第十章 「どこにも居ない」
朝起きてすぐ、ルーティは一人で宿を飛び出した。
昨日、那由多の三人と過ごした時間をたどる。
コスモスの花畑を経由して門前町へ行き、訪れたことのあるお店を一通り巡る。
しかし、となりを歩くリアは、口を堅く結んだまま。これは彼女が拗ねている顔だ。
困ったルーティは、あたりを見回す。門前町の奥に、大鳥居が立っているのが見えた。
――あそこは今日行く予定だった。それなら……
(今度は、あの神社に行ってみようか)
(あそこって、お姉ちゃんはまだ行ってない?)
うなずくと、リアの顔がぱっと明るくなった。
(じゃあ、行く!)
機嫌を回復できたみたいだ。しっかり寄り添わないと、リアがいなくなってしまう。
ルーティは胸を撫で下ろして、鳥居に向かって歩き出した。
(おっきな入口! すごく大きな人でも入れるね!)
リアが大鳥居の真下に走り寄り、こちらに向かって手を振る。
(お姉ちゃん! はやく!)
目の前にそびえる鳥居を仰ぎ見る。甲斐の聖杯の中で見た光景が脳裏をよぎる。
夜明け前の深い闇。暗闇へといざなうように手招きする梨夏。そして、鎧武者のイドラ。
(お姉ちゃん?)
手をにぎられていた。リアが心配そうに顔を覗きこむ。
(ご、ごめんね。ちょっとぼうっとしてた)
(もう、しっかりしてよ。今日はリアがお姉ちゃんをひとりじめするんだから!)
――ここは、あの神社と関係ない……
「私の家は、神社なの」
昨日の甲斐との会話で、彼女はこう話し、神社がどういう場所なのかを説明してもらった。
聖杯の中で見たあの光景は、甲斐にとってどんな意味を持つのだろう。それが気になってしまうが、今はリアとの時間が優先だ。
(行こう)
(うん♪)
ルーティの手をにぎったまま、リアがぐいぐいと引っ張って先へ進む。
鳥居をくぐった先は、両側からせり出した樹木のアーチで囲われていた。
上から降り注ぐ陽の光が木々の枝葉で複雑に切り取られ、玉砂利をきらきらと照らしている。木漏れ日の飛び石をたどるように参道を進む。清澄な空気の中を歩くのはとても清々しい。
手水場で身を清めたあと、少し歩くと社殿を目の当たりにした。
荘厳な雰囲気に畏れを感じた。勇気を出して拝殿に臨む。甲斐に習ったお参りの手順を行い、感謝と祈りを捧げた。となりでルーティの真似をしてお参りを終えたリアが言った。
(世界には、いろんなお祈りがあるんだね)
リアの言うとおり、那由多の三人が暮らす、この国の文化を知ることができた。
他にも興味を惹かれるものはないか、と境内を散策する。社務所と呼ばれる場所で、リアが声を上げる。
(何を振っているのかな?)
参拝客が筒を振っている。じゃらじゃらと音をさせたあと、筒から棒を振りだした。
(あれは、おみくじ。あの棒に記された番号と同じ紙をもらうの。自分の運勢と神様のお告げが書いてあるんだって)
(ふーん。でも、ここの言葉で書いてあるんだよね? それならあたしはいいや)
――わたしは、やってみようかな……
言葉も理解できると思う。財布から、残り少なくなったここの通貨を支払った。
筒を控えめに振る。底面の小さな孔からすぐに棒が飛び出した。そこに記された番号を確認して、対応する棚からおみくじを一枚引き抜く。
運勢は、小吉。その下にいろんな項目に分かれて、短い文章でお告げが書かれている。願い事、待ち人、学問、恋愛……そのうち一つに目が留まった。
――失物……
なくしたもの。今のルーティに一番響く言葉だった。それを読み上げる。
「奥にある はなせ」
どういう意味なのだろうか。おみくじはいろんな解釈が可能らしい。詳しく知りたければ那由多の三人を頼るしかない。
(わあ、むずかしそう)リアが覗き込んできた。(どうだったの?)
