↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
95/96

第九十五話 合流 ♡

微エロ


 クエルとケインを広間に残し、セリカは部屋を出た。


 すると、通路から複数の足音が近づいてくる。


「セリカ様!」


 現れたのは、ガーランド家に仕える六人の女性執事たちであった。


 彼女たちは、魔人ローヴェルの部下であるアルゴとツィーレンという二人組を相手にしていたはず。


 セリカは女性執事たちを順繰じゅんぐりに見やる。


 皆、着ている執事服が切り裂かれ、黒い色のせいで目立たないが血がこびりついていた。


 アルゴとツィーレンから受けた傷であることは明白である。


「お前たち、傷を負ったのか」


「かすり傷です」


 事実、既に出血は止まっており傷も塞がっていた。


「では報告をしろ、魔人の二人組はどうした?」


 彼女たちはセリカが選んで連れてきた精鋭である。


 魔人相手でも後れを取る事はない。


「はっ! アルゴとツィーレンと名乗った魔人ですが、共にシルフィード様によって消滅させられました」


 セリカの問いに、女性執事のひとりが緊張気味に答える。


「なに? どういう事だ?」


「我々がクエル様を侮辱した魔人共と戦闘していたところ、シルフィード様が乱入して来まして……」


「シルフィード様を襲おうとした魔人共を一撃の下、葬り去って行かれました」


「そうか、よほどクエル様の事が心配だったのだろう」


 報告を聞いたセリカは目を細め呟いた。


 おそらくクエルの元へ駆けつけるケインが、邪魔だとばかりに切り捨てて行ったのだ。


 魔族と比べて格下とはいえ、人間からしたら脅威の存在である魔人。


 その魔人を歯牙にもかけないとは……。


 セリカが思索しさくしていると、再び通路から足音が聞こえてきた。


 女性執事たちが直ぐに周囲を警戒する。


「あっ、フウ殿、セリカ殿たちですよ」


「やれやれ、ようやく追いついたぜ」


 現れたのは地下のダンジョンコアを破壊しに行っていたミレーヌとフウであった。


「ソレイユ様、ご無事で何よりでございます」


「セリカ殿よかった、無事に合流できたわ」


「あれ? 坊やは何処どこだ? それに嬢ちゃんは?」


 フウが見当たらないクエルとケインを探して、周囲を見回す。


「クエル様は、部屋の中でシルフィード様に治療してもらっている」


「えっ? 治療って……」


 一瞬クエルが怪我をしたのかと思ったミレーヌであったが、直ぐになにをしているのか思い至った。


 それを確認するためにミレーヌは、扉の前で聞き耳を立てる。


 部屋の中から、クエルのなまめかしい声が聞こえてきた。


 その声を聞き、ミレーヌは顔を真っ赤にする。


 その様子を呆れた顔でフウは眺めていた。


「ったく、なにやってんだか」


「では、お互い何があったか情報交換といこうか」


 扉の前で盗み聞きしているミレーヌを他所に、セリカとフウはお互い何があったのかを話し始めた。



「ケイン……わたし……身体が……熱くて……動悸も治まらないの……」


「身体が……どんどん熱くなって……ケイン、わたしの服を脱がせて……」


「ああ……ケイン……はぁ……はぁ……」


「ほら……ケインも、そんな鎧脱いで」


「大丈夫……セリカが結界を張ったので、誰も来ませんから……」


「わぁ……こんなに汗にまみれて、わたしの事を心配して来てくれたのですね」


「あうぅん……素敵な匂い……あはぁぁ」


「ちゅぱ……くちゅ……むふぅん……ちゅぷ……くちゃ……れろぉ……」


「ふふ……ケインのココ……凄いコトになってる……」


「ふちゅ……ぺちゃ……ぐちゅ……」


「興奮してるの……嬉しい……」


「はぁ……ふぅ……お互い気持ちよくなりましょ」


「あんっ……イイですよ……もっと遠慮なく胸を揉んで……」


「あ……ふぅ、はぁ、はぁ……ふんん……っ」


「それ好き……吸われるの……気持ちいい……」


「はぁぁっ……く……ふぅぅ……ふぅっ……」


「ねぇ……もっとわたしを愉しませてください……」


「さ……早く……遠慮しないでぇ」


「そこ……んっ……くっふぅぅ……っ」


