第3話:復讐者
今回は少し短いです。すみません。
ーミラSideー
どうして!? どうして!? どうして!?
さっきのアカネちゃんの言葉を思い出す。
「殺すなんてだめだよ」
どうしてそんな言葉が言えるの!?だって私は、この村や前に住んでいた魔族の連中が殺したいほど憎いのに!?
「生まれたときからこの扱いで、両親の顔なんてわかんないし、」
だから・・・なの?生まれつきそうだったから、両親の愛すら知らないから、だから、村のやつらが憎くないって言えるの!?
だったら、私とアカネちゃんは違う。境遇は似てる。けど、私には愛を注いでくれる両親がいた。けど、それを奪われた。魔族の連中に、何もかも奪われた。
アカネちゃんは違う。親も、幸せも、はじめから何も持っていなかった。だから平気でいられる。
・・・・・憎い
憎い憎い憎い憎い憎い
外に出るたびに石を投げた魔族の子供が憎い。お父さんとお母さんを魔法で焼き殺した魔族の大人が憎い。裏で指示を出していた魔族の村長が憎い。それと似たようなことをするエルフの連中も憎い。
殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい
私のすべてを奪ったように、私もあいつらのすべてを奪いたい。
<固有スキル『簒奪者』を習得しました>
あいつらが壊したように、私もあいつらを壊してやりたい。
<固有スキル『破壊者』を習得しました>
スキルを習得した瞬間、私の中に力がみなぎるのを感じる。
これで・・・この力で、私はあいつらに復讐する。ただ殺すんじゃない。この世で最も残酷な方法で、この世で最も苦しむ方法で、どんな手段を使っても、どんな犠牲を払ってでも、必ず復讐は完遂する。
<称号:復讐者を獲得しました>
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
・・・・・頭の中は、ただそれだけでいっぱいになっていた。




