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【振る舞い酒の狂騒と、元大悪魔の違和感】

【振る舞い酒の狂騒と、元大悪魔の違和感】


 立花雪と土御門朔夜にエスコートされた影持子は、参拝客の波を割るようにして境内を進んでいた。

 次なる目的地は、圧倒的な顔面偏差値でちょっとした暴動を引き起こしている『振る舞い酒(甘酒)』の屋台である。


「む? おい朔夜、雪。あそこを見ろ」


 影持子が、スッと細めた黄金の瞳で屋台を指差した。


「我が下僕どもが、随分と熱心に奉仕をしておるではないか。フッ、感心感心」


「……ええ。本当に、あの子たちの顔面偏差値は異常ですからね。参拝客もパニック寸前ですよ」


 朔夜が周囲の熱狂ぶりに呆れながら答える。

 屋台の中では、神社の法被を羽織ったエティエンヌ、アスタルテ、シャーロット、ルージュの四人が、美しい笑顔を振り撒きながら甘酒を配っていた。


「よし、我が自ら労ってやろう」


 影持子が、ズンズンと長い脚を踏み出し、屋台の正面へと歩み寄る。


「はい、どうぞ〜♡ 甘酒、温まりますわよ……って、えっ?」


 最初に気づいたのは、金髪の絶世の美女――真祖の吸血鬼エティエンヌであった。

 彼女は紙コップを差し出したまま、完全に石化したように固まった。


「Oh! Happy New Year! ……What!?」


 隣で笑顔を振り撒いていた褐色の豊穣の女神アスタルテも、その存在に気づき、目を限界まで見開いて絶句する。

 そして、ルージュとシャーロットも同様に、息を呑んで硬直した。


 無理もない。魔王持子は記憶と魔王の力を完全に失い、気弱な十六歳に戻ってしまったと思っていた。

 それなのに、今目の前に立っているのは、どう見ても『魔王・董卓』としての圧倒的な覇気と闇の魔力をフルスロットルで撒き散らしている持子本人だった。


「ご苦労。我が下僕どもよ、よく働いておるな」


 影持子は、腕を組み、傲岸不遜な態度で四人を見下ろした。

 その声の張りも、尊大な態度も、完全に「あの頃の魔王」である。


「も、ももも……持子様!?」


 エティエンヌが、ガクガクと震える声で叫んだ。


「そ、そのお姿……その圧倒的な極黒の魔力! まさか、記憶と力が戻られたのですか!?」


「我が神……っ! ああ、なんという奇跡! わたくしはてっきり、もう二度と……っ!」


 アスタルテが、感極まって涙をボロボロと流し始めた。


「フン。何を寝ぼけたことを言っているのだ、貴様らは。わしが力を失うなど、天地がひっくり返ってもあり得んわ」


 影持子は、フッと鼻で笑い、二人の頭をポンポンと軽く叩いた。


「……まあよい。正月早々、わざわざ奉仕するその心、褒めて遣わす。よくやっているな」


 ――スッ。


 影持子は、人目が多い境内であることを考慮し、過剰なスキンシップは避けつつも、エティエンヌとアスタルテの肩を抱き寄せ、ポンッと「軽いハグ」を与えた。


「――――――――ッ!!!」


 その瞬間。エティエンヌとアスタルテの脳内で、ビッグバンが起きた。


「あぁぁぁぁっ! も、持子様の……魔王の持子様からの、ねぎらいのハグいただきましたわぁぁっ!! わたくしの五〇〇年物の心臓が、歓喜で爆発しますわぁっ!!」


「ひぎぃっ! 神よ……あ、わたくしが神でしたわ! ですが、我が神の温もりが……! ああぁっ、幸せすぎて昇天してしまいますわぁっ!!」


