§181 鼾睡
翌日、早くから支度するナズに起こされ、
いつもと変わらない朝を迎えた。
ナズとキスを交わし、アナともキスを交わす。
いつもの、のんびりした朝の一幕だ。
但し今日は食後直ぐにシルクスへ向かう必要がある。
夜明けと共に出港、とかだったら絶対間に合わないが、
イルハンから今日の朝イチで騎士団へ書状を取りに来いと言われたので、
その後でも十分間に合う出航時間なのだろう。
騎士団が船の出る時間を把握しているのだとすると、
何かしら出航手続きの書類を出してから出発しているとか?
ま、そもそも宿の朝食よりは全然早いのだから十分間に合うはずである。
それよりも、騎士団へ向かい書状を得て船に向かう。
そこまでは聞いているが、
どの船に乗って良いのかは聞いていない。
船それぞれで商会主は異なるだろうが、
どこがOKでNGなのかは言われなかった。
聞けば教えてくれるだろう。
それよりも、誰を連れて行くべきか。
1人では心細いし、何かあった際には留守番を頼める。
序列の順当で行けばナズとアナ2人だろう。
仮に船へ戻れなくなる事があった場合、
2人を外国へ置き去りにしてしまう事となる。
それは困るな・・・。
時速15km程度で進む馬車には戻れたが、
船はどうだろう。
古代の船は大規模な漕ぎ手を必要とするガレー船と言うのがあった。
数百人単位で漕ぐ戦闘用の船である。
とても早く航行旋回する事が可能だったらしいが、
その速度を維持できるのは持って数時間と言う、まさに海戦用の船だ。
10日も掛けて向かう場所に連れて行ける人数では無い。
そもそも海戦を行うような国同士の衝突も無い。
しかも文明の発展段階的に付いてはお察しだ。
文化は「少ない」に設定した。
帆だけで長距離を航行できる技術に至っているのだろうか。
前回見掛けた船は、帆もあったがオールも見受けられた。
古代エジプト時代でも櫂と帆の両方を備える船で貿易が行われていた。
こちらの世界でも普通にそういった帆船位はあるのだろう。
書籍や文献に依ると、帆船はおよそ4~7ノットと聞いた事がある。
・・・ノットがまず判らない。
数値の大小で速さを何となく理解していたが、
それが時速何キロだと言う単位に直らないと、
現実的な計算ができなかった。
文系の限界である。
記憶を辿る。
そういえば大航海時代、東インド会社に焦点を当てた映画や小説等では、
ロンドンからカルカッタまでの行路は約3か月との事だった。
途中で何度も寄港しただろうし、
航行距離も解らないので、これまたちょっと計算できそうもない。
うーん、知識だけでは文明が崩壊したら生活して行けないぞ。
他に比較材料足り得る物と言えば、・・・ゲームの知識だ。
イギリス海軍が幅を利かせていた中世の頃、
そんな時代を題材とした有名な某ゲームがある。
イギリスの貿易都市であるプリマスからドーバー間約400kmを、
端から端まで渡る帆船が3日と言う事であった。
こういったゲームでいい加減な設定を行うと、
自称歴史評論家の怖いお兄さん達がいちゃもんを付けて来るので、
割と史実に合うようには作られていたはずだ。
それを参考にさせて貰おう。
現実的に考えて、2日とチョットなら3日とは言わない。
つまり3日と+αだ。朝一に出て3日目の夕方までに着けば3日で良い。
6時に出て3日目の18時に着くとすると60時間。
約400kmを、(ええと、カ、カルクカルク・・・)
時速6.67km/hで渡った事になる。
あれ?帆船の最盛期にも拘らず意外と遅い?
