4、成せば大抵何とか成らせる
さて、どうしたものか。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
沈黙が続く。
何も出てこない。
もちろん、生き物を減らすなんていう考えは全くもってない。
こういう時はあれだ。なんちゃってマッピング。紙の上ではなく頭の中で思考を広げていく。
「・・・・・・広さ・・・・・・面積、いや体積か・・・・・・圧縮、むり・・・へつる、ちょっと削るのじゃ解決にはならないか・・・体積を減らす・・・ん?面積か・・・面積……、っビルだ。」
「おー!その手があったか!!」
二人でハイタッチをかわしながら次にすることを考える。
「次は気候やらの条件付けだね!!」
「あー…」
ミズが頭を抱えてしゃがみこむ。
「なんだよ。」
「また、えげつない勢いで盛り込むんだろうなぁ、と。」
心当たりはとてもある。ある過ぎる。あり過ぎて耳が痛いので遠慮なく制裁を加える。
「ホーリーランス」
「っ理不尽!!」
仄かに蒼く光る光の矢達がミズへと降り注ぐ。
ミズが騒ぐので重石を乗せて黙らせる。
「ご主人様ご主人様!」
ミズを放っておき、考えを巡らせる。といっても少しアイディアはあるのだ。
今のかたちにあわせてアイディアを少し修正していると、おせつが服の端を引っ張りながら話しかけてくる。
上目使いが決まってる。かわいい。
「どうしたの?」
「ビルって何ですか?」
コテン、と首をかしげる。なにこれかわいい。
「知らない?ほら、あの、10階建てとかの。」
「知ってます♪ではなく、それで何故解決となるのですか?」
おせつにはどうやらビルでは伝わらなかったらしい。ファンタジーではありきたりだと思うのだが。
「んー…、内緒♪」
ウインクなんてしてみたり。似合わないのは了解してます。
「気候はさー、ちょっと考えがあるんだよねぇ…ふふっ」
何故かミズの肩が跳ねる。
よし、潰そう。




