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異国からの招待状
とある城の中
そこには、王座に座っている者と
その主に仕えているのだろう
片膝を立て、頭を垂れる男女がいた
すると、王座に座っている主は、手を前にかざした
そこから出て来たのは、水で出来た鏡
そこに映し出されたのは、
楽しそうに笑う一人の少女
その少女を見て、主は
ニヤりっと、弧状を描いた
「これは良い。レオンハルト」
「はっ!」
先程まで頭を垂れていた男は、顔を上げ、
しっかりと主を見ていた
「良いか、この水鏡に映る女を此方に連れて来い」
「畏まりました。では、早速」
「ああ、頼んだぞ」
レオンハルトは、その場でスッと立ち上がり、
一礼をし、暗闇の中へと消えて行った
「ふふふ、あははは!!」
主の笑い声が響く中、
命を与えられなかった女は、
ただ黙って、仕える主の為に頭を垂れていた




