決心
山頂
テッペン。
山頂には、G大登山部!見参!!
と、ダサい旗が刺さっていた。
そのダサい旗の前に、ゴンザレスがいた。
イケメンすぎるゴンザレスだ。
開口一番に
『やぁ、諸君。いよいよ僕の下僕になる
決心がついたのかい?』
とうっとり顔で言う。
森田が「イチイチだせぇな!!ゴンザレスも!」
高瀬も、「中2病が悪化してんだな、たぶん」
2人ともあきれていたが
大志だけは、気持ちがザワザワしていた。
この話は、ゲンサンにとって
過去の回想だけじゃない。
たぶん今も鮮明に残る悲しい過去だ。
写真立てに親友の写真と1本の羽根がはさまっている。
おそらくナベサンの羽根だろう。
友達は大切だよな。
そういえば、あいつも誘ったら
天使のサポートの仲間になるかな。
で、ついでに、またバンドやらねぇか?
って話そうかな。
大志は一瞬そんな事を思った。
ゲンサンが、
「ゴンザレス、堕天穿を完成させてたから
気持ちに余裕があってなぁ。ワシらに勝つ気
マンマンで。でも、絶対射たれたくない。
ワシ、天使だから。BL向きじゃないからの。」
うん。ジジイ。自分の事、理解してくれてたんだな。ありがとう。ただ、天使のBLの素敵な
お話はあるんだよ…なんて口にはださなかったが。
さて、最終決戦。
みぃが牙を出し目を吊り上げ毛を逆立て
低く、唸る
森田が『化け猫みたいだな』
と言って、さすがに高瀬にげんこつされていた。
ゲンサンがエンジェルソードを構える。
ナベサンは、自分のエンジェルソード
に呪文を唱え始めていた。
豆吉は、ナベサンのそばでパタパタ飛びながら
何かのタイミングを計っていた。
豆吉は『ナベサン、僕の決心がついたよ
上手くできるか、不安だけど。やってみる。
タイミング合わせるの、難しいから
よろしくね。』
ナベサンは、「ありがとう。よろしく。」
頭上には無数のコウモリ。
目の前には、魔王院ゴンザレス。
残る時間は…
後10分。




