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ハイファンタジー・オンライン  作者: さんぜん円ねこ
幻の島、アヴァロン
2510/2528

- C 1355話 農民プレイの、3 -

 PKクランにもノルマがある。

 集団を維持するためのシステム的恩恵について、(運営ルールに則って)忠実に従う義理が無いと言えばその通りなんだけど。ノラの集まりと、システム的に保護されているのとでは――浸かる水の体感が違うって話だ。

 冷水がある。

 ノラの場合だと刺すような痛みが伴う中で。

 システム恩恵がある場合だと、刺す痛みが和らぐというのがある。

 慣れた者から、今のPKクランが存在する。

 対人戦におけるステータス、レッドネーム・システム。

 PKKも退かせた強者が名乗れる境地。


 これ、デイリークエスト消化でも辛うじて首皮一枚で維持できるようになってる。

 気分で1日くらいは別のことがしたいなって時があって。

 四六時中、喧嘩上等ってプレイヤーも少ない。

 場合によっては出張とか、期末テストのせいでIN出来ない時がある。

 そうした不可抗力への処置として。

 生まれたとされる。




 PKも楽じゃないっぽい。



 あとは其処までしてPKの頂を守りたいかってのは正直なトコだろう。

 ランキング上位のクランには『ステータス補正』ってのが約束される。

 狩られず、返り討ちの記録を打ち立てれば、全ステータス最大20%のアップが約束されている。

 ただし条件がある。

 悪名と名声の差1割未満の相手のみがカウントされる。

 不正防止目的で。

 PKの特質上、勝てる相手に容赦なし。

 明白だ。

 この数でステ・アップは理不尽だ。

 誰も手が出せなくなる。


 そこで。


 実力相当のPKKプレイヤーとだけに成立すれば。

 双方でグルの場合は、まあ。

 ()()()()()()ってのがすっ飛んできて、システム介入で。

 まあ、垢BANされるだけの話だ。

 AIの監視から逃れるのは不可能だって話。




 さて。

 装甲車を半包囲してた一角、金属が圧し潰されるような音で戦端が開かれた。

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