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レクイエムはまだ捧げない  作者: コラソン


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悪魔の力を吹っ飛ばせ


御堂は、裂けた口を戻し、優しく

玲二に語り掛ける。

「おや、玲二さん。起きるのはまだですよ?

それとも、うるさくて眠れませんか?」


玲二は「…うるさい。」とひと言返す。


「それはいけませんねぇ、どうしましょう?

あぁ、良いことを思い付きましたよ!

玲二さんが、あの人間2人をやっつけるんです。」

御堂は笑顔でそんな事を言った。


「やっつける…?」


「そうです。やっつけるんです。玲二さんは

悪魔になりかけていますから、容易いでしょう。

なんなら、あの人間も悪魔にしてしまえば

いいんです。」


森田が「訳わかんねぇこといってんじゃねえよ

ブス!!」と叫ぶ。


「あなた、さっきから私をブスって

何回も言ってますねぇ、気に入りません。

私と勝負しましょう、ぶちのめしてさしあげます。」

そう言った御堂は、また口が裂け、目が吊りあがった。


ゲンサンが、

エンジェルソードを手に構えながら

「御堂さん、ワシがお相手しましょう」

と言った。


一方、玲二は、赤黒い目を真っ黒にして

森田と大志の前に近付いてきた。


玲二が、森田のすねを蹴った。


「ってえなぁ、玲二ぃ」森田がうずくまる

さらに、蹴飛ばされる。


大志がその隙に、玲二のひざ裏に

棒を刺す。


玲二もうずくまる。


大志が

いたずらっぽい顔で、

「秘技!膝カックン!決まったな!」

と、得意げに胸を張った。


森田が

「大志ぃ、もっと思いっきりやれば?

こっちは玲二にやられたんだし。」

と呆れた。


大志は、

「命の危険が迫ったら、思いっきりやる!

けど、できるだけ玲二の身体は傷つけたく

ねーからさ、哲也!!できるか?」

と叫ぶ


「上等!!で。大志、策ある?」森田が聞くと


「いやー無い!玲二の攻撃さけながら

考えようぜ!!」


大志の言葉に、

「ねぇのかよっ!! 仕方ねぇなぁ

元野球少年舐めんな、トレーニングならさんざんやったよ! 体力あるから! かわせばいんだろ?」


「それでやろう!!さぁ、玲二くるぞ

上手く避けよーな!!」


避けるにしても、玲二の攻撃は

当たる。


痛む体より、目の前の玲二の姿の方が

辛かった。


攻撃を避け続けて、

大志と森田の呼吸が乱れ

肩で息をし始めた。

擦り傷が無数にできる。


「おい、玲二のやつ、1発殴らせろ!

それか、なんか策だせ!大志!!」


息切れしながら森田が怒鳴る


少し離れた場所からゲンサンが叫ぶ

「策ならある!もうしばらく耐えてくれ!!」


森田が「了解!」と返す。


あと、もうしばらく…


玲二の攻撃を避けながら


大志は

ああ、帰りにゲンサンに

ちょいだしモードで玲二の靴と服

出して貰おう。


乱れた呼吸でそんな事を考えていた。


あともう少し。

まだ。まだ動いてくれよな、俺の足。











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