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レクイエムはまだ捧げない  作者: コラソン


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ゲンサン、決戦ネタバレの前に老人


無事ゲンサン宅に到着した

大志と玲二。


中に入ると、

「もー、山に持っていく荷物でギターってなんなんだよ」

と直人がこぼしていた。


シェイクを渡すと、1口すすり

鍵を直人がはいっ、と大志に渡すと

「旨!あー、そうそう!山にギター持ってこいってさ、大志んちの鍵、預かっただろ?」


大志が鍵を受けとりながら

「ギターあってナンボだったから

助かった。ありがとう」


高瀬に至っては

「俺なんて大志の家から小型アンプもちだして」

シェイクの袋をガサガサしながら言っている。


「行き帰りだもんなぁ、まぁ…

直人の車なら楽勝か。」森田が呟く。


ランドローバー DEFENDER 110

直人の愛車だ。金持の車が羨ましい。


玲二だけ、キョトンとしているけど

放っておこう。

皆、玲二を愛してるから大丈夫だ。


「ワシ、シェイク初めて」

と言いながらゲンサンはシェイクの

ストローに口をつけた。


出ない。


察した森田が

「もっと強く吸わないとシェイク出ないよ」

と言ったから、

ゲンサン、がんばる。

で、「ウエッホぅ」と変にむせた。


たまらず「これ。使えよ」と

森田がキッチンから、大きめのスプーンを持ってきた。


皆初めて見た。

「シェイクにスプーンって…」


この日からゲンサンは

シェイクを、溶けたアイスと認識した。


「ゲンサン、喉痛めてるのに大丈夫かぁ?」


「ケホッ。大丈夫。冷たくて美味しいからの」


「マジで病院行けよ!ったく何回行ってもいかねぇな!」


森田とゲンサンの会話を聞いていた玲二が

孫とそのお爺さんみたいだね、と大志の耳元で囁いた。


大志も「だろ?森田とゲンサンってもう身内にしか見えない。」と笑った。


「あっ!俺ゲンサンの山の決戦の時

の作戦、詳しく聞きたいんだよ!前半戦いなかったから、俺と高瀬。」

なんて直人がゲンサンを急かした。


「じゃあワシの作戦の話をしようかの。」

ゲンサンはにっこりした。


俺達はちょっっとだけ

ワクワクした笑


だけど。


ああ、この時に

ゲンサンを皆で病院へ無理矢理にでも

連れていっていたら。


クソじじい。

時間が戻せたら。


後であんなに焦る事なんてなかったのに。









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