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第2-32話 明理《ルグア》の悩みと酒に目がないフォルテ

 ◇◇◇ルグア目線◇◇◇


 ――『ルグア。こっちの方は終わった』


「みたいだね。ありがとう。アレンが持っていたのは、私もわからなかったけど……」


 ――『それは、オマエの考えでしかない。こちらからすれば無縁の物。だが、彼が所持していたことは、一種の奇跡ともいえる。幻龍石がなければ、〈スカーレット・ブレード〉へとマスを進めることはできなかった。獲得した経緯は知らずとも、彼には感謝の意を示したい』


「……うん」


 ――『今のオマエは、声に覇気がない。疲れているように感じる。睡眠をとる時間が不十分。しっかり休みを取った方がいい。今は仲間よりも、自分をいたわることをおすすめする』


「……。風魔……」


 ――『何か反論でもあるのか? ……らしくない。面を合わせなくなってから、感情が不安定。仲間の前では顔に出さないオマエでも、精神の疲れを隠し通すことはできない。それが心の疲れなら、重ねるに連れて表情にも出る。最悪な場合は○を望むらしい』


 私は、鬼と戦うアレンを見守りながら、風魔の話を聞く。私に覇気がない? 無理のしすぎかもしれないが、寝るには早く感じてしまう。

 けれども、風魔が言うように休んだ方が良いのかもしれない。私もいつ休むかを考えていたくらいだ。

 しかし、私は寝ることができなかった。寝ればフォルテに迷惑がかかる。薬物の影響を懸念してしまう。そう感じながら、私は第二十層から意識を遠ざけた。


『明理……。オレのことはもういいって……。オレも風魔の意見に賛成だからな。気にしすぎなんだよ。もっと自分のことをだなぁ……』

「これでいいの、フォルテ。結局。フォルテの記憶を全て取り戻せなかった。私がはじめてフォルテの記憶を整理して、その後に全体の9割が消失。フォルテの故郷にも行ったけど……」

『……。懐かしいな。けど、ここで終わりにしてほしくねぇんだよ。もう一度、父上に会いたい。母上にも会いたい。記憶なんか消えていいんだ。絶対取り戻せとは言ってないだろ? だから……』


 たしかに、絶対ではなかった。アレンも私を助けると言ってるけど、自分のペースで動いている。本当に助けてくれるかすらも、わからないほどに……。

 私とアレンは真逆。真逆だからこそ好きになっていく。彼から離れたくない。離れているから私は……。


 ――『ルーグーア♡ 久しぶり♡ プレゼント持ってきたよん~‼』


「マロネさん? プレゼントって?」


 ――『正しくは、フォルテ宛だけどね♡』


 私がいる第五十層にやってきたマロネ。彼女が持ってきたのは、大量の瓶。それも、約5000瓶の山だった。これはもしや……。


『頼んだ〈レイベル酒〉じゃねぇかよ。待ちくたびれたぜ。いつになったら来るんだか、寝る暇惜しんでいたからなッ‼』

「と言いつつ、いびきかいてたじゃん‼」

『ちぇ……。んなことより、さっさと主導権交代させろ‼ 違法なんちゃらってのは関係ねぇぇぇ‼ 門灯無用でこっちによこせ‼』

「あ、アハハ……」


(フォルテったら、〈レイベル酒〉に目がないのは相変わらずだなぁ~)


 それよりも、あのあとアレンは大丈夫だったのだろうか? 無事を祈りながら、〈レイベル酒〉を無限に飲み続けるフォルテに、苦笑を浮かべるのだった。

読んでいただきありがとうございます!!!!


相変わらずフォルテはお酒好きです!!!


ちなみに、私はまだ未成年です。今度飲めるようになるので楽しみ!!!


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