「夜明けの狂宴と、愛されし第一下僕」
【イタリア編・夜明けの狂宴】魔力供給のサバトと、忠犬の愛され朝帰り
【魔王の寝室と、悦楽のドM真祖】
ザーーーーーーーーーッ……。
ローマの街を叩きつける豪雨の音は、最高級ホテルの防音ガラスに遮られ、スイートルームの奥深くまでは届かない。
だが、持子の寝室の中では、外の嵐よりも遥かに激しい『魔力と情欲の暴風雨』が吹き荒れていた。
「あぁっ……! 持子様ぁっ……! もっと、もっと私を虫ケラのように蔑んでくださいませぇぇっ!!」
「ふはははは! 全く、度し難い変態吸血鬼め! 貴様のような、わし好みのわがままボディには、これで十分だ!」
バチィィィィンッ!! ムギュゥゥッ!!
キングサイズのベッドの上。
極東の魔王・恋問持子は、バスローブ姿のまま、真祖の吸血鬼であるエティエンヌの『豊満すぎる巨尻』を容赦なく平手で叩き、そのまま華奢な足でムギュッと踏みつけていた。
エティエンヌの肉体は、完全に『持子のドストライクな好み』にチューニングされている。
極限までくびれた細い腰、そこから暴力的なまでの曲線を描く圧倒的な巨尻、そして、仰向けになれば横にこぼれ落ちんばかりの規格外の爆乳。
その魅惑的すぎるダイナマイトボディが、持子の足の下で歓喜に打ち震えていた。
「ひぎぃぃっ♡ 持子様の、神聖なる御御足が……私の大きなお尻を……っ! ああっ、尊い! 尊すぎますぅぅっ!」
「ほれほれ! パリでの約束(ご褒美)だ! 存分に味わうが良い!」
持子の足先からは、暴食の魔王が持つ圧倒的で濃密な『カオス魔力』が、エティエンヌの体内へと直接、ドクドクと注ぎ込まれている。
さらにエティエンヌは、自らの規格外の巨乳を持子の足や太ももに擦り付け、極上の柔らかさで熱心に『奉仕』し始めた。
「んんっ♡ 持子様、私のこの胸で……もっと、もっと気持ちよくさせて差し上げますわ……っ」
「むっ……! こ、こやつ、その無駄にデカい胸を使って……っ! ええい、ならばもっと魔力をくれてやる! 蕩けてしまえ!」
持子はエティエンヌの顎を強引に掴んで仰向けにさせると、自ら馬乗りになり、その血のように赤い唇を、自身の唇で強引に塞いだ。
チュゥゥゥゥゥゥゥゥッ……!!
ジュルッ、ンチュ……♡
「んんっ……!? ぁ、んんんっ……♡♡」
粘膜を通した、直接的で濃厚極まりない魂のパスからの魔力の奔流。
持子のエロティックな舌使いと、甘く危険な魔力の味、そして巨乳での奉仕合戦の末に、エティエンヌの脳内シナプスは完全に焼き切れ、真祖の吸血鬼は極上の悦楽の波に呑まれて完全に白目を剥いて昇天した。
「ぷはっ……。ふぅ、こんなものか。なまら手応えのない奴め」
持子は唇を離し、ピクピクと痙攣しているエティエンヌを見下ろして、満足げに喉を鳴らした。
【秘密の悪魔狩りと、第一下僕の帰還】
翌朝、午前六時。
ローマの路地裏から、二つの影がホテルへと帰還していた。
「……ふぅ。見事に片付きましたわね。まさか、風間楓さんたちと合流して、ローマ地下の悪魔掃討作戦を行うことになるとは思いませんでしたけれど」
「ええ! 楓さんや鶴子ちゃんたちと一緒に、悪魔どもを一匹残らず大剣でミンチにしてやりましたよ! あー、スッキリした!」