では馬車よりも遅い移動物体へ戻ると言う事になるので、
ワープでの移動は可能だろう。
それが10日か。
230時間と仮定して1500km、
海を挟んで日本列島を縦断する位の距離に隣の国がある事になる。
概算で神戸から上海まで船で渡る計算だ。
そしてその距離をフィールドウォークで移動すると言う事は、
事実上不可能だと言う事でもある。
食事を終え、パニを連れてシルクスに飛んだ。
ナズとアナは絶対に捨てられない。
エミーは非戦闘枠だが、そのために戦いを仕掛けているのだ。
離れ離れになって病気が悪化しても困る。
リスクを考慮すると、連れて行けるのはパニとなるのは仕方が無い。
「パニ、これから自分達は隣国のサ・・・サ・・・、
サ何とかと言う国に船で渡る」
「はい、サンドラッドでしょうか?」
「そ、そうだ、そこだ。
自分は頻繁に船から自宅へ戻る予定だが、
ひょっとすると船に戻れなくなる可能性がある」
「えっ?・・・ええと、はい」
「その際に、1人でも戻って来れるように金を渡す。
それからこれには購入して欲しい物が書いてあるので、
万が一の際は交渉から購入までを頼む。無理なら帰還を優先してくれ」
「はい、かしこまりました」
パニに渡したパピルスには、口が付いた立方体のガラスの瓶と、
シャーレと蓋、ピペット等の実験道具一式が描かれている。
昨日徹夜して描き、寸法はアナに入れて貰った。
卸元なのだから、法外な値段にはならないだろう。
ミチオ君達は帝国で金貨1枚の大鏡を、
ペルマスクでは銀貨40枚で購入していた。
アレは隣国だし陸続きでもあったため、
冒険者を繋いで行けば運べない事も無かっただろう。
自分の場合は2つの国を経ているし、船でなければ行けない場所である。
もしかすると陸路もあるのかもしれないが、
そうしないと言う事は、中継できる町が途中に無いのだ。
そして10日も掛かるからバカ高いのだ。
自国の1/10以下の価格で買える可能性は高い。
ただしオーダーメイドなので、開発費はそれなりに掛かるだろう。
一品物なのでその分高く付くのは仕方無い。
帰りも書状と金があれば乗せて貰えるはずだ。
そこから冒険者ギルドを頼っても、金貨2枚もあれば十分足りるだろう。
念のためパニには金貨4枚を渡した。
シルクス騎士団の玄関に向かうと騎士達の見張り2人が声を掛けて来た。
「xxxxxxユウキxxx?」
「えっと、ユウキだが、人間族語は解らない。済まないがブラヒム語で」
「ユウキ様ですかね?イルハン隊長から書状を預かっておりますので、
受け取りの署名を館内でお願いします」
「おお、それはどうも。朝早くからありがとう」
「一応念のためインテリジェンスカードの確認を」
そ、そうだよね。
本人確認にはこれが一番なのだし、仕方無い。
ボーナスキルの幾つかを解除し、
ファーストジョブを商人に変更して腕を差し出した。
パニもついでに腕を出す。
お前は関係無かろう。
書面を受け取る人物が本人かどうかの確認のためだ。
それに奴隷なのだし、その時点で盗賊では無い。
「あっ、従者は良いです、主人だけで」
「は、はい。申し訳ありません」
ほら見ろ、パニは良い子過ぎる。
「ユウキ・フジモト、ジョブは商人。確かに確認しましたのでどうぞ中へ」
「パニ、自分は文字が読めないし書けない。
受け取り票を確認して、問題無ければユウキと書け」
「かしこまりました」
落款を押された書状を受け取り、騎士団を後にした。
書状はパニの肩掛けポーチに忍ばせる。
パニが使っているポーチは本来自分の物だ。
こういう時の主人は手ぶらが良い。
全て自分でやるのは何だか違う気がした。
目と鼻の先の港に向かい、出向の準備をしている船夫のグループに尋ねた。
「この船はどこに向かうのだ?」
「xxxxxxxxx?」
