↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この壊れて、それでも尊き世界で−Errifate 002:Malvane Has Distorted−  作者: 仙台赤べこ
第一章【DARK SOULSな『現実』へようこそっ】
38/43

36.嘆きの森影5[ドクとホノオと大乱闘]

レンサクから"視た"『鐘槌』――


[≪埋葬の鐘槌≫:葬鐘ノ巫女・エステラの携ェタ大槌。■■印教会ニ秘蔵さレル聖具ガ一つ。死者ヲ弔ゥために鳴らされるはズノ鐘ㇵやがて別の意味ヲ持ッタ。音ハ祈ㇼヲ超ェ死を告げルモノとなり、その響きは地を満たㇱ肉体ㇳ魂ノ境ヲ曖昧トㇲル]


――『神性武器』は”神の干渉具合”によって表示がバグる……って設定をいま考えた


~Ren side.~



[【死ンデモ命ガアルヨウニ】が発動]

 ⇒即時修復、再生を行い蘇生させます 7/10


[リンッ――状態異常[激痛]を検出]




 ――黒い音響の波が“黒煤の罠”を霧散させ、そのまま振り下ろされた鐘槌が死に体の俺を叩き潰す。

 シもちぃの巨体はその後、重力に従って地上へと落ちていった。


(……――――――――っ)


 辺りには骨と肉片が散ばり、人外な膂力の跡だけが静かに残る。

 だが――俺を殺したのは鐘(・)槌(・)の(・)一(・)撃(・)で(・)は(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)。




[【剣魔錬創Ⅱ】を任意発動]

 ⇒三つの『素材』を検出

 ⇒『等価素材』を提示してください




 ――“あらかじめ表示させていた錬創(保険)”を黒煤が霧散した直後に操作――潰される“上半身”そのものを『等価素材』として発動していたのだ。……俺なら『殺される(やらかす)』と思ったんだッ(信頼の自虐)!






――――ヂッ――――ッッ業(ゴオ)オオォォォッッッ!!!






 ――鐘槌で殴り、抉れた大木。

 その裂け目から突如として噴き出したのは――“翡翠と漆黒の炎”だった。




「――――痛熱(イ゛っチぃ)ィィーー……」




 ――蘇生した(意識が戻る)。

 修復する肉体を“翠色の焔”が包み込み――欠けた組織を“焼き癒す”。

『技能』の修復と『翠(・)焔(・)』の(・)再(・)生(・)が重なり、ゼロの肉体が瞬く間に再構築されていく。……『(状態異常)激痛』でいつもより痛いけどなっ!!


 ――その一方で、黒煤(左手)に握った“新たな錬創剣(燃え盛る大剣)”から別色の炎――『灰燼(黒炎)』が噴き上がり、癒えた傍から左半身を焼いてしまう。……まぁ、“再生の方が早い”から、ヨシっ!!


(――ん゛ん~~……“カ(・)ー(・)ラ(・)さ(・)ん(・)の(・)炎(・)”、適応しても(慣れても)熱いんだなぁーー……(汗))


――――ポロンッ




[≪終灯の灰剣≫:<黒(・)灰(・)塵(・)を(・)孕(・)む(・)竜(・)核(・)><融火の源灯><不死竜の灼眼>を用いた錬創剣。翡翠の再焔と黒き灰燼を宿し、王の残り火をその身に秘めた灼熱の大剣。刀身は常に熱が籠り、揺らめく翠焔と黒炎は互いを燃やすことなく絡み合う。その柄を握る者は灰燼に肉を焼かれ、再焔によって幾度も再生する]




 ――新規の『適応』が『リンッリンッ』と……そんな『灰剣』を気にせず握り、俺は“こっちを見上げるシもちぃ”を見据えたまま――“新たな『剣魔錬創(追加技能)』”を発動する。




[リンッ――【剣魔錬創Ⅲ(・)】が発動]

 ⇒〈銘(・)帰(・)鏤(・)核(・)〉を任意発動

 ⇒『名づけ』する錬創剣を選択

 ⇒識別名:≪夜導の霊律剣≫

 ⇒改名:|________



「――――ぁーー……(テキトウに)『夜道』で」(――後で変えればいいし)




 ⇒識別名:≪夜道≫に改名




(んで――『戻(・)れ(・)』)


 ――新しく得た『名づけ』という能力。

 下の亡者へ放った『霊律剣』にソレの行使し――念(・)じ(・)る(・)だ(・)け(・)で(・)呼(・)び(・)戻(・)す(・)。




――――ッシュキンッ!




 まるで某『鍵剣』を召喚するように、『霊律剣(夜道)』が一瞬で手元に帰還する。

 それを右手で握り――修復した体を傾け木から飛び降りた。




――――(大木の根っこを駆使し)ッギシィィ……ッドンッッッ!!!




 タイミングを合わせるように、根を掴んだシもちぃがバネ仕掛けのように跳び上がった。

 勢いこそ足りず木肌に張り付くが、無数の手脚を蠢かせて這い上がってくる。……『カオナシ』にも見えてきたな……。


(――結局、“黒煤が消された理由”は分からないままなんだよなー)

(でも、”防げる可能性”のある夜道(剣)は持ったし……まぁ、ダメで反撃食らっても“翠焔(再生)”と“黒炎(炎)”、あと“物理”でゴリ押せばいっか!(The 脳筋っ))


 ――飛び降りる直前。

 俺は上着分の黒煤を腰の後ろへ集め――“記憶頼り”に『東京喰○(ナンたら)』って漫画の『尾○赤(ナンとか)』っぽい“尻尾”を生やしていた。……いや何一つ言えてないっ! 読み方なんだよあれッ?




