い席が空いてるなめ!」


ナメクジ先生は商売を始めた。


「アホ―。アホ―。アホ―。」


アホガラスは木に止まり、アホガラスのフリをしてやり過ごしていた。


「拙者の刀を受け止めるとは・・・お主、いったい何者!?」

「ただの通りすがりの者です。」


蛍光刀の放つ光は、守護霊の源頼朝と戦える力が宿っていた。


「いつ蛍が光るか知っていますか?」

「夜ではないのか?」

「蛍は悲しい時に光るんですよ。」


蛍光刀は光を増して、周囲をパッと明るくする。


「刀の光が増しただと!?」


蛍の蛍光刀の光は、源頼朝の膝丸の霊気を上回っていた。


「くらえ! 夏の世の光!」

「ギャアアア!?」


蛍の必殺の一撃が守護霊の源頼朝を切り裂いた。


「蛍ちゃん! 勝った!」


楓は蛍の勝利に喜んだ。


「牛丼7人前お願いします! 汁は多めで!」


桜は祝勝会の注文をする。


「氷の彫刻です。」

「火の竜です。」


築と雪オカマは大道芸の練習中。


「儲かったなめ。」


ナメクジ先生はお金持ちになった。


「詠様がお喜びになる。アホ―。」


アホガラスは守護霊の魂が手に入り喜んでいた。


「・・・いや。まだだ!?」


嫌な予感のする蛍だけは戦闘態勢のままだった。


「まさか・・・まさか、拙者が負けるとは・・・。お主、ただの通りすがりの者ではないな。」


源頼朝は消えていなかった。自分が負けたことに驚き。そして蛍を強いと認めた。


「これでも蛍の擬人化した妖怪です。」

「おまえは平家蛍か?」

「平家蛍?」


源頼朝は蛍のことを平家蛍と尋ねる。


「まあ、いい。ここで拙者が殺すのだから。後の憂いはない。」


源頼朝はもう一本の刀を抜いた。


「源氏の名刀、髭切。今度は膝ではなく、おまえたちの顔面を砕き、切り裂く。」

「に、二刀流!?」


源頼朝は膝丸と髭切の2本を構えた。


「さらばだ。蛍の妖怪。源氏 奥義 髭剃り!」


源頼朝の必殺の一撃が蛍を襲う。


「どうしろという!? もうダメだ!?」

「蛍ちゃん! 危ない!」


さすがに蛍と楓も諦め目を閉じた。


「お主は!?」


源頼朝の刀を受け止める音がした。


「よう。もう諦めたのか? だからおまえは虫って言われるんだよ?」


そこに現れたのは平将門であった。


つづく。

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