(運勢はいまいち。お告げの方は……わたしにもよくわからなかったよ)
(残念だったね)リアは、参道の方を向く。興味が別のものに移ったようだ。(それじゃあ、ここは終わりね! 次の場所に行こう?)
リアは、ルーティの手をかたくにぎる。
(お姉ちゃん、今度はあっち!)
昨日の思い出から遠のくように、門前町や宿とは反対方向へ歩きつづける。
神社を発ってから一時間ほど、山間の道をあてもなく歩いていた。
運動が苦手なルーティの体力はほとんど残っていない。もうへとへとで動きたくなかったが、そうはいかなかった。
置いてけぼりにしてしまったリアへの贖罪のため、現実のあれこれを意識から追い出し、幼いリアとの時間に集中して、心のすべてを彼女にあけわたす。
このままどこまでも、彼女とこの道を行く。
そうしなければ、リアはいなくなってしまうのだからしょうがない。
長い登り道がつづく。
リアは、ときおりルーティの方を向いてにこにこと微笑みながら昔の思い出を語る。しかし、ルーティは疲労で思うように会話することができなかった。
――がんばらなきゃいけない。けど……
道の先に煉瓦造りの小さなお店が見えてきた。
(リア、ごめんね。あそこで、少し休ませて……)
(お姉ちゃん、疲れちゃったの? いいよ。休憩しよ)
そこは、峠にぽつんと建つ喫茶店だった。
暮れゆく西日に照らされて、眼下の紅葉がさらに紅く燃えるように輝いている。テラス席はその景色を一望できる特等席だ。
注文した紅茶が届く。ひと口すすると芳しい香りに満たされた。少しだけ疲れを忘れる。
「かわいい!」「すっご~い!」
少し離れたテーブルで、ルーティと同い年くらいの二人の少女がはしゃいでいた。
運ばれてきたパンケーキを写真におさめ、ナイフとフォークでかちゃかちゃとクリームと果実でできた山を崩しはじめる。
「ふかふかであまあまだ~」
「あっ! 見て見て!」
「えっ? なに?」
「あたしじゃなくて、景色」
「わぁ~こっちもすごいね……」
「あぁっ! ちょっ、ちょっと――」
「えっ! えっ? 今度はなに?」
「フォーク! 垂れてるっ!」
景色に見惚れていたからだろうか。おっとりした少女のフォークの先にあるパンケーキから、とけたバターとハチミツが滴り、袖に落ちた。
「わわっ」そう言いながら、パンケーキをあわてて口に運ぶ。口いっぱいのまま、彼女は「ふぃあわしぇ~」と漏らした。
「早くふかないと!」
「はっ!」夢から覚めたような顔で、自分の袖をつまむ。「あちゃ~」
「ふふっ」ウェットティッシュを取り出しながら、もう一人の少女が無垢な笑顔で言った。
「食いしん坊じゃん、ウケる!」
「だって~ ここの、すっごく楽しみにしてたんだもん」
「そんなに甘いもの好きだったんだ。はじめて知ったよ」
「好きだよ~ わたしのオススメは~」
「なになに? 教えて――」
――はじめて知った……
ルーティは、向かいの席に座っているリアに視線を移した。
――目の前のリアとだって、あんなふうに会話はできる。それでわたしの心は安心する。でも、それだけで本当にいいんだろうか?