本多鮎とルージュの二人である。
持子にお泊まりを断られた欲求不満を爆発させ、夜通しローマの裏社会で『悪魔狩り』をしてきた帰りだった。
「マスター・鮎。この悪魔狩りの件は、持子様には絶対に秘密ですわよ?」
ルージュが唇に人差し指を当ててウインクする。
「もちろんです! ご主人様には、大人しくバーで飲んでいたことにしますから!」
鮎はスマホの時計をチラリと確認し、ニヤリと小悪魔的な笑みを浮かべた。
「さてと……。ご主人様、今頃エティエンヌと濃厚なエッチの真っ最中、もしくは終わってイチャイチャしてる頃ですよねぇ〜♡」
「あら。分かっていてお部屋に向かうのですか?」
「当然です! 第一下僕である私だけ仲間外れなんてやっぱり許せません! 今から突撃して、可愛く嫉妬して、私の分もたっぷり魔力をもらってやります!」
悪魔狩りでストレスを発散し、完全に『確信犯』となった鮎は、ルンルン気分で持子の寝室へと向かった。
【お姫様と、巨乳の奉仕、そして影の吸血鬼】
ガチャリ。
「ご主人様ぁ〜! おはようございまーすっ!」
鮎が勢いよく寝室の扉を開けた。
そこには、むせ返るような甘い魔力の残り香の中、全裸で乱れたベッドの中央に座る持子と、その胸に顔をすりすりしているエティエンヌの姿があった。
「あ、鮎!? び、びっくりさせるな!」
持子はビクゥッ! と肩を跳ねさせた。
持子が冷や汗を流す中、鮎はベッドの端に飛び乗り、涙目でシーツをバンバンと叩いて、あざとく可愛らしい嫉妬を爆発させた。
「ちょっとエティエンヌ! 私がいない間に、第一下僕である私を差し置いて、ご主人様とこんな濃厚な魔力供給をしていたなんて分かってはいても許しませんよ!」
鮎はエティエンヌを明確に『呼び捨て』にし、自分の方が上位(第一下僕)であることをバチバチに主張する。
「ふぁあ……おはようございます、第一下僕の鮎殿。ふふっ、昨夜の持子様は、それはもう激しくて、最高でしたわよ?」
エティエンヌが、勝ち誇ったような艶やかな笑みで豊満な巨乳を揺らしながら挑発する。
「きぃぃぃっ! その無駄にデカい胸、ムカつきますぅぅっ! 私だって昨夜はご主人様とイチャイチャしたかったのにぃぃぃっ!」
ジタバタと暴れる鮎を見て、持子は「やれやれ」とため息を吐きながらも、どこか愛おしそうにフッと微笑んだ。
「……仕方ない奴め。昨夜は我慢させたからな。よし、鮎。こっちへ来い」
「えっ……?」
グイッ!
持子は、鮎の腕を掴むと、ポンッと自分の膝の上へと強引に座らせた。
「エティエンヌ。第一下僕の鮎が拗ねておる。貴様も手伝え」
「ふふっ。畏まりました、持子様。……さあ、鮎殿。昨夜の分まで、私と持子様でたっぷり『お姫様』のように可愛がって差し上げましょう」
「お、お姫様……?」
鮎がパチクリと瞬きをした、次の瞬間。
スゥンッ……。
鮎の足元から、ルージュが音もなく『鮎の影の中』へと滑り込んだ。
『……ふふふ。わたくしは直接参加するなどという野蛮な真似はいたしませんわ。マスター・鮎の影の中から、お二人が与える極上の魔力だけを、優雅に掠め取らせていただきますわね』
ルージュの声が、鮎の脳内に直接響く。
「えっ、ちょっとルージュ!? ――んぐぅぅっ!?」
チュゥゥゥゥゥゥッ……!!!
