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盲目少女の転生記~聖女へと至る道~  作者: 海・海
第5章:チート勇者爆誕
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第2話:襲撃

 魔王の種だの勇者になったことなど、気になることはたくさんあるが、今はそれより、魔物とそれを率いる魔族への対処が先だ。


 「皆さん落ち着いてください。市民の皆さんは急いで避難所へ避難を。魔物は冒険者や騎士たちが対処してくれます」

 

 町に設置されたスピーカーから避難と戦闘を促すアナウンスが放送された。


 「おいこれ、冒険者も強制的に戦わされるのか!?」

 「ふざけるな!勝てるわけないだろ!」

 「死んじまうよぉ!!!」


 おそらく、冒険者であろう人たちの戦いを恐れえる声が聞こえる。


 「いかないと」


 周囲の喧騒も、大群への恐怖も知ったことじゃない。私は戦わないと……。これがあの子の仕業なら、私にも責任がある。


 三人を置き去りにして、武器をもって私は町の外へでた。




~町の外~




 門を抜けた先にはすでに隊列を組み準備万端の騎士たちと、少数の冒険者がいた。


 「お、嬢ちゃん。生きてたんだな」


 私に声をかけてるれる騎士がいた。最強の門番、グランさんだ。


 「お久しぶりです。覚えていてくれたんですね。団長なのに、こんなところで一冒険者に過ぎない私に話しかけて大丈夫なんですか?」


 グランさんのことは、この国で過ごしていたら嫌でも耳にする。騎士団の団長でありながら門番などの雑務も務める変わり者だという評判は相当広まっている。


 「ああ、騎士団長って言っても俺はお飾りだからな。指揮やら鼓舞やらは副団長に任せるさ。俺は剣を振るしか能がないんだ」


 その言葉は、己を卑下しているというよりは、己の剣の腕に自信があるから出たように聞こえた。


 「っと、話してる間にもうそろそろ到着、といった具合だな」


 魔物の大群はあと1㎞先といったところだ。あと数分もすればこの門までたどり着く。


 「よし、みんな離れててくれ」


 グランさんは、私たちに距離を置くように告げた後、背負っていた自分の身の丈ほどもある刃の広い分厚い大剣で、素振りを始めた。


 「グランさん、一体何を……?」


 疑問を抱いた私に、近くの騎士が自慢げな表情で答えた。


 「魔物が入ったのさ。団長の剣の間合いにね」

 

 疑問はさらに深まるだけだった。グランさんの剣の長さは厄2m。敵はまだ1㎞も先に……


 「射程範囲だ。うおおおおおお!!!!!」


 ブォォン!!!


 空気を薙ぐ音が聞こえる。


 グランさんの横薙ぎ一閃。その剣先から生まれた衝撃波は地面を破壊しながらどんどん前進し、1㎞先の大群に衝突。数百体の魔物を斬殺した。


 「まだまだいくぞ!そら!そら!」


 二連、三連と、先の斬撃と同規模の斬撃を放つ。この人の筋力と持久力は無限大なのだろうか?


 「飛ぶ斬撃とか、初めて見た……」


 あっけにとられた私は、そんなありきたりな感想しか口にできなかった。


 しかし、そんな広範囲攻撃にも負けず、魔物は距離を詰めてくる。


 「よっしゃお前ら!突っ込むぞ!」


 グランさんは大剣を置いた後、腰に差した双剣を抜いて、単身で魔物の群れに突っ込んだ。


 「団長に続けええええ!!!」


 「「「「「おおおおお!!!!!」」」」」


 副団長らしき人の指示で、騎士たちは一斉に前進。私もそれに合わせる形で前に出た。

もう何年も更新してないけど久しぶりに更新してみました。今までの話を読み返してみたけど、当時中学生だったとはいえ幼稚な文章力でびっくりです。今の自分は少しは成長したと信じたいです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 5年の時を経て更新したのはまた物語を動かしたなあ。
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