ギターは宝物
「てらだのげんざぶろう??」
柴崎直人(35才)、まだ混乱中。
高瀬が
「わかる、わかるよ、直人。俺もおまえと
ほぼ同じだったから笑」
森田が、「めんどくせぇから、メシくったら
ゲンサンち、行こう。さすがにココでゲンサン脱ぐわけにいかないだろ。」
「えっ、何?脱ぐって?脱ぐって言ったの?
脱ぐのはだめだよ?
公然ワイセツに該当するから…
えっ、脱ぐの?何で?」
と、まだ柴崎は混乱地獄から脱け出せなかった。
ゲンサン宅へ向かう途中も
買い物中に寄ったコンビニでも
ずっと柴崎は
「大丈夫なんだよね?」と繰り返していた。
ゲンサン宅へ着くと、みぃを呼び
柴崎にみぃを抱かせ、ゲンサンが天使の羽根で柴崎をフワッとくるむ。
柴崎は、ゲンサンとフッと消えた。
おそらく、みぃが羽根の中で柴崎に
天使の源次郎の説明をしているはず。
柴崎が、話を理解するまで、
天使に関する質問のメッセージが
Afterglowのメンバーに届きまくり
一週間ほどかかった笑
そのやっと理解した日の夜
居酒屋『異空間』に集まり、
これからのAfterglowの活動の具体的な
予定を立てる事になった。
柴崎が
「ギター買っちゃった。PRS Core Custom 24、新品で 75万円くらいだったかな。カード決済だから、うろ覚え」と言って笑った。
俺たちは、弁護士の力にひれ伏せた。
柴崎の元々の愛機は、高校生のバイト代で
初めて購入した、Fender japanのストラトだ。
直人はそれを、
未だに、宝物にしている。
ギター愛は、ずっと健在で
俺は嬉しかった。