――――(シュルッ)――ッバギィィッ!!




 落ちながら、尾てい骨から伸びた『疑似尻尾』を“なんとなく”で操り、その先端をめり込んだ壊剣の柄に巻き付け引っこ抜く。




「――――――――あ~~。

 アァーーッ。     あ゛~゛~゛っ。

              あ゛ーーーー!!!!

    ア゛ァ゛ーーーー!!     アァ~。

 ァ゛ァ゛~゛~゛……。     あーー。

     アァ~~。   ぃあ゛っ~~~~!!!」




 ――シもちぃがキモい速度で這い上がる。

 その合間に『卑しの群歌(歌い)』、『道化師の雷投(投擲)』、そして今度は初めて振るうの“槍”を構え、それを大木に突き刺した。




――――ッバァギィィ――ッギュルゥッッ!!!


[リンッ――詳細判明、【戦技】〈巡礼の貫き〉を開示します]


[〈巡礼の貫き〉:前方へ鋭く踏み込み地面へ槍を突き立てる。刺突と同時に、黒い樹根が爆ぜて広がり、狙った敵を絡めとる]




 ――直後。

 俺の降下先に“うねる太い樹根”が爆ぜるように生えだした。

 幾重にも枝分かれした黒い根が生物みたいに身をよじり、捕縛しようと伸びてくる。




「(灰剣を構え――)っほん……ッジャマイカぁーー!!!(掛け声)」




 ――絡めとられるその寸前に灰剣を振るう――瞬間、“俺ごと飲み込んで”『黒い猛炎』が爆ぜた。




――――ッシ゛ュ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛……――ッッッ!!!!!




 燃え崩れる樹根を突き破り、頭保護の仮面(煤のヘルメット)を被った俺が翠焔に包まれて突破する。……当然、前は見えない仕様。


「(煤を取り)――ふんっ!!」(――――ファンネルッ!)


 燃え殻を抜けると外したメットを“一つの煤球”に変えて投擲。

 同時に、待機させていたファンネル(刀と木刀)をシもちぃの背後へはしらせる。




[リンッ――【暁天ニ呵ウ鬼】が発動]

 ⇒〈投擲術・破砕〉が発動。投擲物に[激突性][貫通]付与


――――ッ! ッ! ッ! ッ! ッ! ッ!




 ――複数の“半透明の雷投”が俺へ迫っていた。

 それに対し、俺の放った煤球が空(・)中(・)で(・)拡(・)散(・)。

『ショットガンの弾』みたいに“投げてから分裂”し、それぞれが『投擲術・破砕(技能)』を纏って迎え撃つ。




[【理想ノ僕】を任意発動]

 ⇒一時的に、『もんっのすごい集中力』を激化補正




 ――前にもあった、“世界がスローになる感覚”。

 その中で複数の煤玉を同時に操り、雷投へ接触した瞬間――一つ残らず“包み潰した”。


(――その『戦技』は対策済みっ)




――――ッヒュ、ッヒュンッ!




 雷投を封じたタイミングで動かしていたファンネルが傍まで到達。


 ――すると奴が手脚を止めて、“あの鐘槌”を掲げた。


『――ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ーーー(鐘を振り上げる――)』


(――ッ!!)「――――(ッドォズゥッ)ッ!!!」


 “その動き”を見た俺は急いで『煤尾(しっぽ)』を大木に突き刺して急停止――タ(・)イ(・)ミ(・)ン(・)グ(・)を(・)計(・)る(・)。




――――ッヒュ、ッヒュンッ!!!(シもちぃに突撃)




『――ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ーーー!!(”光る”鐘槌)』






――――ッコ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛コ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛ッ゛ー゛ー゛ー゛ー゛ー゛――……!!!!


――――ッッブッワァッ! ブッワァッッ!






 ――打ち鳴らされた『弔いの残響(鐘の音)』。

 黒い二重の音響波(衝撃波)が大木を軋ませ、範囲に触れた『煤付きの二刀』は電池切れのおもちゃみたいに力なく落ちていった。




((赤目で凝視)――――いまっ!)「ッ(再降下!)」




『禍津月詠』――技能(戦技・魔術等)の発動認知ともう一つ、“魔力の可視化”を頼りに、“残響が完全な消えた瞬間”を見極め一気に距離を詰める。






『(――ッギョロっ)――ア゛ァ゛ァ゛ァ゛~~~!!』


――――ッコ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛コ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛ッ゛ー゛ー゛ー゛ー゛ー゛――……!!!!






 ――幾つかの視線が『ギョロリ』と俺の動きを捉えた。

 そして次の瞬間――“再び”『弔いの残響(鐘の音)』が鳴り響く。


(――ウぅわっ、予想外したー!)

(『戦技(アレ)』インターバルなしに出せんのかよ~~っ)

(…………だがしかぁしっ――“この展開”も織り込み済みじゃーーーッ!!)


 ――“遅い世界”の中、事前に懐剣を持たせた煤尾を体から離し(ピンっと伸ばし)、煤玉(パックン)を上空(後方)へ遠ざける。




――――リンッ、リンッ、リンッ――




 右手の夜道が“黒い衝撃波”に対して強い『警鈴』を鳴らす。

 試しに黒炎を噴き放つが、熱気こそ届くものの炎そのものは“残響”へ触れた途端に搔き消されてしまう。




「すぅーーー――ぉらァ!!(剣を振り下ろす)」




 ――そして“黒い衝撃波”へ触れる寸前、俺は夜道を渾身の力で振るった。すると――――






――――ッザ――ブッアァァァァーーーーー!!!






