12、なにそれ、なんてチート
「先ほど、説明した歴史は覚えてらっしゃいますか?」
こくん、と頷く。
ぶっちゃけ、ありきたり過ぎて覚えるまでもない。ミズは後ろで頭を抱えているが。
「エネルギーを使えるのは元々、創造神だけでした♪創造神はその力を子にも持たせました!なのでその後継者たる、世界の管理人も力を使えるのです!!」
世界を創るのに必要ですから☆、とどや顔気味に言われる。
「それって具体的にどういうことなわけ?」
「力が使えると言っても創造神のように自在に使える訳ではありません☆使い手の適正に合わせた劣化した能力が使えるようになります♪一番使い手の多い能力は絵を具現化する能力ですね☆」
その能力だったらおわりだ。正直、絵はあまり得意ではない。一応、美術部に入っていたが、キャラクターはかけても背景は描けない人間だった。
思ったことが分かったのか、おせつは慌てたように付け足す。
「しかし!!ご主人様はとても優秀なので違う能力です!」
「というと?」
「絵の能力の使い手を『絵師』と呼びます♪絵を使うのは想像力が足りないからです!何かに記録しないと細部まで設定ができないのです☆
他にも!適正に応じて色々な能力があるのですが、ご主人様はその想像力がとくに優れていらっしゃいます!なので、能力は言葉により働かされます♪この能力の使い手は『言霊使い』と呼ばれます☆」
「言葉?」
「はい♪ご主人様が力を込めて発された言葉が具現化する。それがご主人様の管理人としての能力です。」
ぴしっと両手の人差し指を立て、決めポーズをする。だが、少し古くさい。
「管理人としての能力ってことはそれ以外の能力もあるの?」
「はいです☆ごくまれに、管理人本人だけの本人しか使うことのできない能力が出来ることがあります。ご主人様だけのオリジナルの能力があります♪」
「それって何?」
自分の問いかけにおせつはニヤッと笑う。
「開発ですっ☆」
おせつは目を輝かせて言った。