「xxx、ブラヒムxxx」
「すまねえな、こいつらはブラヒム解らないんで。何だった?」
「そうか、済まない。この船はどこに向かうのだ?」
「あん?殆どの船はサンドラッドに行きますぜ」
「そのサンドラッド行の船に乗せて欲しいのだが。
ここにイルハン殿からの書状もある」
「それなら構わねえと思うんですがね、食料や水は各自でお願いしやすぜ。
足りなくなると中で分けて貰う事になりやすが、
そン時ゃ高く付きますぜ、へへへ・・・」
船夫はニヤニヤしながら手で輪っかを作って金の合図をした。
なるほど、自分で飲食する分を自前で用意するのか。
「そ、そうか、急いで買って来る。パニはここで待て」
「はっ、はい」
踵を返し、冒険者ギルドへ向かって走った。
「後20分程で出港ですぜー?」
水や食料を用意する必要があるのは、ゲストだからだろう。
食料などは船員数×日数分しか用意していないのだ。
いきなりやって来た部外者に対応できるような用意なんてある訳が無い。
これから乗せて貰う事になる船は旅客船などでは無い。
富を求めて生きるか死ぬか、商人たちの戦いの場なのだ。
死ぬのは航海奴隷と雇われ船夫だが。
一旦家に帰って使う事が無くなったナズのリュックを持つと、
コップと手拭い2つを乱暴に入れた。
そしてトリアのパン屋に向かって揚げパンを20個買って詰め込む。
もうリュックの中はパンパンだぜ。†
水はウォーターウォールがあるが、一応ペットボトルに満たす。
炎天下を動き回る訳では無いので、
船上でゆっくりしているだけならばこれで十分だ。
準備して先程の船夫達に声を掛けた。
言葉が解る船夫に案内され船へ乗り込むと、
船長に面通しをされた。
言葉は解らなかったが通訳して貰い、書状を見せて頭を下げた。
その後船員たちの寝泊まりする集合部屋に案内され、
そこで到着まで適当に時間を潰すよう指示を受ける。
適当にって・・・雑過ぎるだろう。
到着までと言うからには、10日間をここで潰す訳だ。
ゲームも無ければ本や遊び道具も無い。
カードゲームなどがあればそれなりに遊べただろうが、
こういう時代なのでそれすらも無い。
紙すら高級品だし。
大体変な物を持ち込んだ所で異質な道具は怪奇の目で見られるし、
文字だってルールだって解らない相手と遊ぶ事は不可能だ。
船員達は交代で勤務するだろうから、
ハンモックやベッド、空いてる場所で適当にただ寝るだけの部屋だ。
奴隷たちが押し込められる商館の一室はこれより狭いのだから、
もうなんて言うかある種の拷問だ。
パニはこれより狭い商館で数ヵ月寝泊まりした経験があるから平気なのか、
顔色1つ変える事は無かった。
やがてガヤガヤと船員たちが集まり、
それぞれ空いているベッドを取り合って船員同士何やら話し始めた。
人間族語は解らないので何を言っているかサッパリだ。
「パニ、空いているベッドを使わせて貰おう。
1人で1つ使っては皆に迷惑だから、狭いだろうが一緒に寝るぞ」
「は、はい・・・」
パニが身をよじり出した。
違うって。
そういうんじゃないから、ホントに。
・・・ああそうか、こういう場合主人だけがベッドで奴隷は床だからか。
そりゃ済まんな。
しかし床で寝かせるのは可哀想だ。
1人でもそこそこ窮屈なベッドに、
2人が入ると一杯一杯だ。
パニを奥に寝かせ、自分は表側を陣取った。
パニが小さめの体で良かった。
ベスタは2メートル以上あると言うのだから、
このベッドでは寝かし切れないだろう。
その場合は奴隷らしく床で寝るしかない。
竜人族はもっとゴツくて、ベスタのようにデカい者ばかりだと思ったが、
パニは自分より少し小さめだし、ヴィーなんかはナズと良い勝負だ。
小さくて奇異の目で見られるから、パニは娼用だったのだろう。
ゴツかったら需要が無い。
ヴィーは栄養不良か?
