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転生女神のちぐはぐな世界  作者: スエラ
説明のない説明書
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9、傍迷惑な話



おせつは自分の嫌な予感なんて感じることなく、説明を始めた。




まず、歴史の話をしましょう。

世界なんていう考え方もなかったころの話です。


その頃はひとつの空間があったそうです。

空間には次々溢れ出るあるエネルギーだけがありました。物質を造り出すエネルギーです。エネルギーは特になにも出来ません。ただあるだけです。そのエネルギーを使うものがないですから。


空間一杯に広がったエネルギーは自然にある存在を造り出しました。エネルギーを使う存在です。要するに、消費してくれる存在ですね。この存在が神様や、仏さまと呼ばれる中である意味一番偉い存在です。


この存在はとても頭がよかったそうです。空気すら存在しない空間で想像して創造しなければないので自然とそうなったみたいですね。


この存在を『創造神』と呼ぶ方が多く、またその名を自称することはあまりおすすめ出来ません。理由については分からなければまた後で。


創造神はまず、12人の子を造り、知能と知識欲、新しいものを考え出す力を与えたと言います。その後、少しずつ必要なものを与えました。この過程で『時間』が出来たそうです。ものを覚えるのも、考えるのも、『時間』があってこそですからね。


そして、12人の子がそれぞれ、独立した個体となった時、一つずつ世界を与えました。


そして、ある『使命』を与えました。ただしその内容は12人と創造神達しか知りません。


そして、数えれない程に長い時間を経て12人の子と創造神は死にました。



さて、ここからが本題です。

12の世界にはある共通したルールがあります。

1つは『エネルギーが尽きたら世界は崩壊する』これは当たり前ですね。エネルギーなしに何かを造り出すことは出来ませんから。世界を維持することは不可能です。

もう1つが『世界が汚れた時、世界は崩壊する』この『汚れる』の定義ですが、基本的には世界の『負の感情』や行きすぎた『欲』などが一定量を越えることを指します。また、世界を管理するものの精神状態が壊れた場合にも当てはまります。





そして、世界が崩壊した後、管理するものに一定の期間が与えられます。

この期間内に管理するものは後継者を選出し、その後すぐに死にます。



「待って、それってもしかして…」



ある世界が崩壊し、管理していたものは後継者を探しました。しかし、後継者にも色々と条件がありまして、ギリギリ期間内に見つけられたのが―――――



「それ以上、説明しなくてい―――」



「ご主人様なのです☆」





(嫌な予感大的中ーーーっ!?)



やはり、フラグは折れませんでした。





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