8、早く現状を把握させて下さい
結局、ピンクツインテの名前はおせつ決定した。
ミズも(結構、はっきり)ピンクツインテも(やんわりと)反対していたが押し通した。
「まあ、ご主人様がそうおっしゃるなら…おせつで。」
ミズが生暖かい目で自分を見るが知らないふりを決め込む。自分は決して気付いてなどいない。
「で、名前は決まったけど、この後どうするの?」
「これでわたくしはご主人様のものです!なんでもお好きに♪」
お好きにと言われても…ここが何処かも分からないのにやれることなどないに等しい。
しいて言うなら、現状把握ぐらいだ。というかそれ以外ない様な気がする。
「おせつちゃんがボクのものっていうのはどういうこと?」
「そのままです!今までわたくしは誰のものでもありませんでした。それを名前を付けていただくことで、名がご主人様のものだという証しになるんです♪それにより、わたくしを使っていただくことが可能になったのです!」
「使うって?」
「説明書ですから☆」
説明書ならきちんと説明してほしい。
「えっと具体的にはどんな風に使うんだ?」
「どうとでも!ご主人様のお好きなように♪説明ならなんでも出来ます☆」
「そっか。んじゃ、どうやったら帰れるの?」
「わかりません☆」
清々しい程に即答。
しかも何故かどや顔をしている。
・・・・・・なんだか、キャラが読めてきたような気がする。
「えっと、帰れないってこと?」
「いえ。それは『方法』なので不可能なのです。ご主人様にその様な力は今のところありませんし、わたくしには『説明』出来ません。」
急に真顔になり答える。
・・・・・・やっぱり分からないようだ。
「んー、じゃぁ、現状を説明してもらうとかは?」
「大丈夫です☆では、始まりから説明しますね♪」
また、大袈裟な動きになった。実にわざとらしい。
「始まりはある一つの世界が崩壊したことです。」
急に話はとぶが、自分はフラグというものを信じている。
何が言いたいかと言うと悪いフラグが振られているのが見えたような気がする。




