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「小鳥丸。それが私の刀の名前だ。」
平将門は刀を蛍に見せる。
「よく覚えておけ。刀には意志がある。刀の意志と持ち主の意志が共鳴した時に刀の威力は何倍にもなる。」
「刀の威力が?」
蛍は平将門の言葉の意味を理解していなかった。
「はあ・・・虫には言っても分からないか。」
「すいません・・・。」
「蛍ちゃん! 頭悪い!」
「黙れ! クソガキ!」
蛍は楓にバカにされるのは許せない。
「私が手本を見せてやろう。」
平将門は刀を構える。
「この刀が小鳥丸と言われる由縁は、大鴉の羽からできているとされている。」
平将門は刀に気を集中する。
「はあ!!!」
平将門は刀に気を流し込む。
「な、なんだ!?」
「蛍ちゃん! 大きなカラスさんだ!」
蛍と楓の前に大鴉が現れる。
「これが刀と意志を通わせるという意味だ。刀に宿る者を呼び出すこともできる。」
「すごい!」
「オッサン! すごい!」
「まあな。」
楓に褒められ少し照れる平将門。
「今度はお前の番だ。蛍。刀と意志を通わせてみろ。」
「はい。」
蛍は自分の刀に気を集中する。
「んんん!?」
しかし蛍の刀の蛍光刀は何の反応もしない。
「蛍ちゃん! がんばれ!」
「んんん!?」
「蛍ちゃん! がんばれ!」
「うるさい! クソガキ!」
蛍は刀と意志の疎通ができないのでイライラして楓に当たり散らす。
「おい、子供に当たってどうする?」
「すいません・・・。」
「そんなじゃ、いつまで経っても刀と意志を通わせるのは無理だな。」
「そんな・・・。」
落ち込む蛍。
「蛍ちゃん! そんなに難しいの?」
「難しいよ。」
「蛍ちゃん! 楓にやらせて!」
「無理無理。子供にできるはずが・・・!?」
蛍は楓に刀を貸した。
「光った!? 光ったよ! 蛍ちゃん!」
「そんなバカな・・・。」
「やるな。お嬢ちゃん。」
蛍光刀はパッと神々しく周囲に光を放ちまくる。
「やったー! 蛍ちゃん! 楓、えらい?」
「えらい・・・俺は持ち主なのに楓に負けた・・・。」
「蛍ちゃんに褒められた! ワッハッハー!」
楓は大好きな蛍に褒められて嬉しかった。
「準備も整った所で、行こうか。鎌倉幕府を倒しに。」
「死者を生き返らせるために。」
「蛍ちゃん。お腹空いた。」
「・・・。」
緊張感の無い楓であった。いざ、守護霊3人との蛍の戦いが始まる。
つづく。




