§083 相場
朝のキスで目を開けた。
最近はナズが優しく起こしてくれていたが、今日はやや強引に迫って来た。
目覚めが遅かったようで、しびれを切らしたようだ。
「ん・・・うむ・・・あふ・・・」
「おはよう、ナズ」
「おはようございます、ご主人様。昨日はごちそうさまでした」
はて?と思ったが、水の事か。
ドワーフが喉を潤すらしい薄い酒。
元々薄いのか、薄めた酒なのか。
ドワーフ向けにそういったメニューがあるのか判らないが、とにかく水。
ナズは寝転んだまま顔を落として礼をしてから、朝の用意に部屋を出た。
同時にアナが入って来た。
「ご主人様、お目覚めですか。おはようございます」
「ああ、アナもおはよう、早いんだな」
「ええと、いつもと変わりありませんが」
寝坊は自分だけだったようだ。
人間、酒が入ると寝つきが良く目覚めは悪い。
元々人間族は酒に対する抵抗値が低いのだろう。
地球のお偉い機関だって、酒は1滴でも毒で依存性が高いと言っていた。
ガソリンのように体を燃やし、力に変えるドワーフと根本的に違うのだ。
そう言えばアナも飲んでいた気がする。
「アナ、昨日の酒はどうだったか?」
「はい。初めて頂いたのですが、何と言いましょうか・・・、
甘くスッキリとした口当たりの後に喉が焼けるような辛みがありました。
甘辛くて美味しく頂けました」
酔いは残っていないかを聞いたのだが、全くそんな感じではなかった。
アナも強いのか?・・・いや飲んだのは一杯だけだったしな。
アナがベッドに乗って来たので、朝のキスをした。
「ご主人様、やや急がれませんと、皆朝食に集まって来てしまいます」
いそ・・・?
!!
・・・パンだ。
慌てて上着を羽織り、ワープでパン屋に行く。
急いだせいでポーチを忘れて、一度家に戻るまでがセットだ。
銅貨の袋を確認してポーチを肩にかけてパン屋に寄ったが、
ヴィーを連れて来るのを忘れて、また戻るまでがセットだった。
「おい、ヴィー急げ」
「な、何、アタイ何かやったか?!」
「いや、朝のパンだ。一緒に買いに行くぞ」
「えっ?ああ、わかった」
ゲートに押し込んでパン屋の列に並ぶ。
「ヴィー、ここのパン屋のパンは丸いやつと長いやつが8ナール、
美味しいパンと小さいパンが10ナールだ」
「うん」
「今日からお前は商館で勉強をするが、昼食はここのパンを買う」
「わかった」
「毎日8ナール渡すから、丸いやつか長いやつを買うといい」
「長いやつ、硬いんだよなァ」
「どっちでもいいから好きにしろ」
「アッ、アタイが買うのか?」
「1人で買った事なかったか?」
「いつもは兄ちゃんが買って来てた」
それもそうか。
エマーロ語や竜人語が使える町人は多くあるまい。
必然的に買い物には苦労をするし、カリム頼みとなっていたのだろう。
「1人で買えないと困るだろう?買う練習をする。
ま・る・い・ぱ・ん・を・く・だ・さ・い
と言って金を渡せば、売って貰える」
発音に気を付けて、パン屋の方を見てヴィーに伝えた。
「ま・u・i・ぱ・ん・o・く・だ・さ・い」
「そんな感じでいい」
「ホントか、これで買えるのか?」
自分の番が来たが、先にヴィーに買わせた。
パン屋の店主から大きなパンを受け取り、ヴィーはニコニコ顔だった。
「こちらはミニパンを3つ」
「あいよ、その子がお使いに来るんじゃないのかい?」
「まだ言葉の勉強中でな」
「そうかい、ウチとしては一杯買ってくれるなら誰でもありがたいね」
代金を支払い、今度は徒歩で家に帰った。
裏庭のハーブはかなり育ってきており、
もうそろそろ葉を頂いても良さそうだ。
1人増えると食費も増える。
ナズには今日食費を追加で渡さなければならない。
前回は銀貨20枚で調理道具等を揃えたと言っていたが、
果たして足りるだろうか。
今日の朝食は葉物の炒め物にハムが塗してあり、
それからスープと、自分がさっき買ってきたミニパンである。
「おお、今日はソテーかな?」