――彼女は本物じゃない。きっと……わたしの妄想。
きれいな景色だったり、おいしい食べ物だったり、このリアとともに、新たな場所で新たな体験を共有しても、それはルーティが想像したリアの反応で、彼女自身の反応ではない。
その人の新たな一面を知ることは、本当に貴重なことなのだ。
昨日は、那由多の三人のことをたくさん知れた。
キャメロットのみんなは付き合いが長くて、すでにいろんなことを知っている。それでも、これからもっと新しい彼女たちと出会うはずだ。
しかし、リアだけは新たに知ることができない。
成長した姿を見ることができない。新たな言葉をもらえない。彼女にふれることができない。
目の前の幼いリアに違和感を覚えた。しかし、彼女がいなくて良いなんて思えない。
(お、お姉ちゃん……?)
リアが慌てて身を乗り出す。ルーティの頬を何かがくすぐった。涙だ。
(リア、助けて……)
(どうしたの……? なんで泣いているの?)
(あなたと、どうやって一緒にいればいいんだろう?)
(どうやって、って……? あたしは、こうしていっしょに居られるだけで充分だよ? )
涙が、はらはらと流れ落ちる。
(わからない……どうしたら……)
幼いリアが顔をしかめる。彼女の方も、今にも泣き出してしまいそうだ。
(病気のせいで、入院とか検査とか、お姉ちゃんと離ればなれになるのが嫌だったし、お姉ちゃんがアイドルになるために、寮を卒業しちゃったことも寂しくて悲しかった。
でも、これからはずっといっしょに居られる。だから、あたしは今、すっごく幸せだよ? お姉ちゃんも幸せでしょ? あのときと同じだよ? どうして悲しくなるの?)
(……ごめんね、リア。わたしにも、わからないんだよ……)
涙はとまってくれない。
(うつむかないで、お姉ちゃん。こっちを向いてよ……)
向こうのテーブルから声が上がる。あのスイーツ好きの少女が席を立った。
「明日はどこに行こっか~?」
「えーっと、そうだなぁ」
もう一人の少女も伝票を持って立ち上がり、二人並んで店の出口へ向かう。テラス席にルーティ以外誰もいなくなった。
(失礼。ちょっと割り込ませてもらうぞ)
リアの声と口調が変わった。それは理解できる。しかし、反応することができない。
――空港で、わたしの聖杯に語りかけてきた、あの声……
(……そうか。ひとりごとは好きじゃないから、少し制限を外そう)ぱちん、と指が鳴らされる。(これで認識できるはず。でも、今だけ。この話が終われば、また忘れる)
ルーティは顔を上げる。目の前には、黒づくめのスーツ姿の女性がいた。テーブルに肘をついて、こちらをじっと見つめている。
――彼女が、ヴィヴィアン・サーペンドだったんだ。
いつのまにか涙が引いていた。ルーティは、警戒しながら慎重に応えた。
(……何の用ですか?)
(ちょっと話をしておきたいことがあってね)
(話……?)
(お前は、大切な人を喪った。それはさっきまでここに居た少女)
(え、ええ。わたしの妹、リアです)
(でも、喪ったことを受け容れられていない。そうでしょ?)
(たぶん、そう……なんだと思います)
(私も喪った。家族ではないけど――)
(初恋の人……?)
(あら、知っていたの?)ヴィヴィアンがじっとルーティの瞳を覗き込む。(あぁ、そうなの。甲斐から『リベンジ』のことを共有されているのね)
――記憶を読まれた……? 彼女の聖杯連結力は尋常じゃないってことだ……。
(私が白のアイドル候補生だった頃、彼は新人プロデューサーだった)
まるで、目の前にその彼がいるかのように頬を赤く染め、目を潤ませている。
(根暗で消極的だった私にも気さくに話しかけてくれて、真剣に話も聴いてくれる。優しくて頼りがいのある兄のような人。正式にアイドルになったら……勇気を出して告白して、彼を独り占めしたい。そう思っていた)
恋する少女のような顔が、一転して、しかめっ面に変わる。
(そんな彼が……奪われていた。ダサい、暗い、花がないって、何度も何度も……なんどもなんども! 私を蔑んで見下して、いい気になっていた先輩に!!)
(奪われた……?)
