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転生女神のちぐはぐな世界  作者: スエラ
説明のない説明書
17/53

14、言葉を交わすって大事



とりあえず、ミケをベッドに置く。



「あー、もう、腕がパンパン。」



しびれ具合からしてこちらにきて約1時間。意外に時間は過ぎているようだ。

マッサージをしようかとミズが提案するが、今触れたら死ぬので却下する。



「さて、おせつちゃんや。」



可愛い可愛いおせつちゃんににこやかに話しかける。



「はい♪」



おせつの返事する姿は相変わらず可愛らしい。



「ミケも寝たことだし、ちょっと手荒なことをしてもOKなんだよねぇ♪」



笑いをさらに深める。もちろん、わざとだ。



「はい・・・・・・?」










「きっちりしっかり説明して頂けないと。あたしバカだから分かんないんだよねぇ・・・・・・?」



少しずつおせつの顔色が悪くなっていく。

しかし、相変わらず可愛らしいままだ。

ここまでくると、プロと呼んでもいいのではと思うほど完璧だ。



「・・・・・・・・・はい?」



「・・・・・・・・・あんまり、適当なことばっかしてるとちぎるぞ?」



にーっこり、笑って忠告をするとおせつちゃんは、からくり人形のようにかくかくと頷いた。





「さて、おせつちゃん。」



間に休憩を入れてみた。

少し、疲れていたのか頭がすっきりした気がする。



「あなたはどういうもので何が出来るのかな?」



「はい♪わたくしは説明書です☆なので説明することが役目です☆」



「うん。手を抜いている訳でないのは分かった。」



要するに、融通がきかないのだろう。

よく考えれば、聞いたことに対しては答えている。

ただ、捕捉説明が足らないので意味が分からないだけで。



「説明出来る内容は?」



「知識ならどんなものでも☆」



「知識の定義は?」



「12の世界の前までの世代の説明書が知っていたこと全てと、わたくしの目で確認したものです☆」



分かったような、分からないような。だが、格段に分かりやすくなっている気はする。



「おせつちゃん。」



「はい♪」



「ボクはこっちに来たばかりで分からないことが多い。分かるよね?」



「はい♪理解しています☆」



「さっきみたいに分からなそうなところも説明すること。よろしく。」



「はい♪了解しました☆」




(・・・・・・最初からこうすれば良かった。)



余りにもあっさりいきすぎて軽く涙が出そうだが、そんなこと言ってる場合ではない。





「それで、わたせのかがみってどういうものなの?」





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