「はい、ハーブが育って来ましたので、これで色々な味が楽しめますね」
流石は料理人の娘だ。
既にあのハーブが食卓に組み込まれている。
朝の支度をしながら成長具合を確認をしているのだろう。
「ソテーならバターがあった方が良いのではないか?」
「そうですね・・・オリーブオイルよりは高価ですが、
バターの方がお好みでしたら準備いたします」
バターソテーなら醤油が・・・いや何でもない。
ペッパーで我慢する。
「それから、トウモロコシ粉だっけ、あれをちょっと用意できないか」
「トーモリクシ・・?」
「あーいや、トウ、トウ・・・トウキビ粉だっけ」
「かしこまりました、手に入るかどうか聞いてみます」
量が用意できるならトルティーヤに挑戦しよう。
・・・タコスには唐辛子が必要だ。
「唐辛子・・・」
呟いてみたが正しく発音できたので、あるようだ。
「唐辛子、いやチリソースはあるのかな?」
「はい、ございますが、とても高価です・・・宜しいのですか?」
「ああ、少量でいい。ちょっと作ってみたい物がある」
「かしこまりました、ご用意します」
馴染みの食材屋に注文を掛けるのだろう。
そう言う所もやはり元食堂の娘。
以前住んでいた場所を選んだ事も一因して、
特殊な注文にも対応して貰えるのはありがたい。
高いらしい唐辛子や、
1人増えた分も考慮して銀貨20枚を追加して渡す。
「では、また5日分だ、頼むぞ」
「かしこまりました」
ナズは銀貨40枚を受け取り、アイテムボックスにしまった。
今回は特別なオーダーが入っている事で、
こんなに要らないとは言って来なかった。
ジャーブとアナが台所に戻って来て、それぞれのイスに座る。
ヴィーも、それを察して自分の椅子に座った。
そうだな、座って良いとは言っていなかったから悪かったな。
食事中に今日の予定を伝える。
予定通りヴィーを商館へ、そして机と椅子を買いに家具屋へ、
その後アレクスムの商人ギルドへ行く事を伝えた。
「他に欲しい家具があれば今言ってくれ。
後からあれがあったら便利だったとか言われても困る」
「私は・・・今のところ特にありません」
「私も、不自由はありません」
知ってる。
この2人は今あるもので何とかしてしまうタイプだ。
要求があるとすれば、一般市民が長かったジャーブだ。
「家具ではないですが、あの部屋は何に使うのでしょう?」
っ!
・・・とうとう触れて来てしまった。
ナズもいる手前、もう適当な事は言えない。
アナは抑え込めたのに、何て事をっ!
このバカ!!バカ!!ワンコ!!!†
ギロっと睨むと、ジャーブは怯え始めた。
「す、すみません、何かまずかったですか・・・」
「ご主人様、兄ちゃんどうした?」
「いや、何でもないぞ~」
ヴィーが心配そうに顔を行き来するので許してやった。
「ン゛ン゛ん。まあそう言う訳だから」
「は、はい。分かりました」
「ではナズ、片付けたら午後まで自由だ。宜しく」
「はい、行ってらっしゃいませ」
「ヴィー、行くぞ」
「あい」
自分の後をてこてこと付いてくるヴィーは可愛い。
娘ができたなら、こういう感じなのだろうか。
娘と言っても、ヴィーは12歳なので子供かと言うとそうでもない。
生活環境が残念だったために、見た目より幼く映るだけだ。
「ヴィー、ここが商館だ。毎日、朝食後にはここに通え。
終わったら帰って来て、時間があるなら水汲みや掃除だ」
「わかった」
ノッカーを叩いて待つと、昨日の下男がやってきた。
「おはようございます、昨日の方ですね。
それから・・・、そちらの奴隷が教育をさせる者でしょうか」
「そうだ、よろしく頼む」
「ではこちらへどうぞ」
案内を受けて応接間に座ると、この商館の館主がやって来た。
トラッサのシラーよりは恰幅がいい。
儲かっているイケイケな商人だ。
「では、これが契約書と、それから教える項目となります」
「ああ、解った」
ざっと見るふりをして書面を眺めた。
・・・解らん。
しまった、サインはどうする。
