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11、一番の問題は如何に
さて、そろそろ一番の案件を片付けよう。
「あたしが居た世界で、ボクと娘ははどうなってるの?」
行方不明なんかになっていたら目も当てられない。というか、いろんな人が可哀想なことになる気がする。
「そちらは大丈夫です。世界の管理人は基本的に精神体で十分ですから☆」
「えーと、もうちょい詳しく説明してくれ。」
ニコリン、と音がつきそうな笑顔が愛らしいが分からないものは分からない。
「世界を管理するための人格は必要ですが、肉体はいらないので、人格をコピーすれば十分なんです♪」
「もう一声。」
「なので、人格をコピーした後、本体はご主人様の世界でごく普通に過ごしておいでです♪」
「つまりは、今ここにいるボクはなんなんだい?」
「ご主人様はご主人様です☆こちらもあちらもご主人様ですが、こちらでは精神だけの存在となっています♪」
「向こうで騒ぎになってたりは?」
「しません☆」
よく、分からないが自分はもう一人いるらしい。
それ以上はあやふやだ。
(言葉が通じている気がしない。)
「なんなら、あちらを見られますか?」
「そんなことが出来るの?」
「はい♪ご主人様が力をお使いになられれば可能です☆」
ですが、そちらも説明が長いですよ?という声が聞こえた気がした。




