第四十六話 診察 1
私は気を失った。
気を失う前にいろいろシンジが言ってきたようだけどそれすら聞こえかった。
シンジは気を失ったルミルをベットに寝かした。
「・・・」
シンジはルミルをじっと見つめて考える。
こいつから魔力を感じられない。
だが、瞬間移動をした。
瞬間移動するには魔力が必要なはずだ・・かなりの量を。
眉をひそめてルミルの寝顔を見るシンジに突如、音が聞こえた。
トントン
ドアをノックする音だ。
「?」
シンジはいぶかしげに眉をひそめドアを開けた。
ガチャ
そこにいたのは フードをかぶった奴 だった。
シンジはそれがミヨだとは気づいていない。
それとルミルにそっくりの顔をしていることも。
「・・・」
シンジはフードをかぶった奴を見据えるように見つめる。
背丈はルミルと同じぐらい。
俺より背が少し小さいだけだ。
「シンジさん・・ですよね・・?」
フードをかぶった奴はシンジと目を合わせず、顔を隠してたずねる。
シンジはいぶかしげに頷いた。
・・・・。
「あの・・ルミルが心配でたずねてきたんですけど、ルミルは・・どうですか?」
フードをかぶった奴はあいつを本当に心配しているようだ。
・・・。
「気絶した」
シンジは呟くように答えた。
事実をありのままに言っただけのことだ。
「!・・・そうですか・・。原因は?」
フードをかぶった奴が聞く。
視線を合わそうとせず、聞いてくる。
だが、声からして心配なことは伝わってくる。
「瞬間移動」
シンジは手短に言う。
「・・瞬間移動・・ですか??
おかしいですね、魔力はバトル終了ちょっと前から感じられなかったのに。」
フードをかぶった奴はシンジと同じようなことを言う。
「私・・魔道なら少し心得がありますし、ルミルを診させてもらっても良いですか?」
フードをかぶった奴はシンジに進言する。
あいつを診る・・・
ちょうどいい機会だな。
「・・。」
シンジは頷いた。
そしてフードをかぶった奴を部屋へ招き入れる。
「あ、ありがとうございます。おじゃまします。」
フードをかぶった奴は部屋に入れてうれしそうな雰囲気を漂わしたが、
あいつを見た瞬間、その雰囲気は消え去り緊迫した空気が流れ始めた。
フードをかぶった奴はベットの傍まで行き、あいつの額に手を当てた。
「・・魔力が完全にありませんね。
それと・・意識も・・昏睡状態に陥っています。」
フードをかぶった奴は心配そうに呟いた。
「!」
昏睡状態・・だと?
シンジは眉をひそめた。
ミヨ登場しました。
シンジはまだ気づいていませんね。
まぁ、名前を知らないのと覚えてもいないからでしょうか^^
少し短めに書いてみました。