「昨日もお伝えしました通り、代金は3万ナール。
食事や、ここで寝泊まりさせる場合は1日あたり150ナール頂きます。
勿論、お預かりしました奴隷は大切に扱わせて頂きます」
「ああ、家は近いし、昼はパンを買って来させるので大丈夫だ」
「左様でございますか。では一応念のため、
インテリジェンスカードのチェックをさせて頂きます」
他人の奴隷を持ち込んで教育をさせて、
所有を主張しないようなチェックだろうか。
奴隷自体が盗賊ではないかどうかのチェックもあるのだろう。
言われた通り腕を出す。
ヴィーに目配せをしたら、ちゃんと腕を出した。
空気が読める子は素晴らしい。
きっとしっかりと学習をしてくれるに違いない。
契約書類は渡されたが、サインは必要ではなかった。
ほっと一安心だ。
多分文字が解らないヴィーには書けないだろうし、
最悪ナズかアナを連れて来なければとも考えたが、それは杞憂だった。
次に家具屋に向かう。
予定通り机と椅子をそろえ、夕方に持ってくるように頼んだ。
これからも何かあれば夕方に持って来させれば、その時は家にいるはずだ。
家具は纏めて買ったし、
酒場のリアナさんの所で世話になっている事は知れているので
多少は値引いて貰えたが、初回のような大幅な値引きは無かった。
相手が商人ではないので、大きな出費に3割引きが使えないのは残念だ。
机があるなら蝋燭では無くランタンが欲しい。
蝋燭の炎では、夜遅く何かするには暗すぎるのだ。
ナズが酒場で歌う事になるならば、
夜間の道中が暗いのは心もとないだろう。
ナズに持たせる携帯用と、廊下に置く2つを探しに雑貨屋を訪れた。
「ランタンが欲しいのだが、あるか?」
「そう言うのはウチには入らないなあ、舶来品なら王都かシルクスだな」
「舶来品?」
「ああ、なんだ知らないのか?ガラス製品は高価なんだよ。
うちに置いとくのはこの国で作られる木製か鉄製のモンだけだ」
そうか、ミチオ君達の住むガイウス帝国だってガラス製品は高価で、
その職人を囲うための自治区があった。
半ば監獄のような・・・と言っては申し訳ないかもしれないが。
この国においてもガラス製品は高価なのだろう。
ではどこで作っているのかと言う話だ。
シュメール?皿?とナズは言っていた。
工芸の町なら、多分そこなのだろう。
そこから輸入された品が王都か、えーっと・・・。
「王都か何処だって?」
「シルクスだな、この国一番の貿易都市だ。
仲卸になると思うから、1個2個で売って貰えるかどうかは知らんぞ」
シルクスと言う町に商店があれば、そこで買える可能性がある。
無ければ、王都まで行かなければ手に入らないと言う事か。
トラッサの旅亭ではカンテラの貸し出しが行われていたと思ったが、
高価なカンテラを用意しても、宿泊者達が誰も使わないんじゃあ、
サービス価格でもいいから使って貰いたいのだろう。
なるほど、そう言う事だったか。
「そうか、ありがとう」
折角なので、ペンとインク、そして筆記用のパピルスを購入した。
ヴィーが文字を覚えたら書いたり練習できるし、
筆記具はいつかは必ず必要になる。
つまらないメモ書きのためにノートや鉛筆は勿体ない。
筆記用のパピルスは、包み紙のパピルスとは違って
多少は丈夫そうではあったが、それでも和紙より薄く脆そうだった。
ペンは金属製ではないので先は丸い。
それもそうか、文明水準はローマ時代+αなのだから。
そもそも万年筆のような尖りがあったら破れてしまうのだろう。
***
最後にアレクスムの商人ギルドに向かった。
入り口をくぐってみたが、誰も応対に来なかった。
まだオークションの時間には早いだろうし、
この時間に立ち寄る人が少ないのだろう。
受付に話すと、奥の談話室に通されて待つように言われた。
先ほど買ったペンとインクを取り出してパピルスに落書きを描く。
これでもイラストは得意な方だ。
大学時代はスマホのチャット機能で、