持子が鮎の後頭部をホールドし、正面から深く、甘いキスを見舞った。
神が計算し尽くした黄金比のプロポーションを持つ『絶対的な美の化身(持子)』。
洗練されたモデル体型を持つ『可憐な忠犬(鮎)』。
そして圧倒的な迫力のダイナマイトボディを持つ『絶世の金髪美女』。
三人の魅惑的すぎる全裸の肉体が、ベッドの上で妖艶に絡み合う。
「あぁんっ……!」
エティエンヌが背後から鮎に抱き着き、その規格外の『巨乳』を、鮎の華奢な背中にムギュゥゥッ! と力強く押し付けた。
「んんっ、はぁっ……! ご、ご主人様っ、魔力が、熱い……っ! エティエンヌ、そのデカい胸が、背中に当たって……ダメぇっ……!」
「ふふっ、第一下僕の鮎殿も、今日ばかりは素直に私に甘えてくださいませ。さあ、私の胸で蕩けて……っ」
正面からは絶対的な『王』の強烈なキスと魔力。
背面からは『真祖の吸血鬼』の巨乳の押し付けと、骨の髄までとろけるような極上の愛撫。
そして影の中では、吸血鬼の元女王ルージュが溢れ出る魔力をチューチューと吸い上げている。
「ふはは! どうだ鮎! 嫉妬など吹き飛ぶほどの極上の気分だろう!」
「ふふっ、可愛らしい声で鳴きますのね、鮎殿」
『素晴らしいお味ですわ〜♡』
「あはぁぁぁっ♡ しゅごい、しゅごいですぅっ! ご主人様ぁっ、エティエンヌぅぅっ! 私、もう、キャパオーバーで、おかしくなっちゃいますぅぅぅっ!!」
ビクンビクンッ! と身体を跳ねさせながら、鮎の瞳孔は完全にハート型に開き、頭からはプシューッとピンク色の湯気が立ち上っていた。
嫉妬に狂うフリをしていた第一下僕は、二人のバケモノによる究極の「お姫様エッチ(巨乳奉仕付き)」の前に、ものの数分で完全に陥落し、蕩けきったメス顔で昇天したのであった。
【蕩けた朝食と、鬼プロデューサーの深いため息】
午前十時。
ホテルの豪華な朝食会場には、完璧なビジネスモードでコーヒーを啜る立花雪の姿があった。
カツッ、カツッ……。
「……おはよう、雪。待たせたな」
持子が、これ以上ないほど「やり遂げた男(女)」の顔で、堂々と現れた。
雪は、ゆっくりとカップをソーサーに戻し、眼鏡の奥の鋭い瞳を上げた。
「………………」
沈黙。
雪の視線の先には、腰が砕けたようにフラフラと歩き、持子の影に隠れるようにして熱っぽい吐息を漏らし続ける鮎。
そして、その後ろで完全に蕩けきった顔で微笑むエティエンヌの姿があった。
「……持子。あんた、私の言った『自由時間』の意味、勘違いしてないかしら?」
雪の声は、氷点下まで凍りついていた。
「ん? ちゃんと楽しんできたぞ! 鮎の嫉妬も解消したし、エティエンヌのデカい尻も存分に叩いたし、わしも元気百倍だ!」
「……そう。元気なのは結構だけど。鮎、あんたモデルとしての自覚はあるの?」
「ひぎぃっ!? は、はいっ、雪さん!」
鮎は、ビクゥッ! と背筋を伸ばしたが、あまりの腰のガタつきに情けない声を上げてしまった。
「……目の下にうっすらクマ。肌は異常に紅潮して、瞳は焦点が合っていない。歩き方は……論外ね」
雪は、手元のタブレットに恐ろしい勢いでメモを叩き込んだ。
「今日の午後のフライトまでの『休み』を、あんたたちがそんな風に使い潰すなんてね。朝からそんな、蕩けきった『メス』の顔をして……」
「も、申し訳ありません……っ! でも、ご主人様とエティエンヌが、お姫様みたいに優しくて……っ!」
「言い訳は聞きたくないわ」
雪は、深ぁぁぁぁぁ……いため息を吐き出した。
「鮎。あんたは本日、一日謹慎処分よ。ロンドンへ出発する時間まで、ホテルから一歩も出てはダメ。大人しく部屋で寝ていなさい」
「ひぎぃっ!? そ、そんなぁ……!」
雪の冷徹な宣告に、鮎が涙目で崩れ落ちる。
「ルージュ。あなたは鮎のお世話係として、彼女が部屋から出ないようにしっかり見張っていなさい」
『ふふふ、承知いたしましたわ、雪プロデューサー。わたくしが責任をもって、マスター・鮎を夢の世界へ誘っておきますわ』
影の中に潜んだままのルージュが、一人優雅にほくそ笑む。
「エティエンヌ、あなたはどうするの?」
雪が視線を向けると、エティエンヌは昨夜の激しすぎる魔力供給で完全に満足しすぎたのか、ぽわわ〜んと頬を染めた。
「ふぁあ……わたくしはもう、持子様の愛でお腹いっぱいですわ。ホテルでゆっくりおやすみさせていただきます……」
「……そう。じゃあ、私は午後の出発まで自室(社長室)で手配と仕事があるから。絶対に邪魔しないように」
雪はそれだけ言い残すと、颯爽と朝食会場を後にした。
こうして、極東の魔王と激しい夜を過ごした下僕たちは、スイートルームのリビングへと直行し、泥のように眠りにつくこととなる。
そして――すべてが静まり返った後、持子だけが一人、元気を持て余した状態で取り残されるのであった。