 二人は、屋台の裏でボフゥッ! と顔から湯気を吹き出し、腰を抜かしてへたり込んでしまった。相変わらずの限界オタクぶりである。


「……ちょっと、雪社長。これ、どういうことですの?」


 そんな狂人二人を冷ややかな目で見下ろしながら、ルージュが、屋台の端から雪と朔夜をジトォッと睨みつけた。


「わたくしたちが見た『記憶喪失の持子』は幻だったとでも言うつもり? それに、この途方もない闇の魔力……いくらなんでも異常ですわよ」


「あらルージュ。何の話かしら?」


 雪は、完璧なポーカーフェイスで扇子を口元に当て、フフッと妖艶に笑った。


「持子は持子よ。見ての通り、ピンピンしているじゃない。ねえ?」


「……フン。ルージュ、貴様も精々役に立って見せろ」


 影持子が、ルージュに向かってドヤ顔で言い放つ。


「あ、あんたねぇ……!」


 ルージュは、ピキッとこめかみに青筋を立てた。


「わたくしはマスター(鮎)の下僕であって、あんたの下僕じゃないわよ! 相変わらず腹の立つ態度ね……!」


 文句を言いながらも、ルージュの瞳の奥には「まあ、あの気弱な顔を見ているよりは、こっちの傲慢な態度の方がしっくりくるわね」という安堵の色が微かに浮かんでいた。


 ――だが。

 そんな感動とツッコミの嵐の中、一人だけ、尋常ではない反応を示している者がいた。


「ひ……ひぃぃぃぃぃっ!!」


 元・大悪魔(大公爵)グレモリーにして、現在はスノーの最下層「奴隷」であるシャーロット・シンクレアである。

 彼女は、屋台の隅でガタガタと激しく震え、顔面を蒼白にして影持子を見つめていた。


「な、なんで……っ!? どうして魔王(ご主人様)が、ここにいるんですの……!?」


「ん? シャーロット。どうした、わしの顔を見て幽霊でも見たような顔をして」


 影持子が怪訝そうに眉を顰める。


「ひぎぃっ! あ、いえっ! なんでもありませんわぁっ!」


 シャーロットは、完璧な土下座の姿勢になりそうになるのを必死に堪えながら、ブルブルと首を振った。


「で、ですが……たしかに魔王の力は、大剣の中に完全に封印されて、消え去ったはずでは……っ! わたくしの目には、そう視えていたはずなのに……っ!」


 シャーロットは、小声でブツブツと呟きながら、自分の目を疑うように何度も瞬きを繰り返している。


「……?」


 そのシャーロットの異様な怯え方と、微かな呟きに。

 背後に控えていた雪と朔夜の瞳が、同時にスッと細められた。


(……おかしいですね、雪先生)


 朔夜が、霊視の力を眼に集めながら、念話で雪に語りかける。


(奴は、魔王が健在だった頃も常に怯えていましたが……今の怯え方は質が違う。『魔王がいなくなったはずなのに』という、事実と認識のズレに対する【違和感】と【恐怖】を感じているように見えます)


(ええ。……シャーロットの能力は『過去・現在・未来の透視タイムサイト』。あの子には、私たちがこの『影武者』を作って裏社会を欺くという未来が、視えていなかった……?)


 雪の思考が、大陰陽師としての冷徹な計算速度で回転する。


(それとも、この影武者の放つ魔力の性質が、本物と違うことに気づいた? いや、エティエンヌの魔法の結晶と私の陣を、あの大悪魔のなれの果てが見抜けるはずがないわ)


 雪と朔夜の間に、微かな、しかし確かな警戒の糸がピンと張られた。

 スパイや頭脳労働のスペシャリストであるシャーロットが、なぜこれほどまでに「魔王不在」の事実にこだわっていたのか。彼女は、何か『別の未来』を視ていたのではないか?