かわいいキャラや動物、似顔絵を描いて女子に送ると大いに受けた。
いちいちインクに付け直さないと長い線が書けない事が面倒ではあるが、
それでも数分かけてグリーンキャタピラーのデフォルメを描き出した。
後でナズとアナに見せてやろう。
インクがまだ乾き切っていないパピルスをパタパタと仰いでいると、
急ぎ足のジャミルがやって来た。
「ユウキか、待たせてしまって申し訳なかった」
「いや、来るのが早すぎたかな」
「朝は皆、今日何が売りに出るかの確認をしているからな。
すぐに対応できずに申し訳ない」
「そうなのか、何か目に付くような物はあったのか?」
「うーん、いつもと同じように、カードやスキル武器だ」
「面白そうな物はあまり無いか」
「俺たち仲介人は右から左へ流すだけの商売だから、
何が面白いかは見た人に依ると思うんだが」
「それもそうだな」
「何か所望の物があったら探しとくぜ?」
ここで欲しい物を伝えて置けば、
出物があった場合は取ってはくれるのだろう。
手の内を晒す事によって談合・・・、
いや価格協定で釣りあげられる可能性もある。
オークションに出るものは基本的に高額商品だ。
逆に言うと滅多に手に入らない代物。
欲しいと言えば欲しいが、それが武器や防具だった場合に
スロットが付いているかどうかが重要になって来る。
出る前に聞いておいて、
実際に手を出すかどうかのジャッジはこちらが決めたい。
できるのか?
「聖槍、という物が欲しい。あとは大楯という物も」
「魔法使いや僧侶、竜騎士が子飼いにいるのか?」
魔法使いはいない。僧侶もいない。
竜騎士はいるが、まだ使い物にならない。
と言うか持てるのか?12歳。
ナズよりチビだから自分の身の丈よりもでかい盾を持つ事になるぞ。
「いや、いないが・・・こう、家に飾ったらカッコいいだろう」
「なるほど、そう言う人もいないでは無いが・・・」
「自分が使うのではないから、
こう・・・見てビビッと来るものが欲しいな」
「びび?」
「うーん、何かこう、欲しいと強く思わせるような衝撃的な逸品だな」
「武器や防具はどれも同じ性能だと思うンだが」
以前、ホドワの武器屋で話したお迎えの話をジャミルにもした。
「なるほど、武器や防具が選んで欲しいと語りかけて来ると」
「そう言う事なので、出物があったら事前に判ればいいのだが」
「そういった大物商品なら、大抵は出品の4~5日前には必ず告知がある」
「そうか、それなら間に合うか」
「そうだな、今預かっている惰眠のカトラスも告知をしてるぞ」
「アレはそんなにいい物なのか?」
「10万ナール以上の商品なら基本的には告知を出す。
欲しがっている者が多い場合は値段も上がるし、
どうしても欲しい奴に知られる事は、お互いに有意義だ」
「そうなのか、告知が無ければ?」
「大抵は買い叩かれて終わりだ。ここだけの話、談合があって最低価格だ」
談合か・・・ミチオ君たちの周囲でもあったな、そんな事。
暴君であるサボーがミチオ君に吹っ掛けた決闘で討たれた後、
彼が支配していたバラダム家が金回りに困って聖槍を出した。
その際は即金が必要だったため、告知も回らず大損をした。
いや、告知はされていたはずだ、仲買人ルークは知っていた。
ルークはミチオ君に噂話しとして明かしていた気がするので、
きっと正式な告知では無かったのだろう。
ここだけの話って奴だ。
サボーは手駒の仲買人からも疎まれていそうな感じだったし、
聖槍の情報はバラダム家の家人が個人で広めた訳だ。
あるいはそれまで専属だった仲買人から縁を切られて、
その身内に漏らして広まった話だとしたら。
仲買人を仲介せず、いきなり個人で出品となると相当ハンデは大きい。
「個人で出品するとなると恐ろしく安くなるのだな」
「個人出品も無い事は無いが、お勧めはしないぜ。
ギルドに掲示されて、公に告知をできるのは仲買人のみだからな」
何故か?とふと思ったが、個人で告知を許可してしまうと、
