105:ぱじゃま
目のやり場に困る
ようやく落ち着いたのはいいのだがどうやら3人の中で結論的に俺が悪いということになったらしい。
心当たりがないことで犯人にされるのは誠に遺憾なのだがこういう時は受け入れるしかないのが悲しい話だ。
「もう!はーちゃんはしっかり反省してよね!」
ぷんぷんと頬を膨らませながらルナが声を荒げている。しかしながら身に着けているのが犬の着ぐるみパジャマなせいで怖いというより可愛いという感情の方が先に来る。
普段から犬っぽい気配を漂わせているがこうやって本当に犬の恰好をするとまさしく大型犬だなと思ってしまうのは不思議ではないだろう。
「あはは・・・ルナちゃんもこう言ってますし発言には気をつけてくださいね」
苦笑いしながらもアカリはルナの言葉に肯定の意を返す。この中で一番大人っぽい見た目をしてるアカリだがその身に着けている衣服もまた年不相応に大人らしい。
灰色のバスローブを身に着けているのだがその隙間から見える俺と同じくらいの大きさの胸には下着の影が見えない。そのせいで可愛いより色気の方が高くなっている。
浴衣は下着をつけないと聞いたことはあるがバスローブはどうなのだろうか?だがまあこの大きな胸を抑えつける下着の存在は俺にとってもきついので寝るときくらいは外したいのだろう。
「まあこいつがこんな様子だしこっちが慣れるしかねーだろうな」
苦虫を嚙み潰したような顔で頭を掻きながらぼやくサキ。しかしサキの恰好が一番問題じゃないかと思ってしまう。
大きなワイシャツを1枚羽織っているだけで無造作に胡坐をかくのは流石に女子としてどうなんだ?
少し前にかがむだけでサキの小さな胸がこちらの視線に飛び込んでくるので目のやり場に困ってしまう。
「ど、努力します」と絞り出すように声を出すしかない。こんな色とりどりの恰好の中で俺のパジャマを言えば女児服というしかないだろう。
ママの趣味なのかパパの意向なのかは分からないが水玉とハート模様で統一された青色のパジャマの上下を身にまとい正座している恰好だけを見れば小学生くらいにしか見えないだろう。
3人の恰好を直視できないせいで視線をうろつかせているに気づいたルナがこちらに急に抱き着いてくる
「おやおや~はーちゃんは僕らが怒っているのに僕らの色気にやられちゃったのかな~?」
こうやってすぐにボディータッチしてくるせいで余計慌ててしまうのだがその様子がまた面白いのだろうか。
「ち、ちが・・・その・・・み、見とれていたわけじゃなくて・・・」
しどろもどろに返答を返すのだがそれはどう見ても肯定の返事にしか聞こえない。
「そ、そっか。ユイちゃん見とれてたんだ・・・えへへ・・・」
「お、おう。そりゃ悪かったな。ま、まあ今回のことはこれで許してやるとしてやろう」
アカリもサキも満更ではないどころか機嫌を直してご機嫌な様子になっている。
「にっしっし、そっかそっか。見とれちゃったならしかたないにゃ~」
ルナも満面の笑みで俺に頬ずりまでしてくるので俺の精神がごりごり削れていくのを感じた。
3人の性格に合わせてパジャマを設定しております。
彼の場合は本来はTシャツに下着だけなのですが流石にそれは許可が下りませんでした




