第2-24話 久々の再会 新たな旅路
◇◇◇第二十層 ガロン目線◇◇◇
「フランさん、もっとゆっくり歩いてほしいです‼」
「でもでもぉ〜。ロンちゃんっていうアレンくんに会いたいんでしょ〜? ウチも早く会いたいから、ね〜? セレスちゃんも早く早くぅ〜♡」
「ほんと、楽天家ですね。フランちゃんは」
「そうなのです‼」
ルグアからの指示で、わたしは遊園地跡を訪れていた。と言っても、ここにアレンさんが来ているらしく、フランの意向で会いに行くことになったということ。
その張本人が一番盛り上っていて、走っては止まりを繰り返していた。はしゃぎすぎで、小型エネミーそっちのけ。
わたしとセレスの二人で片付けて、フランだけが浮いていた。
「それで、セレスさん。目的地までどれくらいですか?」
「思えば、忘れてました……。ルグアさん‼ 聞こえますか?」
――『んも、全部聞いてるに決まってるだろ? もう少しで子供が見えてくるはずなんだが……』
「子供がいるんですか?」
――『ああ。ちょうどアレンも向かっているはずだ。どうやら、はぐれてしまったみたいでさ……。敵に襲われているんだよ。んで、応援要請したってわけだ』
「じゃあじゃあ、どんどん行っちゃいましょーーーーー」
「フランさん。待ってほしいです‼」
◇◇◇アレン目線◇◇◇
『アレンさん。オーラの様子はどんな感じでしょうか?』
「そうっすね……。あと5キロメートル……」
遊園地跡を移動する俺。チェリスと別れて単独行動――レッサーJrとライマンはチェリスに預けてある――していた。
チェリスによる盛大な砲撃のおかげか、ゾンビの姿は見当たらない。それもあって、スムーズに進んでいる。
長く尾をひく黒いオーラ。別のボスがいる証拠。急いで助け出さないと、デスゲーム特有の現実の死が現実になってしまう。
一応、ルグアという保険付きではあるが、それでも心配だ。子供達よりも彼女のルグアが心配だ。って言うよりも、今は子供達の方が優先。
「加速するっすよ‼」
――ドスン……。
移動速度を上げた直後。何かにぶつかった衝撃が走る。見上げた先には、三人の女性プレイヤー。それも見覚えのある人物だった。
「アレンさん、お久しぶりです‼」
「ハロハロ元気だったぁ〜? チームフラン君臨‼ なんちゃってぇ♡」
「もう、フランさんったら」
「ガロンさんにセレスさん。フランさんも、お久しぶりっすね……」
まさかここで、再会するとは思ってなかった。第九層以来かもしれない。セレス達も目的が同じということで、四人での行動。
これが、新たな旅のほんとの始まりだった。