(候補生の私たちも参加することになった大規模ライブで、彼のチームをサポートすることになって……そのとき、彼が、あいつのことを愛しているって……)
彼女の顔がまた変化する。今度は怒りだろうか。ぎりぎりと歯をきしらせながら震えている。
(大切な人の心が、あんな奴に奪われていた。驚きと怒りで動けずにいたら、横合いからイドラに襲われて…………でも、私は無事だった。なぜだかわかる?)
(もしかして、そのプロデューサーが――)
(そう、突然横から突き飛ばされたのよ。起き上がろうと顔を上げたときにはもう、彼がイドラに呑みこまれていた。その不定形のイドラは、咀嚼するように蠢いて、彼をはき出したわ)
イドラは、アイドル以外のヒトに対して、聖杯に溜まっている無色透明のアドミレーションを吸収し、自分の糧にしたあと、自身の黒いアドミレーションでそのヒトの聖杯を侵す。
(彼の身体に、たくさんのまだら模様が浮かび上がった……とても苦しんでいた。そんな彼が、最後に……あいつへの愛の言葉を遺したの…………)
ヴィヴィアンが声を引きつらせてつづける。
(彼の心と身体は、あいつとイドラに奪われた。彼の最後の言葉が呪いとなった。私は、これまでもこれからも苦しいだけ。どうして、なんで、私ばかり……こんな不公平は許されない!)
きっと、その当時もこんなふうに心を震わせていたのだろう。ヴィヴィアンの語りは、真に迫っていた。やがて、その熱が冷めたのか、軽い口調でおどけるように言った。
(聖杯能力に乏しかった私は、このとき力に目覚めたの)
ヴィヴィアンが口を開ける。空洞から紅い舌が伸びあがり、唇をちろっと舐める。
(私のパラノイアスキル『ダイアログ』。すべてのイドラと例外なく会話できるこの力で、彼の身体を奪ったイドラを服従させ、心を奪ったあいつにけしかけた)
(そんな……同じアイドルなのに……)
(あいつが、イドラ化で苦しむ姿……)目を剥いて、彼女がにんまりと笑う。(あんなに刺激的で愉快で興奮したことは、後にも先にもないよ!)
ヴィヴィアンの激情を目の当たりにして、何も言えず押し黙っていると、彼女は、再び冷めた口調に戻ってつづけた。
(何が言いたいかというと……大切な人を喪った悲しみは、そうやって乗り越えるしかないってことだ。だから、お前もそうするべきなんだ。理不尽に奪われる苦しみが誰かに偏るから、この世から悲劇がなくならない)
彼女の狂気にあてられて言いようのない恐怖を覚えるが、無抵抗でいられるほど、ルーティは折れていなかった。
(でも、誰かに復讐だなんて……そんなことできない。それに、リアは病気で死んでしまったんだから、病気に対して何かができるわけがない)
(空港のときは那由多が悪いって、襲撃しただろう? キャメロットの三人に対しても怒りを覚えていたはずだ)
(それは……そう、なんだけど……でも、あのときはそう考えないとどうにもならなくて……)
(それでいいんだ。自分を苦しめるものは排除しないと)
(もう……空港のときみたいなことはできない。みんなはわたしを苦しめているわけじゃない)
(お前が苦しんでいるなら、それで十分な理由だと思うが――)
(できない)はっきりと首を振る。
(じゃあ、病気は? リアの病気に対する復讐なら?)
(え?)
(病気にかかったことが理不尽じゃないか? 病気なった原因は? 何がきっかけだ?)
(それは……わかっていません)
(そういうよくわからない病気になるのは、本当に公平なのか? 偏っていると思わない?)
(それじゃあ、何に対して復讐するんですか?)
(世界とか……神様とか?)
(なにを……言っているの?)
