表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
20/94

19

「小鳥丸。それが私の刀の名前だ。」


平将門は刀を蛍に見せる。


「よく覚えておけ。刀には意志がある。刀の意志と持ち主の意志が共鳴した時に刀の威力は何倍にもなる。」

「刀の威力が?」


蛍は平将門の言葉の意味を理解していなかった。


「はあ・・・虫には言っても分からないか。」

「すいません・・・。」

「蛍ちゃん! 頭悪い!」

「黙れ! クソガキ!」


蛍は楓にバカにされるのは許せない。


「私が手本を見せてやろう。」


平将門は刀を構える。


「この刀が小鳥丸と言われる由縁は、大鴉の羽からできているとされている。」


平将門は刀に気を集中する。


「はあ!!!」


平将門は刀に気を流し込む。


「な、なんだ!?」

「蛍ちゃん! 大きなカラスさんだ!」


蛍と楓の前に大鴉が現れる。


「これが刀と意志を通わせるという意味だ。刀に宿る者を呼び出すこともできる。」

「すごい!」

「オッサン! すごい!」

「まあな。」


楓に褒められ少し照れる平将門。


「今度はお前の番だ。蛍。刀と意志を通わせてみろ。」

「はい。」


蛍は自分の刀に気を集中する。


「んんん!?」


しかし蛍の刀の蛍光刀は何の反応もしない。


「蛍ちゃん! がんばれ!」

「んんん!?」

「蛍ちゃん! がんばれ!」

「うるさい! クソガキ!」


蛍は刀と意志の疎通ができないのでイライラして楓に当たり散らす。


「おい、子供に当たってどうする?」

「すいません・・・。」

「そんなじゃ、いつまで経っても刀と意志を通わせるのは無理だな。」

「そんな・・・。」


落ち込む蛍。


「蛍ちゃん! そんなに難しいの?」

「難しいよ。」

「蛍ちゃん! 楓にやらせて!」

「無理無理。子供にできるはずが・・・!?」


蛍は楓に刀を貸した。


「光った!? 光ったよ! 蛍ちゃん!」

「そんなバカな・・・。」

「やるな。お嬢ちゃん。」


蛍光刀はパッと神々しく周囲に光を放ちまくる。


「やったー! 蛍ちゃん! 楓、えらい?」

「えらい・・・俺は持ち主なのに楓に負けた・・・。」

「蛍ちゃんに褒められた! ワッハッハー!」


楓は大好きな蛍に褒められて嬉しかった。


「準備も整った所で、行こうか。鎌倉幕府を倒しに。」

「死者を生き返らせるために。」

「蛍ちゃん。お腹空いた。」

「・・・。」


緊張感の無い楓であった。いざ、守護霊3人との蛍の戦いが始まる。


つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