「……まあよい。貴様ら、引き続き奉仕頑張るのだぞ! 参拝客どもに、スノーの格の違いを見せつけてやれ!」


 影持子は、シャーロットの異変に深く追及することはなく、マントを翻すような身振りでバサリと背を向けた。


「は、はいぃぃっ! 粉骨砕身、働きますわぁっ!」


 シャーロットが裏返った声で叫び、エティエンヌとアスタルテは「持子様ぁぁっ♡」と黄色い歓声を上げている。


「行くぞ、雪、朔夜」


「はい、持子」


「ええ、行きましょう」


 雪と朔夜は、影持子の背中に付き従うようにして歩き出した。

 しかし、二人の視線は、背後で怯え続ける元大悪魔の姿を、鋭い、そして冷ややかに観察し続けていた。


 大晦日の狂騒に包まれた氷川神社の裏側で、新たな疑惑の種が、静かに芽を吹き始めていたのである。


---


【熱狂の授与所と、裏社会の戦慄、そして大陰陽師の悪い顔】


「はいっ、厄除けのお札ですね! 二千円になりますわ!」

「交通安全のお守り、お待たせしましたにゃ〜♡」


 大晦日の氷川神社の境内。

 紅白の巫女装束に身を包んだ本多鮎と花園美羽がいる授与所は、相変わらずアイドルの握手会さながらの凄まじい熱気に包まれていた。


 絶え間なく押し寄せる参拝客を前に、手際よく対応をこなしていた二人だったが……ふと、その動きがピタリと止まった。


 ――ビリビリビリッ。


 肌を刺すような、重く、禍々しく、そしてどこまでも甘美な『闇の魔力』の気配。


「こ、この圧倒的なプレッシャーは……!」


「ああっ……! 間違いないですぅっ!」


 鮎と美羽が、弾かれたように顔を上げた。

 人混みを割るようにして、境内を堂々と歩いてくる三人組。その中央で、絶世の美貌と黄金の瞳を輝かせているのは、紛れもない『魔王・董卓』としての恋問持子(ダミーの影持子)であった。


「「持子様ぁぁぁぁぁぁっ!!(持子さんにゃぁぁぁっ!)」」


 二人は、接客の途中の破魔矢やお守りを放り出し、カウンターを飛び越えんばかりの勢いで影持子へと駆け寄ろうとした。

 つい先ほど社務所で見た「記憶を失った気弱な持子」ではなく、自分たちが心から崇拝し、狂信的に愛する『極黒の魔王』が完全復活して帰ってきたのだと狂喜したのだ。


 しかし。


「――待て!!」


 影持子は、黄金の瞳をスッと細め、駆け寄ろうとする二人を鋭い一喝で制止した。


「ひぐっ!?」

「にゃっ!?」


 ビクンッ! と二人の足が止まる。

 影持子は、腕を組み、見下すような視線で狂犬と泥棒猫を睨みつけた。


「貴様ら、今は何をしている最中だ。神に仕える身でありながら、参拝客を放り出して主に群がろうなどと、言語道断! さっさと持ち場に戻って仕事しろ!」


「あ、あぁぁぁっ……! 持子様の、容赦のないお叱り……っ! 最高ですわぁぁっ!」


 鮎が、叱られたことで逆に恍惚の表情を浮かべ、身悶えし始める。


「フッ。だが……」


 影持子は、口元に妖艶な笑みを浮かべた。


「正月の奉仕が終わったら、たっぷりと『可愛がって』やる。……それまで、精々馬車馬のように働くのだな! フハハハハッ!」


「か、可愛がってくださる!? あああっ、持子様ぁぁっ! わたくし、いくらでも働きますわぁっ!!」


「持子さんのご褒美のために、私、お守り一万個売っちゃいますぅぅっ!!」


 影持子の「可愛がってやる」という言葉を、究極のご褒美と脳内変換した二人は、完全にやる気スイッチ(狂気)が入り、凄まじい勢いで授与所のカウンターへと戻っていった。


 その光景を、影持子は豪快に笑いながら去っていく。

 後ろに付き従う立花雪と土御門朔夜は、「相変わらずチョロい下僕たちだ……」と内心で深くため息をついていた。


     * * *


「ふむ。下僕たちの働きぶりは確認した。次は挨拶だな」


 境内を歩きながら、影持子が当然のように言い放った。

 己がダミーであるなどとは一片たりとも思っていない彼女は、自分が本物の「恋問持子」であると完全に信じ切っている。


「氷川神社に来たのだ。桐子、洋助、高子、それに助平には会ってから帰らねばなるまい。他にも、葉室家の鶴子や、義理の父である嗣綱殿、義理の母の長子殿にも新年の挨拶をしたいのだ!」