 ――強い抵抗を押し切り、夜色の刀身が黒(・)い(・)衝(・)撃(・)波(・)を(・)切(・)裂(・)い(・)た(・)。




[≪夜道≫:~~~~この剣は周囲からの敵意や呪詛、殺気に反応し震え、斬(・)撃(・)は(・)霊(・)体(・)、呪(・)い(・)、魔(・)術(・)と(・)い(・)っ(・)た(・)形(・)な(・)き(・)存(・)在(・)へ(・)優(・)先(・)作(・)用(・)す(・)る(・)特(・)性(・)を(・)宿(・)す(・)]




 その『特性』を遺憾なく発揮した大剣が“魔力の残響(衝撃波)”に風穴を開ける。


「(ッブワ)――――っ」


 しかし――切り開いた“隙間”が狭すぎた。

 掠めた『余波』だけで黒煤の左手足が削られ、握っていた灰剣も触れた『衝撃』で弾け飛ぶ。


 オマケに生身の右足からはナゼか血が噴き出し苦悶する。……マジっ、何で消えるんだよオイッ!!


「(再び振るう)ふッ!!――――はぐぅ」


 飛ばされた灰剣はいったん無視。

 すかさず夜道で裂け目を切り広げ――“柄を素早く咥える”。……歯茎痛ったッ!?


 そして“残響”の外へ退避させていた煤尾から懐剣を空いた右手に投擲した(投げ落とした)。




[リンッ――【暁(・)天(・)ニ(・)呵(・)ウ(・)鬼(・)】が(・)発(・)動(・)]

 ⇒〈投擲術・破砕〉が発動。投擲物に[激突性][貫通]付与






(っ――――ッあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーー!!? 誤爆したぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーーー!!!!)






 ――“体に繋がった尾”から剣を『投げた』ことで、それが『投擲』と判定されたっぽい?……今後一生“投げ渡せなくない”???


「――ふぬッ――――(キャッチを試みる)」




――――ッギュゥンッ(スカっ)ッッーー!!!




 ――俺の真横を懐剣が剛速で駆け抜ける。

 それを反射で掴もうとするが――なんか、“来るのが『速いようで遅く見える』……そんなちぐはぐした速度のせいで取り損ねた。……くっそぉっ! なんだいまの『遅い世界(タイムラグ)』わァッ!!!(自業自得……?)




――――ッガァァッンッッ!!!!




 行ってしまった特大剣は――案の定、シもちぃが丸盾を使って”跳ね返して”しまう。




 ――――――――――ッ




 両者の距離は数メートル。

 “遅い世界”の中でも、跳ね返された剣だけはバっカみたいな速さで迫ってくる。


 黒煤の左腕と脚は途中から先がない。

 煤の尻尾は絶対に間に合わない。

 

(………………(考え中))

(――――――ちょっと閃いた――)




「(右腕を前に)――ッヌぅッ――――(ッドシィ)ッッ!!!」




 ――右手で懐剣の切先(刃じゃない)を掴み、その軌道をほんの少しズラす。


 その勢いで後ろに引きずられる右腕へ、”二股に裂いた尾の一方”を巻き付け補強。

 もう片方は大木に突き刺し無理やり体を固定する。


「(ッミヂ、ッブヂ)――キ゛ぃ゛ィ゛~゛~゛~っっ!!」(――――っ(意(・)識(・)操(・)作(・)中(・)))


 手首、肘、肩――ついでに腰といった関節が軋み、筋肉が千切れる。

 それに気合で耐え続けていると――急に”全身へ力が漲ってきたっ”。




「(目元のカットイン)――<●><●>ッ!!」




 ”夜道を咥えたまま”右手を離す。

 勢いを残した懐剣が再びはしる。……いやっアゴ攣(つ)るぅ!



 ――その剣身を指先で撫でるように流し――やってきた柄を”捕まえたっ”。




「(力む)ン゛んっ~~――!!」




 本来なら体ごと持っていかれる衝撃――それを『制御』し”力任せに引き寄せる”。




[≪夜道≫:Pt:90×1.5=135

〖既存〗

 筋力:135↑ 体力:0 /攻撃力:0 耐久力:0

〖特異値〗

 能力範囲:0 霊撃性:0↓]


[≪星葬の壊剣≫:Pt:170×1.5=255

〖既存〗

 筋力:255↑ 体力:0 /攻撃力:0↓ 耐久力:0↓

〖特異〗

 重感軽減:0 力場強化:0↓]




 ――”装備している間だけ得られる『能力値上昇(バフ)』”。

 その恩恵で無理やり剣を回収し、突き立てた煤尾で勢いよく降下っ。


『――ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ーーー!!(”光る”鐘槌)』


「――ウザい(ゔはい)っ!」


 逆手に握った懐剣を振るい、三度(みたび)鳴らそうとする鐘槌ごと叩き壊しにいく。

 ――だが、シもちぃは見た目を裏切る身軽さで木肌を蹴り、一瞬で飛び退いた。




――――ッコ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛コ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛ッ゛ー゛ー゛ー゛ー゛ー゛――……!!!!




「ゔ~~っ(悔しく唸る)」


 置き土産のように鳴らされた“衝撃波”が行く手を塞ぎ、追撃をあきらめた俺はそのまま地上まで落ち切る。


「(煤尾を使って着地)ンっ――――――ッ!!」




[リンッ――詳細判明、【戦技】〈滅多切――――ッザン!!




 ――泥濘へ降り立つや否や、戦闘音に引き寄せられたゾン狼(けん)やボロ鎧を纏った亡者たちが一斉に群がってきた。


 それを煤尾と懐剣、黒煤(左手)に持ち直した夜道で“泥を撒き散らしながら”一蹴――そのまま“駆け出す”。




――――――――(ッシュル)――ッギュンっ!