飛躍しすぎている。会話しているのに、何も伝えられないし、何も伝わってこない。
ヴィヴィアンが席を立ち、ルーティの右隣りへやってきた。暮れなずむ夕日を黒づくめの彼女が遮る。その影に包まれた。
耳の近くで彼女がささやく。ぞろり、と甘く優しい声が侵入してきた。
(私といっしょに復讐しよう。やり遂げれば、マリアから――)
テーブルに乗せていた左手が強くにぎられた。思わずそちらを向く。
ちっ――
舌打ちのような音とともに、右隣りに感じていた気配が消えた。誰がそこにいたのか思い出せなかったが、ものすごく怖かったことだけ、この身に刻まれている。
肩で息をしながら、まっすぐルーティを見つめているのは、甲斐だった。
「大丈夫、だった?」ルーティの手を固くにぎる。「すごく、思いつめた顔をしてたよ」
「……どうして、ここに?」
「ずっと探していて……ようやく、見つけた」甲斐は息を整えてつづける。「帰ろう。伊奈も環さんも心配している」
「リアが、また現れたの」
甲斐がしっかりとうなずく。
「妹が拗ねていたの。昨日、わたしが甲斐たちとたくさんの時間を過ごしたから。だから、今日はあたしの番だって……」
寡黙な彼女のまっすぐな瞳に見守られていた。受け容れてもらえている。そう確信できた。
「そうしないと、いなくなるからって言われて……そんなの嫌だから、今日一日彼女といっしょにいることにしたの。だけど……」
「言いづらい?」
首を横に振る。甲斐になら話せる。そう思った。
「大切でいなくなってほしくない。彼女といっしょにいたい。でも……わたしは生きていて、リアは死んでいて……彼女は、きっとわたしの妄想で……もうこれ以上リアの新たな一面を知ることができないって、そう思ったら……悲しくて、リアといる時間がとてもつらかった」
消え入りそうな声で、そうつぶやいてうつむく。突然、抱きしめられた。
「そんなに悩んでいたんだね。苦しかったね」
「うん」鼻がツンとする感覚を伴って、また涙が込み上げてきた。
「一人で、答えにたどり着けないなら、みんなで相談してみよう。どうしたらこの苦しみから解放されるのか、いっしょに考えてみよう」
「……うん。そうしたい」
「リアさんのこと、教えて?」
甲斐の聖杯とつながったときは、はなしてしまうと、リアがいなくなると本気で考えていた。でも、このままでは、自分の心もおかしくなって、リアもろともいなくなってしまう。そうなるくらいなら、はなした方がいい。
甲斐の瞳を見つめて、ゆっくりうなずいた。
「帰ろう」甲斐がルーティの左手を取り、立ち上がらせた。「いい方法がきっと見つかる」
(うそだよ。お姉ちゃん。リアのことをはなしたら、どうなるかわかってるでしょ?)
背後から冷ややかな声が聞こえてきた。びくり、と肩が震える。
「リアが、うしろに……」
甲斐が、ルーティをかばうように再び抱きしめる。
「彼女に伝えて」甲斐が耳もとでつぶやき、ルーティの背後に向かって言葉を放つ。「少しだけルーティを借りるから。あなたと正しく向き合うために準備してくるよ」
【登場人物紹介】
■アヴァロン・プロダクション
〈キャメロット〉
ルーティ・ブルーム
[青色/杖/魔法使い/ランク3rd]
十八歳。主人公。情報処理能力を高めて、戦術を立案する。
■ISCI(国際対イドラ現象機関)
〈那由多〉
成田 甲斐
[臙脂色/和弓/長弓兵/ランク2nd]
十八歳。遠距離攻撃を絡めとり、自身の攻撃手段に変える。
■ノヴム・オルガヌム
ヴィヴィアン・サーペンド
[黒い青色/宝珠/ゲームマスター/位階第三位]
二十四歳。イドラと会話して、意のままに操ることができる。
■その他
リア・ブルーム
ルーティの義理の妹。児童養護施設「ブルーム寮」で暮らす。




