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精霊使い  作者: 黎奈
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第四十話 リュクとユーラルのコンボ?

私はリュクを出したあと、相手を観察し始めた。


ジュンの出したペルンは毎回毎回見ているからいいとして

問題は暁のほう。


暁の出した精霊ボルセウスは、格闘系の属性に値する。


ペルンは水、ボルセウスは格闘。


私はいいコンビだと思った。


ジュンと暁は割と相性がいいといえる、

だからタッグバトルらしいコンビ技が炸裂させてくる可能性はある。


リュクは緑・・いわば自然、ユーラルはゴースト。


リュクはそれだけでなく幻覚も操れるから相性はいいといえるだろう。


「おい、リュクに霧を出させろ。」


シンジが私に向かっていった。


バトルで始めてシンジから指示を受けたことに驚きながら

そのことをうれしく思って頷いた。


「リュク、霧と同時に自然解放!!」


私はリュクに命じた。


「ユーラル、霧に身を潜ませろ。」


シンジも命じた。


バトルフィールドは霧に囲まれ、草木が多い茂った。


先手必勝、これなら相手もなかなか手出しができない。


「何!?こうなったら、ペルン・・冷凍ウォルーガ!!」


ジュンが勢いよく叫んだ。


ペルンから発射されたものはリュクの多い茂らせた草木をいっせいに凍りつかせる。


「ボルセウスッ、リュクを()れ!」


暁が命じた。


リュクに向かってボルセウスが飛び掛る。


「リュク、自然解放増加!ボルセウスを捕まえて!!」


リュクに私は命じるがリュクの増加させた草木が間に合わない。


「いまだ、ユーラル、幻魔!!」


シンジが叫んだ。


すると、ボルセウスの背後にユーラルが突如現れ、幻魔をかけた。


幻魔は文字通り 幻の悪魔 だが、霧に現れたそれは本物となる。


要するに 有幻覚 と言う奴だ。


幻覚だけど、そこに存在する幻覚のこと。


ユーラルの呼び出した幻魔はボルセウスを束縛した。


そこにペルンが入り邪魔をしようとしたが、


「リュク、ペルンよ!!」


と、私が命じて阻止した。


「くそっ」


ジュンが舌打ちする。


ヒュッ


すると、突如、暁がボルセウスを助けようと走ってきた。


「!」


「!」


私たちは驚いた。


私は驚くと同時に走り出していた。


あのときみたいに手合わせをしてみたい。


それはそんな想いからの行動かもしれなかった。


ヒュッ!


私は暁に蹴りをかました。


暁はそれを避けて駆け出そうとする。


ドス


だが、私は暁の足を引っ掛けてバランスを崩させた。


そして私は暁の腕を暁の背中に回し、拘束した。


「また私の勝ちだね。」


私がそういうと、


「くそッ、また負けたか。

だが、まだ終わっていない!!」


暁は悔しそうに言う。


「お前は俺には勝てない」


悔しそうな暁にシンジの冷たい声が届いた。


「シンジ、今!!」


私は叫んだ。


リュクがペルンを押さえ、暁は私が。ボルセウスはユーラルに。


ジュンはその場に立ち竦んでいる。


今がチャンスだ。


「リュク!」


「ユーラル!」


『幻緑夢食い葬光覇(そうこうは)!!』


私とシンジは同時に叫んだ。


リュクとユーラルは互いに手をかざしあい漆黒色の大きな輪をいくつも作り上げた。


そして、ペルン、ボルセウス、ジュン、暁、を拘束する。


そのとき私はとっさに暁から離れた。


「う”ああ”ぁぁあ”ぁああ”!!!!」


そんな声がバトルゾーンに響き渡る。


なんて残酷な響きだろう。


きっと、今、相手は幻覚に惑わされ苦しめられているんだ。


それを私とシンジは平気でやったんだけど・・。


ただ、驚くことが一つあった。


なぜシンジとやろうとしていることが同じだったんだろうかと・・



そしてその叫びはいつまでも続かなかった。


そうそうに暁とジュンが意識を失いそれに伴って精霊たちは瀕死状態になった。


そう、これが私とシンジの初めてのコンボ技が決まったバトルだったのかもしれない。


これにて私とシンジの圧勝で?バトルはいったん幕を下ろしたのだった。



その後、ジュンたちが医務室に連れて行かれた。


私もそのときに傷が急激に痛み出した。


シンジにはばれないようにミヨに会いに行き手当てを施した。


その際に魔力と体力が半減した。


それを見てシンジは何か言いたげだったが、結局何も言わなかった。


その日の夜、私はすぐに眠りに落ち爆睡したことと、

ジュンたちが 手加減しないにも限度がある と言っていたことを記しておく。





ようやく四十話を突破しました。

これからも頑張りますので感想、評価等お待ちしています。

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