「ヒッ……あぁぁっ……あおぉ……」


「しゅごっ……このかんかくぅ……ひじゃじぶりぃ……」


「きもひぃぃ……イぃよおぉぉっ……」


「ケイン、お願ぁい……キスっ……きしゅしてぇ……」


「ちゅぅぅっっ……くちゅ……はむ……ちゅぷぅぅ……っ」


「あはぁっ……きもひよすぎて……きゃらだ……とろけちゃいそぉ……」


「あぁっ……ナカで熱くなってるのわかるぅ……っ」


「奥っ……もっどおぐぅっ……えぐってぇ……」


「はひゃあぁ……腰っ腰がっ……止まんないっ」


「イ……イよぉっ……もっとぉっ……腰使ってぇ……あぁっ……ひィ……そこぉ」


「コレ……すご……たまらない……」


「んおぉっ……奥ぅっ……掻きまわされてりゅう……おぉおぉんっ……」


「あははっ……ナカでびくびくしてるぅ……大きくなってるぅ……」


「いいれすよぉっ……だしてっ……だひてっ……らひてええぇっ」


「あっあっああぁぁっ……熱っううぅい……ナカがっナカがぁっ」


「イぐっ……イッてる……イッぐうぅっ……」


「あぁ~~っ……熱っ……くて……美味ひぃぃ……」


「そんらに良かっひゃれすか……旦那ひゃまぁ……」


「もっとぉ……まだ出来るでしょぉ……」


「この身体の疼きを鎮めるまでぇ……いっぱいしてくだしゃい……」



 しばらくした後。


 部屋の扉が開かれ、皆の前にクエルが姿を現した。


 汗で肌を輝かせたクエルは妖艶な事この上ない。


 頬は艶を増し、クエルの顔には二度三度と頂上をきわめた至福の輝きがあった。


 乱れた薄紫色の髪を手で整えながら、クエルはフウたちに近づく。


「待たせたみたいね」


「やっと出て来たか、まったくいつまで待たせ……って、臭っせ!」


 フウは顔をしかめると、獣の鼻を摘まみクエルから距離を取る。


「人を見るなり臭いって、失礼ねっ!」


「っんなこと言ったって、雄と雌の混ざり合った匂いが……」


「何よ、わたしとケインの匂いが臭いって言うのっ!」


「獣人のわたしにはキツイんだよ……って、近づくな」


「クエルもフウ殿も、何してるのよ」


 クエルとフウの言い争いを、ミレーヌが呆れた顔で見ていると、扉からケインが現れた。


「あっ、ケイン殿……って、うわ!?」


 現れたケインを見て、ミレーヌは思わず驚きの声を上げた。


 以前、ミレーヌは冗談でクエルのことをサキュバスと言った事がある。


 だがそれは、間違っていなかったのではないかと思う。


 頬がこけ、ケインは精気を搾り取られた顔をしていた。


 驚きで固まっているミレーヌに代わり、セリカがケインに声をかける。


「シルフィード様、クエルお嬢様のお相手お疲れ様でした。 ギガポーションでございます。 これで精気を回復してくださいませ」


「セリカさん……すみません、いただきます」


 セリカからギガポーションを受け取ると、ケインは緑色の液体を一気に飲み込む。


 ギガポーションを飲み干し一息ついていると、涙目のクエルがケインに近づいて来た。


「あ~ん、ケイン、フウったら酷いのよ、わたしとケインの事を臭いって言うの」


「しょうがねえだろ、獣人の鼻は敏感なんだよ」


「ちょっと待ってね、『清掃クリーン』『消臭デオドランド』」


 ケインが手をかざすと、クエルの身体を淡い光が包み込む。


 しばらくすると、クエルを覆っていた光が消えた。


「はい、これで綺麗になったよ」


 クエルの身体や着ていた服は清潔感あるモノへとなっている。


 フウがクエルに向かって獣の鼻をヒクヒクとさせた。


「おっ、本当だ、臭いが消えた」


「あん、ケインの匂い良かったのに……」


 クエルは両腕で胸を抱くと、身体をくねらせる。


 通路にクエルの身に付けたアクセサリーのジャラジャラという音が響き渡った。


お読み頂き、ありがとうございます。


この作品を「面白い」「続きが気になる」と思っていただけたなら


ブックマーク登録と下にある★★★★★をポチッと押していただけるとありがたいです。


感想やレビューも是非お寄せください! 皆様からの応援をお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。