表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リアゼノン・オンライン 〜レベルアップするとステータスの数値が減少するデスゲームで、特殊条件をクリアした俺は、ユニークスキル【レベルダウン】で最強を目指す  作者: 八ッ坂千鶴
第2章 (後編※ハイファンタジー)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

211/377

第2-91話 エルフィレンナでのお仕事

「団長大丈夫かな? 体調面が心配……」


『ふぅ……。お、アレン。おまたせ』


「団長‼ おかえりっす‼」


 俺は起きたばかりのルグアに手を振る。傷跡は消えていて、多分自分で治癒魔法を使ったようだ。

 というより、よく埋め込みしてもらいながら喋れるな。俺無理無理。そもそも受けたくない‼ 罪人なりたくない‼

 それに脳内にも埋め込んでたよね? ものすごい痛苦しそうな声出てたけど‼ あと、脳内に埋め込んだやつヤバそう……。

 致死率高いんだよね? それ団長耐えられるのかな? そこも心配‼ 俺マジ恐怖‼ 危険人物認定したいけど、俺の彼女にできっこない‼


「ああ……。脳のやつは取り外し不可との事だ。リアルにも反映される可能性もあるから、爆弾の寿命が尽きるまで放置だな」

「放置ってうっそーーーん……。団長あれで良かったんすか?」

「ん? 結果オーライって感じかな? そこまで恐怖は持ってないし。これで2回目だし」

「で、ですよね……」

「まあ、前回より数多いから、その分身体が重だるいってとこだ。移動速度への影響はない。そろそろ一発目が……」


 一発目って爆破すんの? どこで?


「頭の方だが……」

「頭吹き飛んだりしないっすよね?」

「そこまで威力ねぇよ。安心しろ」


 いや、安心できないんすけど‼ 言動に怯えてる感がない。めっちゃ淡々としてるし。頭どうかしてんじゃね? やっぱり。

 ルグアの身体。どうなっているんだろう? どこまでもMだからなぁ……。非常識すぎる……。

 そんな俺の妄想タイム中に、ルグアは一発を目喰らったようで……。


「思ったよりも爆破ダメージ少ないな……。司令官が言うには、アルヴェリア内最凶レベルの猛毒を使用。

 高濃度でブレンドしてるらしいが……」

「アルヴェリア内最凶レベル? 最強じゃなくて?」

「最凶だな。死刑囚用の即死爆弾だよ。通常なら胸に設置。脱獄したり少しでも寝ようとすれば……」

「すれば?」

「命が尽きるまで爆破し続けるそうだ」


 怖ッ‼ 死ぬまで爆破って残酷すぎなんすけど‼ ってか、アルヴェリア内最凶猛毒って、どれくらい致死率高いんだろ?

 即死だから、触れて終わりとか? どこで生産しているのかな? 触れたくないけど。


「その原料はここで生産している。それに今日の仕事場は、原料の植物に関する内容だからな」

「なるほど……」

「私は門番代理だから、現場の方でお別れだ。ま、仕事終わりに寄ればいいさ。寝てるかもしれないが……」


 やっぱり寝るんだ……。永続爆破ダメージ受けながら……。それがルグアだから、あまり気にしないでおこう。気になるけど。

 こうして、俺とルグアは手術室を離れ、仕事場に向かう。一種の職業体験感覚で参加するから、不安と好奇心が混ざり合っていた。

 移動を開始して着いた場所は、大きなビニールハウス。このハウスの中で、最凶植物を栽培しているのだそう。


「ここでの作業期間は3日間。ロムとメルフィナ、担当者のリナも一緒だから」

「質問はリナさんにすればいいんすね」

「そう。じゃまたあとで」

「頑張ります‼」



 ◇◇◇数時間後◇◇◇



「メルフィナさん‼ ロムさん‼」

「ちょっとアレン君声大きいわよ?」

「一つミスったら大変だからね」

「すみません……」


 初日の仕事は植物の葉を切る作業。植物の名前はわからないが、ギザギザの葉が特徴の植物だった。

 外側からは想像できない広い屋内。ここにいるのは、俺とロム、メルフィナ、リナの四人だけ。他は誰もいなかった。


「みんな早朝から神経質な仕事でゴメンねぇー‼ この仕事ってできる人少ないのぉ‼」

「リナさんノリノリっすね‼」

「ノンノン。リーちゃんって呼んでよね♡」

「は、はぁ……」


(なんか麦畑での雷夜みたいなんだけど)



 ***リアゼノン第十二層***



『そうだ‼ 第十七層にある酒造工場の親方さんから、麦を納品するよう頼まれてたんだった‼ みんな、ボクのお手伝い聞いてくれるよね?』


 もちろん手伝うよ。互いに顔を合わせて、早速作業に入った。雷夜は人からエネミーに変更。手際よく長い尾で刈り取っていく。

 刈り取った麦は全て背中に乗せられ、器用に尻尾で束を作る。目は顔だけで後ろが見れないため、ノールックだ。



 ***麦の刈り取り後***



 時間が無いのでクリムが熱気で急速乾燥。仕事が早すぎて、仮想バッグに入れるのが大変だった。


『よーし、あとは任せて♡ 種をこうやってぇ~。えいっ‼』


 尻尾の先に種の袋を突き刺して、勢いよく振り回す。種は均等に散らばり、一瞬で種まきが終わった。


『あとは、ボクにしかできない裏技でぇ~。ぐんぐん育ってね‼ なんちゃって、アハハ♡』


 呪文のような言い回し。畑を見ると麦が急成長して、収穫できる状態に……。裏技スゴすぎ……。


『2周目いくよぉ~‼』



 ***現在***



 ってな感じに、ひたすら働かされた。


「懐かしいなぁ……」

「もう、アレン君なに思いふけった顔して。軽い罰ゲームで痛い目見るわよ」

「軽い罰ゲームあるんすか⁉」

「メンゴメンゴ‼ アレンくんには説明してなかったね♡ ちゃんと仕事しなかったら、深夜も働くことになってるの。

 もちろん、仮眠厳禁ね。仕事量での競走はないから。自分のペースでいいよん♡」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