 煤尾で地表へ張り出した太い根を掴み、一気に体を引き寄せる。

『隠密』をかけ直し、大木の間を縫うように疾走――シもちぃの“視界”と“嗅覚”から逃れるよう森を移動する。


(――倒せなかったうえ時間食ったのが悔やまれるぅ!)

(――でもっ、最優先は『サクとの合流』だろ俺ぇー!!)


 改めて目的を叩き直すように胸中で叫び、“気配のある方角”へ急いで突き進む。




[※【剣魔錬創Ⅲ】が発動]

 ⇒一時的に[幸運]極化補正




((何かに“気付く”)――ん? んんっ?……『アレ』はッ――――なんて『名前』だっけ……??)




――――っ――(ッキ゛ュ゛ン゛ッ゛ッ)――




[※【剣魔錬創Ⅲ】が発動]

 ⇒一時的に[不運]極化補正

(※プラマイゼロ)




――――ッハ゛ァ゛リ゛ィ゛ッ゛ン゛!!


     ――――リンッ、リンッ、リンッ――




「――――ぃ゛ッ゛ッ゛!!??」




 …………まぁ、”いつもの”やつです……――『それは突然の出来事っ』。


 低空を駆ける俺は視界の端に『あるモノ』を発見した。

 ――しかし、その一瞬の隙を突くように、『羅針眼(感知)』はおろか“夜道の警鈴よりも早く”、上空から襲来した一撃がまさかの――“黒煤(左腕)を『叩き砕いた』”のだ。……黒煤(キミ)壊れ過ぎじゃない????


「――ウッソだろおい――」


 衝撃で泥濘に突っ込む寸前、俺はまだ残る“ゆっくりな世界”の中で最後に襲撃者(ソイツ)を『視た』――。


――――ポロンッ




[【名前】四肢狩りの女王


【種族】獣(深淵)・異形(多眼、多脚)


【レベル】2(・)0(・)1(・)


【属性】深淵・物理・技巧・――――




(またにゃっ――!?)「――っクッッソォゲ―――――ゔぼっふッッ!?(泥ォーイン)」






====================


~Saku side.~



「(呼び寄せた“上着”へ着地)――はぁー……最悪だ。ザコ掃除ならまだしも、なんで“一番ダルい”ところで[ワタシ]なんだ。ハズレくじにもほどがある……(気だるげ)」


 状況は、“切り替わった時”から察してる。

 ――だからこそメンドクサイ。ダルい。腹が立つ。




―――――ッドォッン!!!




 上から騒音。

『亜人の大将』?――が、相変わらずバカの一つ覚えみたいに木を蹴って突っ込んでくる。


「(手印)――『婆娑羅門』」


 気だるげに、[ワタシ]は進路上の少し前に『角錐門』を展開。




「―――ッグルゥッ!!」――――ッガァギィ!!




 ヤツが左腕を突き出して門と激突。

 ――でも衝撃を腕一本で殺し、その勢いのまま体を反転――門を乗り越えようとする。……脳筋のクセに小細工つかうんだ。




――――ッコ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ーーッッ!!!




 乗り越えた直後。

 頭上から『巌の狂爪(大きな塊)』が振り下ろされる。


「…………」


 ――[ワタシ]はそれを醒めた目で見上げる。




「はぁ……『阿修羅門』『摩多羅門』」




 “『阿修羅門(三角形の鉄扉)』”を展開。

 それをちょうど振り下ろされる“肘の位置”へ配置。




――――ッコ゛ッ゛ッ、ク゛チ゛ィ゛――(肘粉砕)!!




 “頂点”に当たった肘が潰れた音。

 そのまま遠心力だけで向かてくる『大きな塊』は、中型の“『摩多羅門(二重金庫扉)』”で対処。




――――ッカ゛ァ゛~゛~゛ン゛~ッッ!!




「――死体(お前)が思いつく程度の策で殺せると思ったか?」




――――ッカ゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッッ――…………




 浮遊から落下へ。

『門』で勢いを殺されたヤツが叫びながら落ちていく。


「吼えるだけなら犬でもできるぞ……(見下す)」




――――――ッズッシィィッッ……!!




 結構な高さから落ちたのにうまいこと着地。

 そんなヤツは、折れた右腕を煩わしそう垂らし落ちた武器を左手に持ち替える。


(また跳びつかれてもダルいな……仕方ない――)


[ワタシ]は地上の大将(ソイツ)を“視界に収め”――静かに『告げた』。




「――『お(・)前(・)は(・)“ト(・)ぶ(・)”な(・)』――」




[リンッ――状(・)態(・)異(・)常(・)[言(・)霊(・)(否(・)定(・))]を(・)付(・)与(・)し(・)ま(・)し(・)た(・)]




「――ク゛ゥ゛ゥ゛ッ゛!!――――ッッ!?」


[ワタシ]を見上げるソイツが体を屈め、傍の大木に跳び移ろうとしたのだろう。


 ――しかし、“両足が離れない”。

 ヤツが困惑し、動きが乱れているのが見てわかる。


「“トべない”なら――『壁蹴り』ってやつも意味ないよな?」


 あまりの滑稽ぶりに興味もないのにつぶやきが漏れる。

 下では『歩けたり』『腕は動かせる』のに、『走れず』『跳べない』ヤツが四苦八苦している。




――――ッ――ッィ、――――キッ――ッガキィ――!!