「「…………え?」」


 雪と朔夜の足が、ピタリと止まった。


(……マズいですね、雪先生)


 朔夜が、念話で雪に語りかける。


(風間家のみんなには、事前に『影武者を連れて境内の様子を見る』と連絡してありますから、鉢合わせても話を合わせてくれるはずです。でも、葉室家の嗣綱さんや長子さんには、ダミーの件は一切話していませんよ!?)


(ええ。葉室家は保守的な長老たちもいるし、情報がどこから漏れるか分からないから、わざと伏せておいたのよ。この影持子が葉室家の面々に会えば、余計な混乱を招くのは確実ね)


 傲慢で律儀な魔王(中身は董卓)の、義理堅すぎる家族への挨拶回り。

 それをどうやって阻止するか、朔夜は慌てて影持子の前に回り込んだ。


「ま、待て持子! 挨拶はまた後日だ! お前、さっきから腹が減ったと言っていただろう!? 葉室家への挨拶なんかに行ったら、長話になってラーメン二郎が閉まってしまうぞ!」


「なんだと!? それは一大事ではないか! むぅぅ……挨拶は重んじるべきだが、二郎のニンニクアブラカラメ増し増しの大豚ダブルも捨てがたい……っ!」


 影持子は、腕を組み、本気で悩み始めた。


「よし、ならば挨拶は風間家だけに留めよう! 葉室家へは後日、極上の菓子でも持っていくとしよう!」


「風間家も今度にしてくれ! 今日は境内がパニックなんだ! 早く二郎に行こう!」


 朔夜が必死に食欲(二郎)で丸め込み、なんとか影持子を説得する。

 そんな中、雪のスマートフォンがブルルッと震えた。


「……あら。見て、朔夜」


 雪が、画面を朔夜に見せる。

 そこに表示されていたのは、X(旧Twitter)や裏社会のネットワーク『ダークウェイブ』のタイムラインだった。


『速報:氷川神社に恋問持子がいる件について』


 画面には、先ほど賽銭箱の手前で、影持子が参拝しているところを、一般の参拝客によってバッチリと撮影され、拡散されていた。


「……。早速流出してますね」


 朔夜が悪い顔をする。


「ええ。でも、これでいいのよ。むしろ、これが狙いだったんだから」


 雪がフフッと笑う。


『おい、魔王の力が消えたってのは完全にガセだったじゃねえか!』

『画像をよく見ろ! 圧倒的なオーラと極黒の魔力! あれは間違いなく【本物の魔王】だ!』


 裏社会の連中は、強大な魔力を放つ『影持子』は本物の魔王であると完全に信じ込んでいた。


「さらに、これを見てちょうだい」


 雪が画面をスクロールする。


『待て! あの本物の魔王の隣に付き従っている銀髪の男……特級陰陽師・土御門朔夜じゃないか!?』

『マジだ! なんで魔王の真後ろに控えてるんだよ!?』

『見ろ、あの朔夜の態度! 完全に魔王の側近……いや、部下として絶対服従してるじゃないか!』


「…………は?」


 朔夜は、画面に並ぶ文字を見て、持っていたスマホを取り落としそうになった。


「な、なんですかこれ!? なんで僕が、魔王の支配下にある【恐ろしい部下(側近)】みたいに言われてるんですか!?」


「ふふふ。だって、はたから見たらそう見えるでしょう?」


 雪は、扇子で口元を隠してクスクスと笑った。

 裏社会や表社会において、『大陰陽師・立花雪』の正体を知る者は極わずかである。

 だからこそ、裏社会の連中からすれば、この絶大な闇の魔力を放つ魔王(影持子)の隣で、鋭い眼光を放ちながら警護するように歩く「天才陰陽師・土御門朔夜」は、魔王が強大な力でねじ伏せ、使役している『最強の部下』だと推測(勘違い)されるのだ。


