Afterglow 再始動
『Afterglow』高校生の時の俺たちのバンド名。
意味は、残光、過ぎた時間のあとに残るもの。
大志は
森田と高瀬にメッセージを送信した。
『Afterglow、久々に練習したい。』
高瀬は、家庭がある。
森田は家庭は無い笑
俺も家庭は無い笑笑でも、みんな忙しい。
年齢で言えば、大人だし、働き盛り。
だけど
時間は作るものだってゲンサン言ってたから。
ダメ元で送信!!
それから、少しの間スマホの画面に
表示された、アイコンを見つめた。
『柴崎 直人』
バンド仲間だし、メインギターだし。
誘いたい。
うーん。うまい文言が、出ない。
「あっ!森田に頼もう!」
で、5日後、居酒屋『異空間』に
Afterglowのメンバーが集まった。
大志は、目を丸くしながら
「おい、なんでゲンサンいるんだよ?」
森田が
「ボクチン暇ってうるせえんだよ、なぁ、
ゲンサン!!」と言って笑うと、
高瀬は
「俺にも、ボクチン暇ってうるさかったわ」
と言った。
店員さんの案内で
柴崎が、やって来た。
開口一番に
「源次郎で、席取ってるから店着いたら
店員さんにそれ言って案内してもらってって
森田、なんなんだよ、源次郎って」
と、苦笑いした。
大志が「直人!今日ありがとな!」
透も、「うわーマジかよ直人じゃん」
と、嬉しそうだ。
柴崎も満面の笑みで
「久々だな!高瀬!
大志も!!同窓会、2次会行けなくてゴメン!!」
そう言いながら、空いている森田の隣へ座る。
向かい側に座るゲンサンに気付くと
「あの…こちらの高齢の方は…?」と
不思議そうな顔をしながら、言った。
ゲンサンは笑って
「昔コンビニであなたに助けてもらった
天使の源次郎です!直人さん、宜しく!」と挨拶して
柴崎を混乱させていた。
そりゃ、そうだ。老人が混ざっちゃってるからね!!
Afterglowの再始動は
この、天使のゲンサンを加えながら
始まった。