うちの子達はアナとジャーブ以外、
本来は戦闘向きでは無いのだろう。
ベッドに寝転び、する事も無いのでパニに色々質問した。
「パニはどこの街に住んでいたのだ?」
「街と言うか、村ですね。
カサッドと言う村が、マルアドの街の傍にあるのです」
「マルアドか、聞いた事が無いな」
「ホドワよりは小さいですが迷宮もございます」
「その、マルアドと言う街には行った事があるのか?」
「僕の暮らしていた村ではあまり仕事が無く、
マルアドまで出向いて仕事をしておりました」
「そういえばそうだったな、お前は苦労して来たのだったな」
「い、いえ・・・」
「ヴィーとの仲はどうだ?」
「えっ?どういう事でしょうか」
「上手くやって行けているか?」
「はい。ヴィー様は最初怖そうな方かと思ったのですが、
とてもお優しく色々気に掛けて頂いております」
ヴィーは学が無いだけで根は優しい奴だ。
それは解る。
下の身分の者ができてお姉さん風を吹かさない辺り、偉い。
解らない事や困った事があった時に、
気軽に質問できて直ぐ答えを貰えるので、
パニの重要度は増しているのだろう。
これまで、何度も教え諭されて言う事を聞いている姿を目撃して来た。
今日のような用事にも連れ出せるので、パニは非常に役立っている。
パニにしてみれば特にヴィーへの苦手意識も無さそうなので、
こちらもまずまずと言った所か。
仲良くしろと命令した手前、
否定するような返事ができないと言う線も考えられるが、
即答できるのだから本心なのだろう。
「迷宮の方はどうだ?多少は慣れたか?」
「ええと、やはり怖くて僕が1人で戦うのは難しいですが、
なるべくお役に立てるよう頑張ります」
「無茶と怪我だけはするなよ、パニが無理なら無理と言え。
パーティの案内役がお前の役目なのだから、それに徹すれば良いのだ」
「は、はいっ」
「そういえば、アナから特訓は受けたか?」
「えっと、はい。いつ試験を受けても大丈夫だと仰って頂けました」
パニはもうLv46だ。
我々はLv50を目指せる階層を既に突破したその先へ行っているので、
もう暫く迷宮へ通っていれば問題無く冒険者を取得できる。
その際は正当な手順で冒険者になって貰うつもりでいる。
我が家には正確に時間を読める者がいない。
パニは冒険者と成って貰う事で、我が家の時計代わりになって頂く予定だ。
他にも好きな料理のメニューや苦手な食べ物などを聞いている内に、
出港の合図が聞こえて船が傾いた。
船員たちのリーダーらしき人物が声を上げると、
ガヤガヤと聞こえていた声はピタッと止まり、
入り口付近の男がカンテラを消すと船内は闇が広がった。
帆船の内部は木の継ぎ目が軋んで、ずっとギィギィと音が鳴る。
この中で船員たちは寝るのか、凄いな。
右に左に緩く揺さぶられながら、暗い船内で息を潜めた。
やがて船員たちの鼾が響き渡る。
木材のラップ音も酷いが、これも堪らない。
「パ、パニ、この環境で眠れるか?大丈夫か?」
「ちょっと煩いですが、頑張ります」
「気分はどうだ?酔ったりしないか?」
「僕たち竜人族は頑丈ですので、大丈夫かと・・・」
か細く華奢な体躯のパニから、頑丈とか言う不思議なワードを聞かされた。
種族的にそうなのかもしれないが、
個人差の範疇を超える位お前は弱そうだぞ、
と突っ込みを入れたくなった。
何せ殆ど運動をして来なかった自分と同程度、いやそれ以下なのだ。
竜人族なのに運動不足の人間族と同等と言う事は相当にひ弱では?