 ――そうして観察していると(待っていると)、”さっきから感知していた人物(気配)”が――あ、別の”速い気配”に弾かれてとんでもない勢いで吹っ飛んでくる……。






「(勢いよく――)……っぁーーーーぁぁああ゛あ゛っ! サクさ~~~ンっ!!(――突っ込んでくる)」


「………………(手印)『摩多羅門』『あけ』」




――――(障子)サァァァーー――ッ!




「――やっと合流っ――

           |

           |

           |

           |

          何

           で

           だ

           ぁ

           ぁ

           っ

           !

          !

          ?

          |

          |

           ・

           ・

           ・

           L






――――ッブッヂャァ!!(弾ける泥飛沫)




 …… “血と泥まみれのレン”が抱き着こうとしてきたから、そのまま“下向出口(トビラ)”で投棄してしまった。…………まぁ、『泥団子』が飛んできたんだからとうぜんの対処か……。


「(泥から起き上がり)ッボっほォ!――いまっ、『感動の再会』だったでしょうがっサクぅーー!!」


 尻尾(?)……を生やした”左腕のない”レンが、さらに泥まみれになって抗議してくる。


 そんな、"オモシロいレン"を一瞥して――――




「――安心した。”相変わらずの馬鹿”で……(微笑)」




「――辛辣ベストイヤーーっ!!?(脳死ツッコミ)」




――――ッカ゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ゛ッ゛ッ!!!




「(振り返り)うッさぁ!――ッここにも『ボス』いんのカァァーーーいっ!!!(”視て”把握っ)――――」




「あ……大将(ソイツ)いま”トべない”から上――――っ(反応)」


 ――レンに『上にあがってこい』と言おうとした時、急に”勘”が働いた。

 無意識に体を右に傾け――同時、赫血(左腕)に『付与』をほどこして”切り離す”。




[リンッ――[珍(・)奇(・)]が付与されました]




―――――ッサ゛ァ゛ン゛ッ――――ッギャリンっ!




 ――”突然わいた気配”が直前で進(・)路(・)を(・)変(・)え(・)、『切り離した腕』に流れて一閃――血の腕をガラスのように”叩き割った”。


(――『斬る』じゃなくて『砕けた』?)「――――ふッ」


 いまだ正体の分からない”影”に向けて、[ワタシ]は下から流れるような蹴りを放つ。




――――っ――――ッッ!!




『空振り』……というよりは、『逃げ』られた感触。

 ソレは振り上げた蹴りを手か足で受けると、その衝撃を利用して跳び去ったのだ。……巧(うま)いな。


「(腕を戻しながら)――――『婆娑羅門』(とび移る)」


 体を守るようにパーカーを着直し、右手の血刀を握り直す。

 そして、木々の間を高速で跳ね回る”影”を眼で追った。






――――っ――っ――っ――――っ――っ……!!!





 

 ――しかし、”速すぎる”。

 姿が捉えられない。


 かろうじて追えるのは”白い残像”だけ。

 加えて、”ステータス”も『姿』が見えないと”表示”されず、だから”正体”も”得物”もわからない。




「(手印)――『婆娑羅門』、『婆娑羅門』――――……ッ(迎撃っ)」




 ――一直線。

『白影』が再度、高速で斬り込んでくる。

 それに対し[ワタシ]は、悠々と血刀を構えてカウンタ―――――ッバリッン!!


「――チィっ――(回避)」――――ッザシュ!


 ――負傷。

 ヤツの得物に触れた血刀が、一瞬の抵抗を見せ――”また”『砕け散った』。

 さらに勢いの衰えない攻撃が”上着ごと”腕を切り裂き、二の腕の肉を容赦なく抉り取っていく。




((傷口を見て)――……”相性”っダぁルッ)




 痛みより先に、『面倒臭さ』が込み上げてきた。 

[ワタシ]は抉れた腕をすぐに”血で癒着”させ、戦い方を”回避”へと切り替える。……『角錐門』でのカウンター(自爆)も視野に入れて。


「――こいつメンドクサぁーー……」


 心底うんざりした声を漏らしながら、腰の血の収納袋(ポーチ)に手を伸ばす。


「――――(シャキ……)」


 ――取り出したのは、以前カラミディアに貰った『スローイングダガー(投げナイフ)』。

 それを二本掴み、うち一本だけに『付与』――”適当”に投擲する。




[リンッ――[珍奇]が付与されました]

[リンッ――【暗月ヲ背負ウ影】が発動]

 ⇒〈夜投術・暗器〉を発動。投擲物に[無反射性][隠密]付与


[【隠密】を任意発動]

[リンッ――【暗月ヲ背負ウ影】が発動]

 ⇒〈暗隠夜行〉を任意発動






――――っ――――ッギンッ――ギィンッ!


――――(クルッ)――――っ!!!






「(眼で追い)――――『婆娑羅門』(角錐門(カウンター))」


「っ――――(ダンッ)っ!!(蹴って直角に跳び去る)」


 ――白影が俊敏な動きで投げた”二本を追い落とし”、『隠密』をかけ直した[ワタシ]へ迷いなく斬りかかってきた。


(――(気配の無い)[ワタシ]だけじゃなくて、”全部”狙ったか――)

(…………というか、(”森影(ここ)”だと)マジで『隠密』死んでるな……キっツ)


『珍奇』――”モノに注目を集める効果”を使った検証は、芳しくない結果――とも言いきれなかった。


(まぁでも――居場所は分かっても、”ソレが何か”までは分かってないっぽいな――)











「――――サクぅーーーーッッッ!!!!! ごっめん手ぇ貸してェーーーッ!!!」




――――ッカ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ゛ッ゛ッーーー!!!




