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12:接触あるいは対面

小さな姉と大きな妹はお好きですか?

戦いが終われば交流の時間だ。

もう少しだけ戦っていたかったが時間がないのだから仕方がない。


欲求不満なれど戦いの満足感を感じているとふと足元から声が聞こえてくる。


「あの!助けてくれてありがとうございます!」


恐らくは彼女たちのチームリーダーなのだろう短髪の黒髪剣士がこちらに向けて頭を下げている。


あれだけボロボロになりながらもう立ち上がっているところを見ると彼女たちも決して弱くはないと分かる


他の少女たちを見ればこちらを眺めながら様々な感情を浮かべている。


困惑、感謝、驚嘆。三者三様の感情を体に受けながら((私))は軽く口を開ける。


「感謝はいらないわよ。これが((私))の務めだもの」


そう、彼女たちを助けることはラクーンからの依頼なのだから嘘ではない。


今はまだ時間制限があるがいずれは彼女たちの隣に立つのも悪くはないと考える程度には浮ついていた。


「・・・くそ強いなあんた。一体何者なんだ?」


金髪の髪の少女はほかの二人を庇うかのようにこちらに向き直る。


助けられたことには感謝するが如何せん今の自分の恰好は怪しいことこの上ない。


ローブの下が全裸なのにはさすがに気づかれてはいないだろうが気づかれたらさらに問題だ。


黒髪の少女は慌てながら金髪の少女に向き直る。


「ちょ、ちょっとサキちゃん!失礼だと思うんだけど!」


ぷんぷんと怒ってますよという表情を浮かべながらサキと呼ばれる少女を見つめる。


「今まで一回も見たことねー奴がさっさと侵略者をぶっ殺したらそりゃ不自然だろうよ」


うるさいなと耳を抑えつつサキは言う。


ごもっともすぎて否定のしようがない。彼女たちがどれだけ戦ってきたにせよ1回2回ばかりじゃないはずだ。


そんな中でいきなり出てきた((私))の存在はそれは不自然でしかないだろう。


「む~・・・でも助けてくれたのはありがたいじゃん!あーちゃんもそう思うでしょ?」


青い髪の少女に振り返りながら同意を促す。


いきなり話を振られて驚いたのだろう。オドオドしながらその会話に返事を返す。


「う、うん・・・あのままじゃ危なかったし・・・」


「ルナちゃんもお姉ちゃんもボロボロだし・・助かったのは本当だよね」


金髪と青い髪の少女が姉妹なのに少し驚いた。


小さく褐色の肌に金髪の少女と長身で発育の良い青髪が姉妹だと言われても信じるのは難しい。


少なくともどちらが姉かと言われれば青髪の方だとぱっと見は思うことだろう。


「ふん・・・そんなことは分かってるよ。助けてくれたことには感謝してる」


「しっかしまあ・・・小さいなお前!」


頭をかきながらこちらを見るサキだが先ほどまでの反応とはうって変わって好意的だ。


どうやら自分よりも小さいことにたいそう喜んでいるようだ。


・・・どんぐりの背比べじゃないかとは口が裂けても言えないだろう。


なんとも色濃い少女たちだが感謝を受けるのは悪くない。


こんなかわいい少女たちを助けられた。今はそれだけでとても満足だ。


先ほどとは違う理由で口が緩むのが分かる。


ああ、やっぱり彼女たちが犠牲を背負うのは間違っていると改めて思うのだった。


少女たちとの交流のお話。

この光景を彼が見たら複雑な気持ちになることでしょう。

早く沈んでほしいものですね。

本日は更新は少し短いですけどここまで。

仕事の都合で短い更新で申し訳ありません。

休みの時などはできるだけまとめて更新してまいります

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