「では早速だが家に一旦帰り、戻って来られるか実験をする。
自分がこのまま帰って来なかったとしても慌てず、後は頼むぞ」
「は、はい。かしこまりました」
ベッドから抜け出し、暗い船内の壁に向かってワープでゲートを出す。
──ヴォン。
ゲートの開く重低音が微かに聞こえ、一応は成功したように思える。
くぐってみた所、自室に戻って来られた。
ナズとアナはベッドに腰掛けて何かを話していたようだ。
「あっ、おかえりなさいませ。ご主人様」
「お帰りなさいませ、ご主人様。
ご乗船されると言う話でしたが、如何でしたでしょうか」
「ああ、ただいま。パニと既に乗船して、出港した。
これからまた戻れるか実験をする」
「えっ?・・・はい。かしこまりました」
「行ってらっしゃいませ?」
アナは困惑したが、昨日の件もあるので察したのだろう。
ナズは解っていないようだ。
説明するのも面倒なので、必要ならアナからナズに伝えてくれると思う。
再び、明るかった時の船内を思い浮かべて、同じ場所にゲートを出した。
──ヴォン。
ゲートは開いた。
通れるかどうかは不明だが・・・、
大丈夫だ。
鼾の多重音声が繰り広げられる暗い船内に戻って来られた。
では後りの9日間はパニに留守番して貰って、
食料と水の補給を1日1度する位で十分だろう。
「パニ、パニ。ただいま、起きているな?」
「は、はい。戻って来られたのですね、大丈夫です」
「水とパンの入ったリュックを足元に置いておくので、
腹が減ったらパニの好きな時に食べろ。
これから1日1回、自分たちが朝食を取り終えた後で確認に来るので、
お前はここで留守番をしてくれ。
外の様子を見ても良いと思うが、くれぐれも落ちるなよ?」
「は、はい。かしこまりました」
「もし自分の事を聞かれたら、
トイレだとか外を見に行ったとか、適当に言ってくれ」
「分かりました」
再びゲートを開き、自室に戻る。
「ご主人様?・・・先程戻られたのでは?」
「ああ、あちらはパニに任せた。1日1回様子を見に行き、
到着予定日だけ船内で待っている事にする」
「そ、そのような事までおできになるのですね・・・」
「船の一角だけ覚えさせて貰ったら、もはや乗って置く必要すら無いな」
「ええっ・・・?」
ナズが絶句した。
流石にこれは一般市民でも常識外なのだろう。
「そういう訳で、我々は迷宮だ。ほら、準備準備」
パンパンと手を叩き、2人に支度を促した。
庭にいたジャーブにも声を掛けて、用意をするように言った。
*
*
*
今日は24層探索の続きだ。
未だ中間部屋は見付けていない。
やや遅くに入った迷宮だが、
やはり人の気配は少ないようでアナの索敵にも混乱を来した。
本来ならば特定の階層に留まれば、中間部屋で休む探索者がいるのだ。
人がいない、と言う事であれば休む者がおらず、
中間部屋の大体の位置が解らない。
従って全ての道を丹念に調べる必要がある。
確か7層では隠し扉のそのまた先の隠し扉にボス部屋が配置されていた。
そんな意地悪な構造であれば、全ての壁に触れて行くしかないのだ。
残念な事に深層階まで行けた知り合いがいないので、
全てに於いて自力解決を求められる。
現在は防具商人のLvを上げているため、
博徒のスキルを使い終わったら即座に防具商人へ切り替える。
経験値効率400倍を確保するため6thジョブを諦めた。
このため雷魔法を使用していても魔物たちは麻痺をし難い。
魔法の手数だけで押し切らなければならない。
ここから探索者が15Lvも上がるのは当分先の事だから、
もうこれから暫くずっとこの体制でいなければならないのだ。