「――――――――あ~~」

 「アァーーッ」     「あ゛~゛~゛っ」

              「あ゛ーーーー!!!!」

    「ア゛ァ゛ーーーー!!」     「アァ~」

 「ァ゛ァ゛~゛~゛……」     「あーー」

     「アァ~~」   「ぃあ゛っ~~~~!!!」


[リンッ――詳細判明、【奇術】〈卑しの群歌〉を開示します]











――――――――――ッッッッ!!!(乱闘音っ)




 ――避けながら考えに耽っていると、下の方からレンと――『たくさんの愉快な蛮声』が聞えてきた。

 仕方なく視線と勘だけで白影を追い、下の『気配』を探る。




 …………結果、”『三つ分』の気配”だけが忙しなく動き回っていた。




「――――んぅ??」


 ――さすがの[ワタシ]も首をかしげる。

 聞こえる『声の数』と、分かる『気配の数』がまるで合っていないからだ。


 その原因を確かめようと、危険を承知でチラリと下を見てやる。


 するとそこは――『地獄絵図』となっていた。











「――う゛ぉ゛ぉっ!!――ッッホイコーローーーッ!!!(気合の掛け声っ)」


――――(燃え盛る黒炎)ッ業(ゴオ)オオォォォッッッ!!!


――――(特大剣を振りかぶる)ッフ゛ッ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛ッ゛ーーー!!!




――――ッカ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ゛ッ゛ッーーー!!!


――――(特大槌の振り下ろし)ッス゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ッ゛ッ゛ッ゛ン゛ーーー!!!!


[リンッ――詳細判明、【戦技】〈竜頭割り〉を開示します]




――――――ッキ゛ィ゛ィ゛ッ゛ッ゛~゛~゛~ンッ!!!


「――硬ぇ!! 重ぇ!! 効いねぇ!!?――いやッ分っかんねぇーー!!??」




「――――――――あ~~。

 アァーーッ。     あ゛~゛~゛っ。

              あ゛ーーーー!!!!

    ア゛ァ゛ーーーー!!     アァ~。

 ァ゛ァ゛~゛~゛……。     あーー。

     アァ~~。   ぃあ゛っ~~~~!!!」


――――(『道化師の雷投』)バヂッバヂヂバヂッ、バヂバヂッバアヂヂッ、バヂバヂッッ!!!


――――(『巡礼の貫き』)ッブヂャッッ――ッギュルゥゥッッ!!!


――――(『嘆きの鈴音』)ッリ゛ィ゛ー゛ー゛ン゛……


――――(『弔いの残響』)ッコ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛コ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛ッ゛ー゛ー゛ー゛ー゛ー゛――……!!!!


[リンッ――詳細判明、【――――

――――

――




「(回避)っぬぉッ!――――ってんめぇ”シもぉ”ーーッッ!!! 何でお前は俺ばっか狙うんだよッ!! この”亜人の大将(のっぽ)”もお前タゲってんだから『敵』だろッ!!? 俺だけジャマすんじゃっ――――ぎゃああああっ!! 煤尾(しっぽ)と煤脚(あし)とれ――(――ット゛ォ゛ッ゛ス゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ーーー!!!)――お゛っぼォスゥッッ!!!??(瀕死・修復・再焔)」











――――――――――――――――――――――ッッッッッッ!!!!!!(激しい大乱闘音っ)




 ――――……”あのレン”が右腕と左脚と尻尾(黒煤)を器用に使い、『三本の剣』を振るいながら暴れ回っていた。……今は”ゾンビ”してるけど(呆目)。


 しかも、いつの間にか”シもちぃ(変なの)”まで増えていて、二体の化け物を相手に”三(・)つ(・)巴(・)(?)の乱戦”を繰り広げていた。…………黒煤(左腕)と[ワタシ]のニ刀をどうしたアイツ。




「(諦観)――――」




((『継骸卿』を”視て”)……あぁ、納得。”コイツら”に絡まれたんなら遅れる訳だ……(同情))

(……こっちも膠着してダルいし……”仕切り直すか”――)




――――――っ!!!(白影突撃)




 ――ちょうど、白影(ヤツ)が何度目かの斬り込みを仕掛けてきた。


「(ッジ)――『婆娑羅門』――――っ」


 目の前に”目隠し(ブラインド)”代わりの門を展開し、[ワタシ]は躊躇なく足場から飛び降りる。




――――っ(ダっ)――ダンッ(ッザシュ――)!!




 ――飛び降りた直後。

 白影は『壁』として展開した門を巧みな”ウォールラン(壁移動)”で駆け上がり、[ワタシ]が立っていた場所へ斬り込んでいた。……危ない。大将(亜人)の『頭』よりよっぽど狡猾だなコイツ……。


「(落ちながら)ぅ――――レン、離れろっ」


「(反応)っ――――引きっ……ますッ!!(ガンッ)――――ッ(戦域から離れる)」


 ”修復で燃える(は?)”レンが、[ワタシ]の声に反応し何合目かの斬撃を受けてそのまま後退。

 ――その背後に『門』を展開する。


「――『摩多羅門』「あけ」――――(っドン)っ゛」


「(背中に衝撃)――――ア゛た゛っ!」


 落下の勢いそのままに、レンとぶつかりそろって苔生した地面に転がる。……服に泥ついた。不快。


「――『摩多羅門』『あけ』」


 もう一度。さらに寝転ぶ地面そのものを『摩多羅門(扉)』に変え、二人まとめて適当な”大木の背後”に退避した――――。






「――――ぅえっ?? サクさん――『状態異常』の[毒(・)舌(・)ダ(・)ウ(・)ナ(・)ー(・)]ってナニィっ!!?」


「――――説明メンドイから察しろ」




====================


[〈竜頭割り〉:全体重を乗せて叩き潰す戦技。跳躍して放つと、広範囲へ衝撃波と地揺れを発生させる。武具破壊+衝撃+振動]



