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一章五話-約束の指切り-

「貴方、エークですよね?」

何で私の事を…?まぁそうか、あの二人と仲良く出来てたのは私だけだ。あの気が強くて頑固な二人を…

「確かに私はエーク()()()。けど今は違う、私はみずほ…池袋みずほだ」

エークは確かにいた、けどもうあの頃は終わった。

あの冷徹で実に合理的(非道)な判断をしてしまった日から、必死に逃げたのだから…

「あぁ…アルファは貴方の事については話さないので…」

やっぱり、怒っているのか…。面と向かって今更謝るなんて許されないものね。

「ティーン?」

桜が声をかける、優しくも若干の無が入り混じったような感じで。そういや、この子はティーンっていうんだ、桜は何故知っているんだろう…

「ティーン、君は私達を呼んだ…?」

………

「伝わっていたのですね、よかった」

安心したような、少し驚いたような顔で受け答える

「実は…ここから出たいと思ったのです。けどこの()()のせいで思うように動けません」

壊したらいいのではと思ったけど、そっか私ほど怪力な子だったら自分で出るよね…多分

首輪には毒か電気ショックが仕込まれてる。

毒の中でも致死量の毒か、痛みを与えるだけの毒か。

電気ショックは某電気鼠か、よく言うAEDのやつぐらいか。

正直、使われるまでどっちかどれか分からない、一度使われた時点で私は死にかけだったし。

そもそも首輪って被検体を従わせる為にあるんよね、違反したら面倒くさい事になるだろうしね。

でももう…

ここに違反者いるんだわっ!意外と普通に生活に紛れてんだわ!

「アンタの事はよく分かったよ。でも考えを練らせてくれないかな?」

その瞬間、ティーンの表情が和らぐ。

「はい、お待ちしております」

小指を皆でくっつけ合う、これがコノセカイ流の指切り。

「ちゃんと働くふりして、本心を隠すんだよ。」

桜のアドバイス、ちょっと怖いな〜

「了解です」


入り口には案の定、暇を持て余した二人が転がってた

「やっと帰ってきたか」

ときわが呆れた様に言う、何かごめん

「それで、会えたの?」

興味津々に向日葵が聞く。

「会えたよ、ちゃんと助けも求めてた。」

作戦を練ると言って今日は確かめるだけで終わった事も伝えた。

「じゃ、帰るか」

そろそろ日付が変わりそうだしね

その時、頭上から声がした

「おい待て」

…さっきのカマキリと来客のやつと蜘蛛かな、あれは

3人なんて面倒くさいな。

「あ、待ってよぉ!」

その声と共に蜘蛛の足が目の前を突き刺す

何とかギリギリで避けられた、もう気絶から覚めたか

「ギャーラェ、ナオ、取り戻すぞ」

確かこいつは4(チャール)だったかな、従順だけどそこまで強くない。

骨の腕によって退路も塞がれた。やる気満々だ

こうも単体で弱くとも、合わさればかなり面倒くさい事になる

「退かせればいい話…」

そう思った、だから氷で自分達を囲んだ

「え、何やってるんだ?」

皆焦ってるぽいけど、ちゃんとやれば助かる。

「私が作る氷は、溶けにくいし壊しにくい。でもときわかみずほの馬鹿力があればすぐ壊せる。私と向日葵は飛んで抜ける、なるべくバレないようにそしたら闇討ちできる」

作戦の旨を伝えた、察しろは連携できる訳ないしね

「分かった、行っておいで」

皆が理解した所で2人で氷の中を抜ける。外の奴らは案の定、作戦に引っ掛かった

「おいおい隠れるのか、こんな氷すぐに壊せる…」


ヤバい、めっちゃぶっ叩いてくるじゃん。

でも桜の言う通りなら多分大丈夫だろう…

2人が木の葉に隠れた所で氷を破壊した。


ときわ達が氷を破壊したのを見計らって私は木から飛び降りる。向日葵は水を周囲に集める

何故わざと飛び降りるかって?私が得意な事があるんだ

桜は飛び降りる時に体勢を変え、地面に向かって殴る形になった。地面に触れた瞬間、黒い帯の様な物が広がる、それに触れたナオと蜘蛛の足はジュッと音を立てて火傷した。

「「呼応」っ!」

向日葵が叫ぶ。水で作られた縄が地面にぶつかる、とんでもない勢いで直撃したら水と言えど侮れない。

敵全員に当たり、悲痛な声を上げながら建物の方に押し流されていった。

向日葵も木の上から降りる。

「じゃぁ本当に帰ろうか…」

皆疲労困憊、家に帰った瞬間ベッドダイブを全員でしておやじに怒られたのは想像につくだろう…

呼応って何やねんって?その内分かります。

戦闘シーンの語彙力が足りないですわぁ〜

次の話で会いましょう

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