幸いな事にこの階層で出て来る敵はもはや脅威でも無くなった。
ノンレムゴーレム2体に囲まれてもヴィーは耐えるし、
ハットバットは2層も前なのでそう沢山出て来ない。
ハーフハーブは出て来たらボーナス扱いでどうしても最後になる。
階層を追う毎に効率的には少しずつ悪くなったと思うが、
魔道士のお陰でダメージの底上げにはなった。
相対的に弓を撃つ機会も減っている。
暗殺者を外したので毒を掛け難いが、
差し迫って魔物のスキルを解除する必要性も無い。
ナズも手を出さずに警戒だけして終るパターンが見受けられた。
熟練度的にはもう十分なのに、中間部屋すら見付けられていないジレンマ。
逆に中間部屋やボス部屋があっさり見付かっても、
鍛錬的にはまだまだと言う階層もあるかもしれない。
そんなに美味い話は無いと言う訳だ。
そもそも最初の1歩目は恐怖に打ち勝てずそのまま引き返したのだ。
楽なだけ良いじゃないか、文句を言ったら罰が当たる。
∽今日のステータス(2021/11/22)
・フジモト・ユウキ 人間 男 21歳 探索者 Lv54
設定:探索者(54)遊び人:中火魔法/知力中(50)
英雄(49)魔道士(24)武器商人(30)
取得:村人(5)戦士(30)剣士(34)商人(30)色魔(1)
奴隷商人(1)騎士(31)賞金稼ぎ(31)暗殺者(42)
防具商人(1)農夫(1)薬草採取士(30)錬金術師(1)
料理人(18)村長(1)盗賊(30)魔法使い(50)
僧侶(19)神官(1)博徒(35)細工師(50)
冒険者(1)機工師(1)
・ナジャリ ドワーフ ♀ 16歳 鍛冶師 Lv47
・アナンタ 猫人族 ♀ 20歳 暗殺者 Lv46
・ジャーブ 狼人族 ♂ 28歳 騎士 Lv46
・ヴィクトラ 竜人族 ♀ 12歳 竜騎士 Lv44
・エマレット 狼人族 ♀ 19歳 料理人 Lv32 OFF
・パニ 竜人族 ♂ 15歳 探索者 Lv47
↓
・フジモト・ユウキ 人間 男 21歳 探索者 Lv54
設定:探索者(54)遊び人:中水魔法/知力中(50)
英雄(49)魔道士(24)防具商人(7)
取得:村人(5)戦士(30)剣士(34)商人(30)色魔(1)
奴隷商人(1)騎士(31)賞金稼ぎ(31)暗殺者(42)
武器商人(30)農夫(1)薬草採取士(30)錬金術師(1)
料理人(18)村長(1)盗賊(30)魔法使い(50)
僧侶(19)神官(1)博徒(35)細工師(50)
冒険者(1)機工師(1)
・ナジャリ ドワーフ ♀ 16歳 鍛冶師 Lv47
・アナンタ 猫人族 ♀ 20歳 暗殺者 Lv46
・ジャーブ 狼人族 ♂ 28歳 騎士 Lv46
・ヴィクトラ 竜人族 ♀ 12歳 竜騎士 Lv44
・エマレット 狼人族 ♀ 19歳 料理人 Lv32 OFF
・パニ 竜人族 ♂ 15歳 探索者 Lv47
・繰越金額 (白金貨2枚)
金貨 89枚 銀貨 79枚 銅貨 67枚
お使い代 (40000й)
パン代 (200й)
揚げパン ×20 200
金貨- 4枚 銀貨- 2枚
------------------------
計 金貨 85枚 銀貨 77枚 銅貨 67枚
・異世界51日目(朝)
ナズ・アナ46日目、ジャ40日目、ヴィ33日目、エミ26日目
パニ16日目、サンドラッド到着まで10日
・トラッサの迷宮
Lv 魔物 / ボス
21 ピッグホッグ / ピックホッグ
22 ハットバット / パットバット
23 ノンレムゴーレム / レムゴーレム
24 ハーフハーブ / ハートハーブ