[リンッ――〈異焔適応〉を得ました]

[リンッ――〈翠焔(痛)適応〉を得ました]

[リンッ――〈焼癒適応〉を得ました]

[リンッ――〈再燃適応〉を得ました]

[リンッ――〈再焔適応〉を得ました]

[リンッ――〈慣性適応〉を得ました]

[リンッ――〈牽引適応〉を得ました]

[リンッ――〈伸張適応〉を得ました]

[リンッ――〈裂筋適応〉を得ました]

[リンッ――〈負荷(引)適応〉を得ました]

[リンッ――〈関節(切)適応〉を得ました]

[リンッ――〈関節(引)適応〉を得ました]

[リンッ――〈歯茎(痛)適応〉を得ました]

[リンッ――〈筋攣適応〉を得ました]

[リンッ――〈狩猟適応〉を得ました]

[リンッ――〈疾速適応〉を得ました]

[リンッ――〈瞬撃適応〉を得ました]

[リンッ――〈奇撃適応〉を得ました]

[リンッ――〈盲域適応〉を得ました]

[リンッ――〈死角適応〉を得ました]

[リンッ――〈乱闘適応〉を得ました]

[リンッ――〈猛攻適応〉を得ました]

[リンッ――〈包囲適応〉を得ました]

[リンッ――〈挟撃適応〉を得ました]

[リンッ――〈挟襲適応〉を得ました]

[リンッ――〈死闘適応〉を得ました]

[リンッ――〈轟重適応〉を得ました]

[リンッ――〈毒舌適応〉を得ました]

[リンッ――〈中傷適応〉を得ました]

[リンッ――〈挑発適応〉を得ました]


[※称号[悪縁ト結ブ縁]が発動]

[※称号[新タナ歯車]が発動]



[リンッ――【苦シテ楽ナシ】が発動]

[リンッ――〈沈鬱耐性〉を得ました]

[リンッ――〈狩猟耐性〉を得ました]

[リンッ――〈疾速耐性〉を得ました]

[リンッ――〈瞬撃適応〉を得ました]

[リンッ――〈減退耐性〉を得ました]


[※称号【歪ミニ囚ワレシ者】が発動]

[※称号【新タナ歯車】が発動]




====================


◇レンのステータス(New)


〇固有技能(ユニークスキル)

≪New≫【剣魔錬創(ケンマレンソウ)Ⅲ】:解放技能(リリーススキル)。※不定期に[幸運][不運]のどちらかを一時的に極化補正。|『素材』を三つまで用い『刀剣』を『等価交換』で創造できる

[等価素材:人体各所+内臓各所]

[創造可能スロット:●●●●●/○○]

(※解放ごとに『補正倍率』が上昇。『Ⅲ』Pt:○○×1.5)


≪New≫└Ⅲ〈銘帰鏤核(めいきるこつ)〉:【剣魔錬創】の『刀剣』にのみ効果発動。『名付け』が可能

 名付けた刀剣は『創造主/装備者』以外の接触・干渉を『拒絶』。意識することで刀剣を『創造主/装備者』の傍に召喚できる




◇New錬創装備:レン


※読み方を『しまいび』にするか悩んで…………た……

≪New≫――元・≪終灯(ついとう)の灰剣≫


   ↓〈銘帰鏤核(改名)〉


≪New≫≪灰剣≫:<黒灰塵を孕む竜核 ☆8><融火の源灯 ☆8><不死竜の灼眼 ☆7>を用いた錬創剣

 翡翠の”再焔”と黒き”灰燼”を宿し、王の残り火をその身に秘めた灼熱の大剣。刀身は常に熱が籠り、揺らめく翠焔と黒炎は互いを燃やすことなく絡み合う。その柄を握る者は灰燼に肉を焼かれ、再焔によって幾度も再生する

Pt:330×1.5=375

〖既存〗

筋力:0 体力:0 /攻撃力:0 耐久力:0

〖特異〗

再焔:175↑ 灰燼:200↑


[<黒灰塵を孕む竜核 ☆8>:黒い灰燼を内に宿した核。漏れ出す黒炎は敵を焦がし、宿した者すらも灰へと近づけていく。それでもなお――かの竜人はこの炎を手放さなかった]


[<融火の源灯 ☆8>:統べる意志が、最期に灯した大いなる火種。魂を焼き、理を溶かし、異なる存在同士を強引に混ぜ合わせる。それは火であり、命令であり、世界を従えと告げる『王の余熱』である]


[<不死竜の灼眼 ☆7>:不死の焔竜の亡骸より遺された翡翠の片眼。その視線に映されたものは、肉体ではなく魂から焼かれる

 燃え尽きぬ命を持つがゆえに、この瞳は『終わり』を知る存在を強く羨んだという]




