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ハイファンタジー・オンライン  作者: さんぜん円ねこ
陽炎戦記
1609/2524

- C 484話 陽炎の帝国 3 -

 海底にあるのは“超大陸”の痕跡。

 古代の技術を用いてドーム状の都市国家が築かれてある。

 これが、南洋王国の都だ。

 帝都とされる“宮”は、人工島“倭島やまと”よりさらに東。

 ミッドウェー島付近の海域にあった。


 とはいっても、ミッドウェー島だって今では海に没した状態なので。

 痕跡は旧海図にしか存在しない。

 幻の島扱いだ。


 いや。

 ここまで何もない海に繰り出す船乗りもいないし。

 ここら辺の魚が良質だからとしても、漁師たちは船を出すことは無い。

 だって...迷子になるから。



 ああ。

 科学的に言おう!

 コンパスがくるくる回って、自分の位置が掴みにくくなるからだ。

 じゃ、原始的な方法を使おうってなる。


 そう、星を見る。

 六分儀などで太陽の高さで、位置を探る方法もある。

 けども、だ。


 地上にある“迷いの森”は知らないだろうか。

 ひとたび足を踏み込むと、決して逃れることが出来ない()のことを指す。

 原因は土地に棲みつく妖精たちや、魔女のせいだとする声もあるけど。

 魔法の痕跡が検出されてる。

 あれは、神殿という何者かによる()()だってはなし。


 ミッドウェー島付近の海も。

 まあ、広範囲なんだけど。

 そこも結界によって“迷いの森”化してた。

 東洋王国にだけ存在するという超高高空の“竜の巣”からの目で、安全な航海が出来るのだという。



 ん?


 ああ、人工衛星だねえ...それ。



 ボクたちの軍艦ふねは、今...えっと、ここどこだ。

 モモ提督に枕のような担がれ方をされて運ばれてる。

「南極海を北上してタスマン海を目指していると、艦内放送があったようだけど」

 だから眠たくてそれどころじゃなく、聞きかじった或いは目で見えても、単純なものしか考えられない状態で――...っ、ボク徹夜明けで」

 何をしていたのか。

 端的に言うと、多目的ゴーレム装甲車バギーの製造だ。

 8輪式にして前後に4輪づつ分けてみた。

 仮に不慮の事故で、1ないし2対が欠落しても車体にある荷重が分散するようにした...

 というもんで。


 いや、エサちゃんが回転する銃座で遊べるように...だが。

 いあ、マジで眠い。


「ほうほう。...そいつは全天候型か?」


「あ、うん。折り畳んだ脚もあって、踏破不能地帯も難なく移動できるように...」

 ボクは寝た。

 爆睡というか、いやあ爆睡だ。

 だって記憶ないもん。


 格納庫にある隠し部屋の個人工房からブリッジへ。

 体よく迷子になってて。



 むにゃ....

「やわけぇ」

 ボクの左手がモチモチとした、低反発なモノを揉んでた。

 甘い声が漏れ聞こえる。

「おはよう、マルちゃん」

 ピンクのスライムまみれのハナ姉がいた。

 おお、ナニコレ???


「ヨネがね、掛布団代わりに」

 おいおい妹キャラを酷使し過ぎだろ、姉上どのぉー

 いや、まてまて...

 ヨネの方から

「この、まさか大量のネバネバが...ヨネちゃ、ん?!」


「んにゃ、冷感掛布団になってくれないかなあって提案したんだけど、あっさり断られちゃって...実験用に培養されてた刺激的なスライムを被ったってわけよ」

 はは~ん

 よくもそんな危ないことができたもんだ。


 刺激的ってことは、だ。

 スタン系のスキル持ちとか...

 アシッド系、ポイズン系のとか、あとは...

「ま、気持ちよかったけど。いいもん見れたから些細なことは、全部、忘れてもいいわ」

 ()()()()

 何の話だと思ってら、だ。

 ハナ姉がマッパなのだとすれば...

 当然、ボクも同じベッドで寝たんだから、ま。



 あああああ~

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