表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生女神のちぐはぐな世界  作者: スエラ
説明のない説明書
20/53

17、みたくないものしりたいこと


鏡面の揺らぎが収まっていく。薄い氷がはっていくように、鏡面が滑らかに固まっていく。


色、形、少しずつ鮮明に何かを写し始める。


写ったのは娘と戯れている自分だ。



楽しそうにしているのを見ると会話が気になる。


(なんて話しているんだろう…)



その思いに反応したかのように少しずつ声が聞こえてくる。

なんてことはない、日常の会話だった。いや、娘はまだ生まれてしばらくしかたっていないので一方的に話し掛けているだけだが。

それだけなのに幸せそうに見えるのだから不思議だ。

何がそんなにたのしいのだか。



「・・・・・・もういい。」




もう一度、鏡面に触れながら言うと、固まっていた鏡面が揺らめき始め、元の状態へと戻る。



「他のご家族を見られなくてよろしいのですか?」



おせつが首を傾げながらたずねるが答えない。いや、答えられない。

頭の上に何かが乗る。おそらくは、ミズの手だろう。



「おせつ。」



「はいな♪」



「少し、放っておいてやってくれ。」



「・・・・・・・・・?・・・・・・了解いたしました。御前から失礼させていただきます。お呼びになられればすぐに戻りますゆえ。」



「ありがとな。」






ミズとおせつの会話が聞こえるが、何の反応を返すことも出来なかった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