安くなりそうだからやっぱり売らないとか、
俺ならもうちょっと色を付けるからと直接相談を受けたりして、
出品計画そのものがおかしくなってしまう。
認定を受けた仲買人が現物を預かり、
必ずその日に売ると告知するからこそ、
そこに信頼性があって価値も高まると言う訳だ。
バラダム家・・・下手を打ったな。
貧すれば鈍するというのは間違いだ。
力で押し続けた結果、頭の回る参謀がいなかったのだろう。
「では、それらが出たら情報を頼む」
「分かった、遣いの者を送る手数料が掛かるから、
落札しなくてもその分は貰う事になるがいいか?」
「それは大丈夫だ、よろしくお願いしたい」
「了解した。それではこれが要望を受けたコボルト、芋虫、はさみ式だ」
おお、はさみ式は聞いていなかったが恐らく昨日手に入れたのだろう。
既に朝イチの遣いがメモを届けている可能性もある。
「早かったな」
「金に糸目を付けなければ、この辺りは間違いなく出品されるからな」
そうだった。
どうしても欲しいからと上限を設定せずに買ったのだ。
値段を聞くのが怖い。
「いくらだった?」
「コボルトが5600ナール、少し高めだった。それから芋虫が3800ナール。
今回は競争相手が出て来なかった、ラッキーだな。
挟み式は狙う者が多かったので、6200ナールだった、結構競って来たな。
魔法に関係するカードは貴族が狙う事も多いから、今後も苦労すると思う」
「そうか、思ったほど高く無くて安心した」
「落札金額は表に30日分貼ってあるから相場外って事は無いぜ」
そうなのだ、これがあるから最高額でお願いと頼んでおいても、
天井知らずな価格になる事は無いのだ。
トータルではトントンと言った所か、それならば大損と言う事もない。
しかし、連絡費と手数料がここに掛かるからちょっとだけ高めかな?
「3点で15600ナールと伝令料を300ナールを合わせて、
合計15900ナールだ」
割引は無かった、・・・当たり前か。
そして、今日送った分であろう3通目も要求された。
これは実際にジャミルが払った金額だから、値引きようが無いのだろう。
依頼料が割り引かれただけでも十分としなければ。
金貨2枚を支払い、お釣りを受け取った。
「カードの信憑性についてはこの紙を持って行ってくれ。
ギルドの受付に渡せば鑑定ボックスを使わせて貰える。
といっても、偽物を掴ませた仲買人は聞いた事が無いから安心してくれ」
それもそうだ。
そんな事をしたら盗賊、あるいは捕まって何かしらの刑を受けるし、
商人ギルドに登録する仲買人として仕事ができなくなる。
ミチオ君だって解っていたと思うが、
セリーの手前あんな説明になったのだろう。
「では、次はまたコボルトと芋虫、それからサイクロプスが欲しい。
コボルトは伝令を送らなくてもいい。
芋虫かサイクロプスが手に入った時に一緒に買おう」
「了解した、依頼料は割り引きするから前回と同じ1200ナールだ」
貰ったつり銭から銀貨12枚を支払って、後をお願いした。
∽今日のステータス(2021/09/03)
・繰越金額 (白金貨2枚)
金貨 13枚 銀貨 12枚 銅貨 69枚
パン代 (30й)
ミニパン ×3 30
ヴィーの弁当代 (8й)
丸パン 8
食費 (4000й)
教育費 (3万й)
家具追加 (3500→3200й)
机中 1500
机小 1000
イス ×4 1000
雑貨 (100й)
ペン 50
インク 30
パピルスの束 20
依頼品 (17100й)
伝令料 300
コボルト 5600
芋虫 3800
挟み式食虫植物 6200
依頼料 1200
金貨- 6枚 銀貨+56枚 銅貨-38枚
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計 金貨 7枚 銀貨 68枚 銅貨 31枚
・異世界20日目(朝)
ナズ・アナ15日目、ジャーブ9日目、ヴィー3日目
鍛冶G面会まで2日




