第2-87話 大喧嘩勃発⁉
※2022年5月28日 バレンの年齢設定を修正しました
※2022年6月6日 誤字脱字修正
「で」
「で?」
「で、なんでガデルさんも一緒に行くんすか? 耐暑装備は一つしかないんすけど……」
「それなら安心してください。ルグアさん特製の装備がありますから」
「ルグア特製ってマジっすか‼」
ガデルいいなぁ。ルグア特製。俺も欲しい。そうすぐには入手できないと思うけど。だってアイアンゴーレム倒さないとじゃん‼
いや、決めつけはダメか。もう頭こんがらがりすぎ‼ こんがりンゴ? 何変なこと言っているんだよ‼ 馬鹿馬鹿馬鹿‼
「安定のテンションですね……。アレンさんは……」
「すんません……」
「ゆっくり寝かせろよ調子馬鹿……」
「バレンさんもごめんなさい」
「謝ったからには、二度と同じことすんな」
「ごめんなさい……」
謝ってばっかりじゃん……。
「調子馬鹿は調子馬鹿だから、まんま狂っていいが……。起こすようなことはするな……。
やっと寝れると思ったが、覚めちまったよ。てめぇが騒ぎ立てたせいでよぉ……」
「本当にすみませんでした‼」
「謝んな。うっせぇしよぉ……。殺す」
「やめてけれぇーーーー⁉」
「アレンさん。楽しんじゃってる?」
「いや、それないから。ないっすからガデルサン……」
なかなか前進できない。走りたいけど、走りづらい。急がないといけないのに……。団長生きてて欲しい……。
いや、生きてるのは確定だけど、それでも生きてて欲しい。変な心配するなって? いやいや新規さんいるから説明欲しいでしょ?
ルグア団長は、
〈ルグアは激弱の超強の神速でプレイタイトル数異常のドMで、人脈広くて、超高温と極寒の場所が好き。プラス異世界に博識〉
こんな感じにむちゃくちゃすごい。完全無敵の全能神。これ以上言ったら怒るかな? ルグア優しいからだいじょぶだよね?
だけど、現在進行形で燃やされてるから、燃え尽きないのかな? 通常ならば、消えてなくなるけど。黒炎なのが怖い。
闇属性付いてたりしてるのかな? 闇堕ちしてたらどうしよ……。それもないか……。ルグアは無敵だから。かわかっこいいし。
「調子馬鹿。ったく……。感情抑えろよ。自制くらいできるだろうが‼」
「つ、つい……」
「『つい』? ついじゃねぇだろが‼ なーにがついなんだよ‼ このバカったれが‼」
「実は……。自分でも止め……」
「あぁん? 止めるのがフツーだろ‼ 今すぐ頭冷やしやがれ‼
俺はんなヤツと行きたかねぇんだよ。うっせぇヤツはさっさと失せろ‼」
「ばば、バレンさんやめてください‼」
「おめぇは黙ってろクソ作者‼」
「そ、そんな……」
――『おいおい、なに喧嘩しているんだよ。バレンも一度謝れ‼』
「どの口が言えんだよ‼ チビ‼」
ヤバい。団長まで巻き込んじゃったよ……。俺はどうすればいい。どうすればいいだよぉ……。
――『ふーん。バレン歳は?』
「十六……」
――『なら、私の勝ちだな‼ 二十二だからさ』
「身分ならどうなんだよ‼ 身分なら俺の勝ちだ。元王族だからな」
――『けど、たかが〝元〟だろ? こちとら世界の統一者と繋がってんだ……。それも私が上だろうな……』
「んだとぉ‼ 次会ったら口封じしてやる‼ 3年分な。覚悟しときな。いずれ死ぬからよ。最期の表情は腹抱えて嘲笑ってやんよ‼」
――『おお、そら楽しみだ。存分に楽しませてもらおう』
「やっぱチビはクソだな‼ 口から漏れそうでニヤけちまう」
どんな会話だよ‼ バレンもルグアも考え異常なんすけど‼ 命捨ててる。完全に捨ててる。ってか。前進んでない‼
――『あ、もっとゆっくり来ていいぞ‼ 今、暴走を抑えるための方陣組んでるからさ。
にしても久しぶりに書くから術式忘れてんなぁ……』
「団長は、いくつくらい術式知ってるんすか?」
――『ん? 多すぎで数えてない。まあ、容量デカいからすぐに引き出せるが……』
「そんなこともあるんすね……」
「みんなクソかよ……。実力俺より弱いクセに……」
「だから、バレンさんやめてください」
「いいからクソガデルは黙れ‼」
「うぅ……」
――『はぁ……。ガデルそんなんでめげるな……。お前はお前らしく綴ればいい。今後もクレーム増えるかもしれないけどさ……。
筆を折られたら、みんな悲しむ。提供し続けるのが、役目じゃないか? 読み手にも……。私達にもさ……』
「そうっすよ‼ 落ち込まないでください‼ ガデルさん‼」
「ですよね……」
「ふーん。メンタル申し分なし……ってか……。おもしれぇ。常に叩いてやんよ。書けなくなるくらいによぉ……」
「作者が弱かったらダメですもんね……。私頑張ります‼」
――『んじゃ。こっちはこっちで待ってるから。気楽に来てくれ‼ あと、ガデルの防具もマグマ耐性弱いから、山道歩けよ?』
「『わかりました』」
そんなこんなで言い合いもまるーく――約50分近く喧嘩していたけど――収まり、俺とバレン、ガデルの三人は山道に入る。
しかし、それが過酷になるとは、誰も予想していなかった。なぜなら……。
「道切れてんじゃん‼」
「どうしましょう……」
「チビを捨てるか……」
「『いや、バレンさんそれ無しで……』」
「殺す‼」




