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消えた幼馴染み
私には、年上の幼馴染みがいた
優しくて、美人で、
その上、勉強も出来る
才色兼備と言う言葉が、本当によく合う人
兄弟や姉妹のいない私にとって、
姉のように、慕わせてくれる人が、
居なくなった
それもある日、突然
まるで、神隠しにでも遭ったように
忽然と
彼女を知る人達は、皆
消えた彼女を必死になって捜索した
しかし、手がかりとなる情報も、彼女も、
何一つ見付ける事は出来なかった
彼女と最後に会ったのは、私
私は彼女と
最後に別れた時の事を思い出していた
『じゃあ、またね。舞ちゃん』
雲一つ無い、澄み切った秋の空で言った
その言葉が、
優姉ぇからーー小月優奈から聞いた
〝最後の言葉〟だった