◇『潜在能力』の再割り振り


≪黒煤(くろすす)の居合刀≫:<黒煤の小塊 ★>と<黒煤の小塊 ★>を用いた錬創剣

 剣魔錬創の力を無視して歪み、増量された鞘付きの刀。鍔はなく超軽量、峰の半分は両刃で折れてしまいそうなほどの薄刃。切れ味と耐久が未知数の一振り

≪New≫Pt:300×1.5=450

〖既存〗

筋力:100↑ 体力:200↑ /攻撃力:0 耐久力:0

〖特異〗

切れ味:50↑ 反動耐性:100↑



※元・≪夜導(やしるべ)の霊律剣(れいりつけん)≫


   ↓〈銘帰鏤核(改名)〉


≪New≫≪夜道≫:<聖灰の鉄塊 ☆6>と<重鋼の背骨棒 ☆5>を用いた錬創剣

 夜そのものを思わせる黒き両刃大剣には霊紋の儀式文字が刻まれている。刀身は質量に反して異様に軽く、振るわれる際、空気抵抗や摩擦を感じさせない滑らかさを持つ

 この剣は周囲からの”敵意”や”呪詛、殺気”に反応し震え、斬撃は”霊体、呪い、魔術”といった形なき存在へ優先作用する特性を宿す

≪New≫Pt:90×1.5=135

〖既存〗

筋力:135↑ 体力:0 /攻撃力:0 耐久力:0

〖特異〗

能力範囲:0 霊撃性:135↑→0↓



※元・≪星葬(ほしはぶり)の壊剣(かいけん)≫


   ↓〈銘帰鏤核(改名)〉


≪New≫≪チョコバー≫:<巨人の面甲板 ☆6><重拳の魂飾核 ☆5><メテオライト ☆5>を用いた錬創剣

 星の重力と絶大な重量を無理やり一振りに圧縮した特大剣。魂との親和性が極めて高く、刀身を中心に常時、微弱な”重力場”が発生している。その引力は敵だけでなく振るう者すら絡めとり、刃は斬るためでなく砕き、圧し潰す鉄塊を化した

≪New≫Pt:170×1.5=255

〖既存〗

筋力:255↑ 体力:0 /攻撃力:100↑→0↓ 耐久力:55↑→0↓

〖特異〗

重感軽減:0 力場強化:100↑→0↓



※大破・置去

≪赦鋼(しゃはがね)の大剣≫:<聖灰の鉄塊 ☆6>と<重鋼の背骨棒 ☆5>を用いた錬創剣

 重厚で鋭く、頑丈な片刃大剣。骨のような白い刀身は光を受けることで神秘的な輝きを宿し聖なる重刃と化す

≪New≫Pt:120×1.5=180

〖既存〗

筋力:0 体力:0 /攻撃力:0 耐久力:0

〖特異〗

加重:0 聖撃性:144






◇サクのステータス(New)


〇固有技能(ユニークスキル)

≪New≫【五門顕現(ゴモンケンゲン)Ⅲ】:解放技能(リリーススキル)。※不定期に[縁運]を一時的に極化、極下補正。|工程を踏み門を顕現、宣言で開くことができる

『五門顕現』の効果で発現した二種以上の『感情』のみ混ざり合う


≪New≫└Ⅲ〈手印〉:手で印を結ぶ


≪New≫└Ⅲ【婆娑羅門(ばさらもん)】:己の傍に門を顕現させる

 一時的に、潜った者へ[我儘]の感情を強制付与。[豪気]が強制付与。任意で[派手][珍奇]を付与できる

 状態異常:[豪気][我儘]/(任意)[派手]

(※[豪気]:体力微上昇補正。抵抗力上昇補正)

(※[我儘]:『所有権干渉』補正。『奪取技術』『執着』上昇補正。『協調性』低下補正)

(※[派手]:己に強い注目が集まるようになる)

(※[珍奇]:所有物へ強い注目が集まるようになる)


 └[葛藤+我儘]=[○○デレ]


 └[冷静+我儘]=[毒舌ダウナー]:抵抗力、体力微上昇補正。『諦観』『挑発』『減退性』補正。『減衰』『精神』耐性補正。『協調性』『やる気』低下補正。二度のみ、視界に入れたモノへ[言霊(否定)]を付与できる

(※[言霊(否定)]:『否定』した物事を一時的に”禁止”する)


 └[悟リ+我儘]=[○慢]




・解説べこ!

[言霊(否定)]:[毒ダウ(サク)]が口にした『”トぶ”な』という『否定』は、あえて”カタカナ表記”で言ってます

これは意味を一つに限定せず、”解釈の幅”を広げるための作戦

『飛ぶ/跳ぶ』はもちろん、『意識/理性がトぶ』――さらには『足がトぶように動く(走る/ステップ)』といった強引な解釈まで含め、”多方面に作用する『否定(文言)』”へと昇華させているのです




====================

うちの武器《コ》たち!


≪赦鋼の大剣≫……丸い片刃にならない…(◞‸◟)

アン先生

「――仕様です」

赤べこ

「――嘘だッ!!!」

挿絵(By みてみん)



≪夜道≫…………名前ェ~…

赤べこ

「見た目は……――(・ω・)bグッ」

アン先生

「( ´∀`)bグッ」

挿絵(By みてみん)



≪チョコバー≫…………クランキー入ってそう

赤べこ

「最近のアイスたけぇ~~ŧ‹"ŧ‹"( ˙ч˙ ) ŧ‹"ŧ‹"」

アン先生

「…………|ョ・﹃ ・ )」

※引力エフェクト

挿絵(By みてみん)



≪灰剣≫…………面白い改名が思いつかんかった……

赤べこ

「……キーブレードに在りそうなデザイン……」

アン先生

「偶々です」

挿絵(By みてみん)


※焔炎エフェクト

挿絵(By みてみん)



≪黒煤の居合刀≫…………両刃?

赤べこ

「切先両刃になってるコレ?」

アン先生

「……………………」

赤べこ

「おいっレスポンスッ!?(最近知った横文字)」

挿絵(By みてみん)



≪黒罅の燼刀≫……いいね(・∀・)b

赤べこ

「クオリティどうしたんっ?」

アン先生

「張り切りました――( ≖ᴗ≖)ニヤッ 」

挿絵(By みてみん)




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。