第2-20話 理解不能 Part2
「おみくじ持ってきたぞ‼」
「おかえり、ルグア‼ 早速引いてもいいっすか?」
「もちろんだ」
私も引かせてください‼
(――ガサガサガサ……)
「せーので開けるっすよ‼」
「「せーの」」
――バサ……。(あとがきに続く)
――『これで問題ないはずだ』
「あざっす……。こんな裏機能があったんすね……」
――『有料コンテンツだけどな。購入手続きはしてある。もちろん、私のお金で支払ったし、返さなくていいから安心してくれ』
「なるほど。ほんとありがとうございます」
それにしても、便利機能は無課金には遠い存在。一応微課金の俺でも金額が異常すぎる。聞けば、1京を軽々と超えていた。
それを普通に購入している俺の彼女も、金銭感覚が狂いすぎで、年収が気になってしまう。大企業のゲーム会社とか……。
――『無職だよ。ニート。学校は高一で退学。以来は全てゲームで食っている。ゲーム審査で一タイトル20万。ゲームの大会での参加報酬で100万から500万……。大会に関しては、ほとんどがドル換算での受け取りでさ……、金額の差が激しいんだよなぁ~』
む、無職にしてはお金もらいすぎなんだけど……。ゲーム審査の報酬やばくね? 無職どころの額じゃない……。マジで……。
億万長者レベルだよ。本人ゲーム超強い分、出禁だらけって言ってるのに、それでも金額が異常だって……。
――『ま、半分は寄付しているけどさ……』
『本当にお優しい……。以前アルヴェリアでお会いしてから、何一つ変わらないことに感慨深く思います』
――『そうか……。んなことよりボスはどうしたんだよ。さっきから轟音が聞こえるんだが……』
そうだった。知らず知らずのうちに、巨大ツバメ放ったらかしじゃん‼ 数も増えていて爆弾も激しいし、鼓膜破れそう……。
じゃなくて急いで倒さないと‼ だけど、爆弾の雨に入りたくない。危険すぎる。でも、俺がやらないいとダメだし……。
『迷っている時間はありませんよ。しばらく僕が戦います』
「ごめんなさい……。リゲルさん……」
『いいんですよ』
ということで、アレンには休んでもらうとして、主導権を交代した僕は、クイックチェンジで武器を剣から槍に変更する。
アレンが言うように、敵は爆発物を投下してくる厄介者。僕は迷わず雨の中に身を投じた。不規則に落とされる爆弾を避け、弾けるものは槍で跳ね返す。
現段階で達成すべきことは、数メートル先で待ち構えるボスへの接近。その後は一定量の傷を負わせ、勢力を弱めること。
僕ができる範囲のことは、責任を持って僕が実行する。アレンさんも、彼にしかできないことがあるのだから、少しでも隙を増やし、優勢を保たねばならない。
『リゲルさん。もう少ししたら俺と交代いいっすか?』
「交代ですか? 意図はわかりませんが、承知致しました。指揮の方はお任せします」
「了解しやした‼」
「うわっラッキー‼」
アレンさん。どうしましたか?
「今年の運勢〝大吉〟なんすよ‼」
おめでとうございます。ルグアさんはどうでしたか?
「ん? 私は……。小吉みたいだな……。ガデルはどうなんだ?」
えーと、あれ? 私のおみくじ運勢が書いてない。その代わりに『今年もよろしくお願いします』って匿名を書いてあるんですが……。
「あっ」(ルグア&アレン)
えっ?
「ガデルさん。成人おめでとうございます」
あ、あの……。私、5月生まれなんですが……。
[完]
今年もアレン達がことをよろしくお願いします!!!!!!!
そして、良ければレビュー・高評価・ブクマもよろしくお願いします。




