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レクイエムはまだ捧げない  作者: コラソン


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限界なんてくそ食らえ


「図書館で、夏休みの課題をするから

18時までに帰る。」


「学校の夏休み勉強会に参加する」

など、さまざまな理由で

玲二は外出した。


海やらフェスやらキャンプなど

特別な事はしてなかったけど。


最高の夏休みを過ごした。

バンドの練習、親に内緒でやった単発バイトの

契約書面は、大志に協力してもらったり。



家では、その倍勉強をした。

少し痩せてしまったが、それでも

幸せだった。


新学期も始まったけど、

日曜日は相変わらず図書館へ行くと母親に

言って、

大志達とライブハウスの

飛び入りのバイトをこなした。


高校2年の夏、

初めてAfterglowとバンド名をつけて

ライヴに参加した。


この頃から、バンドメンバーに彼女ができていった。

玲二にも。


だが、運が悪いのか、

彼女の存在が、母親にばれてしまった。


たまたま、学校帰り彼女と下校していたら

母親にバッタリ会ってしまったのだ。


母親は気が狂った。

あんなのにかまけて! 別れなさい!

とヒステリックに怒鳴り散らす。


そんな母親に

たまらず玲二が

「うるせぇんだよ!クソババア!」

と怒鳴って、突き飛ばした。


玲二に泣き叫びながら

掴みかかってくる母親の顔は

異常で、不気味だった。


玲二は、躊躇ったが

単身赴任中の父親に、連絡した。


常に監視され、思い通りにいかないと

ヒステリーを起こす母親。


父にも、母は同じだったから

赴任先からこっちにくることは

滅多になかった。


玲二は母親に殺意が芽生えていた。


殴ってやりたい。

消えてほしい


実際、玲二は行動しなかった。



大切な友達を失いたくないから。

唯一自分を守ってくれる。

何も特別な事なんてしなくていい。


ただ皆と一緒に居たい。

だから、耐え抜く。


限界突破。


玲二の宝物は、友達だ。










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