14、言葉を交わすって大事
とりあえず、ミケをベッドに置く。
「あー、もう、腕がパンパン。」
しびれ具合からしてこちらにきて約1時間。意外に時間は過ぎているようだ。
マッサージをしようかとミズが提案するが、今触れたら死ぬので却下する。
「さて、おせつちゃんや。」
可愛い可愛いおせつちゃんににこやかに話しかける。
「はい♪」
おせつの返事する姿は相変わらず可愛らしい。
「ミケも寝たことだし、ちょっと手荒なことをしてもOKなんだよねぇ♪」
笑いをさらに深める。もちろん、わざとだ。
「はい・・・・・・?」
「きっちりしっかり説明して頂けないと。あたしバカだから分かんないんだよねぇ・・・・・・?」
少しずつおせつの顔色が悪くなっていく。
しかし、相変わらず可愛らしいままだ。
ここまでくると、プロと呼んでもいいのではと思うほど完璧だ。
「・・・・・・・・・はい?」
「・・・・・・・・・あんまり、適当なことばっかしてるとちぎるぞ?」
にーっこり、笑って忠告をするとおせつちゃんは、からくり人形のようにかくかくと頷いた。
「さて、おせつちゃん。」
間に休憩を入れてみた。
少し、疲れていたのか頭がすっきりした気がする。
「あなたはどういうもので何が出来るのかな?」
「はい♪わたくしは説明書です☆なので説明することが役目です☆」
「うん。手を抜いている訳でないのは分かった。」
要するに、融通がきかないのだろう。
よく考えれば、聞いたことに対しては答えている。
ただ、捕捉説明が足らないので意味が分からないだけで。
「説明出来る内容は?」
「知識ならどんなものでも☆」
「知識の定義は?」
「12の世界の前までの世代の説明書が知っていたこと全てと、わたくしの目で確認したものです☆」
分かったような、分からないような。だが、格段に分かりやすくなっている気はする。
「おせつちゃん。」
「はい♪」
「ボクはこっちに来たばかりで分からないことが多い。分かるよね?」
「はい♪理解しています☆」
「さっきみたいに分からなそうなところも説明すること。よろしく。」
「はい♪了解しました☆」
(・・・・・・最初からこうすれば良かった。)
余りにもあっさりいきすぎて軽く涙が出そうだが、そんなこと言ってる場合ではない。
「それで、わたせのかがみってどういうものなの?」