「うわぁぁぁ……。僕、これで陰陽庁からも裏社会からも、魔王の右腕として恐れられるヤバい奴扱いじゃないですか……」


「いいじゃない。堂々としていなさいな、魔王の右腕さん」


「無責任すぎる!!」


 朔夜が頭を抱えていると、雪は画面をさらにスクロールした。


『本物の魔王は、国家権力と裏社会の両方を掌握したにゃ!』

『朔夜サマも魔王の命令でいつでも組織ごと消し飛ばす準備ができてるらしいにゃ! 逃げるが勝ちにゃ!』


「……これ、高子ちゃんですね」


「ええ。天才電脳少女が、AIを駆使してネットで煽りに煽って、裏社会をさらに混乱させてくれているわ。おかげで、敵の意図を完全に翻弄できた。作戦は大成功ね」


 無邪気な風間高子のサイバー空間での暗躍により、敵の組織は「本物の魔王と、それを護る天才陰陽師」という最悪のタッグを恐れ、完全に手が出せない状態に陥っていた。


「ふぅ……。ひとまず、今日のところはこれで十分よ」


 雪はスマートフォンをしまうと、パンッと軽く手を叩いた。


「さて。私は、この情報戦の事後処理と、裏社会への牽制のために、まだいくつかやる仕事が残っているわ。……だから、影持子を二郎に連れて行くのは、朔夜に任せたわよ」


「えっ……?」


 朔夜が、ギョッとして雪を見た。


「任せたって……僕一人で、この腹を空かせた魔王の暴走を止めろと!? それは、いくらなんでも心臓に悪すぎますって!」


「あら、大丈夫よ。朔夜なら『上手く』コントロールできるわ」


 雪は、ニヤリと……この世の何よりも邪悪で、悪い顔をして、朔夜の耳元で囁いた。


「どうしても言うことを聞かなくなったら……また影持子を可愛がっても良いわよ?」


「――――ッ!!」


 朔夜の顔が、ボフゥッ! と瞬間沸騰したように真っ赤に染まった。

 あの、寝室での濃密な記憶と、記憶を消された後の切なさが、一気に脳裏にフラッシュバックする。


「も、もうやりませんッ!! あれは、師匠の絶対の命令だったから……仕方なくやったんじゃないですか!!」


 顔を真っ赤にして必死に抗議する朔夜を置き去りにして。


「ふふふっ……頼んだわよ、魔王の有能な部下さん」


 雪は、優雅な足取りで、悪魔のような笑い声を残して去っていってしまった。


「あーもう! 雪先生のドS!! 誰が部下ですか!」


 朔夜が頭を抱えていると、不機嫌そうな影持子がズンッ! と肩をぶつけてきた。


「おい朔夜! 雪はどこへ行った! それよりも、早くわしを二郎に連れて行け!! 腹が減って限界なのだ!!」


「わ、分かった! 分かったから引っ張るな! 今から特大の二郎を食わせてやるから、大人しくついてこい!」


「おおっ! まことか! やはり貴様は有能な部下だな、朔夜! ならば急ぐぞ! ニンニクアブラカラメ増し増しの大豚ダブルだ!!」


 大陰陽師に押し付けられた、絶世の美少女(中身はオッサン)との危険すぎる二人きりの管理業務。

 天才陰陽師・土御門朔夜の胃痛と、淡い期待(?)が入り混じる受難の元日は、ラーメン二郎の強烈なニンニクの匂いと共に、まだまだ続いていくのであった。


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