第2-19話 黒いオーラを追いかけて
新年あけましておめでとうございます‼
今年もアレン達のことを……。
「おい、手早に締めようとすんなって……」
「そうっすよ。ガデルさん」
ルグアさんにアレンも、あけましておめでとうございます‼
「おめでとう。んじゃ三人で言うとするか……」
「まま、待ってください‼ ルグア‼」
「急になんだよ。アレン」
「ライマンさんが襲われているんすよ。先に救出行ってきやす‼」
お、お気をつけて………。
(あとがきに続く)
だんだん色が濃くなる黒いオーラ。近づいているのがわかる。俺はレッサーJrとライマンを両脇に抱えて、前を流れる溶岩とオーラを追いかけ、曲がりくねった道を行く。
ペースは順調。リゲルもわかる範囲の状況把握で、俺の手助けをしてくれている。ボスのところまで約500メートル弱。なんだけど……。
「リゲルさん‼」
『はい、なんでしょう?』
「オーラが二つに……」
『となりますと、ボスが2体いると?』
「そうっすね……」
「アレンお兄ちゃん、ほんと?」
「うん。でも大丈夫っすよ。俺がいるから」
俺になつき始めたレッサーJr。対するライマンは、目も合わせようとしない。これにはちゃんと理由があって……。
◇◇◇数分前◇◇◇
『にしても、大量っすね……』
『お兄ちゃん。どうするの?』
四方八方に俺達を囲うゴブリンゾンビ。ライマンを救出した直後に道を塞がれ、一個体ずつ倒すには時間がかかる状況だった。
『なら愛剣の能力全開で……』
俺を心配そうに見つめるレッサーJrを横目に、氷属性を愛剣に付与させる。俺も含め、剣全体に冷気が発生。地面が氷上へと変わる。
『隊長が凍った? もしや自滅? ハハッ、笑わせてくれんじゃん‼』
『違うっすよライマンさん。これでゾンビを氷漬けにさせて……』
(からの……)
『瞬間燃焼っす‼』
――ブウォン‼ パシャーン……。
『嘘……だろ……?』
とまあ、俺の戦闘スタイルに圧倒されて、何も言い返せなくなったのである。
◇◇◇現在◇◇◇
「あと少しで片方のボスに到着するっすよ。着いたら俺の後ろで待っていて……」
「もちろんだよ。お兄ちゃん‼ 頑張って‼ ね、ライマン‼」
「……」
『完全に黙り込んでしまいましたね……』
さっきからずっとこの状態。それでも俺は勢いを殺さずに突き進む。やがて見えてくるボスの全貌は、巨大なツバメの群れだった。
まずは安全な場所を探す。偶然にも、遊園地の遊具がちょうどいい空間を作っていて、その場所にレッサーJrとライマンを待機させる。
物陰の外に出ると、ツバメが威嚇するかのような奇声をあげ、糞を撒き散らし始めた。落ちた糞は、地面に当たると同時に爆発。
「ってことは、爆弾ってことっすか……。リゲルさん。一つ試したいことがあるんすけど……」
『試したいこと、とは?』
「メニューを通さずに武器変更できるか、なんすけど」
――『可能だぜ? それ。私もフォルテと交代する時にやってるからな。クイックチェンジだろ?』
「ルグアさん。どうやるんすか?」
――『それはだな……』
◇◇◇数分後◇◇◇
「ガデルさん、ルグア‼ ただいま戻りました」
おかえりなさい。大丈夫でしたか?
「ギリギリっすね……。あれ、ルグアは?」
そろそろ帰ってくるはずなんですが……。
「みんな‼ おみくじ持ってきたぞ‼」
「ルグア‼ 早速引いてもいいっすか?」
「もちろんだ」
私も引きます‼
(第2-20話まえがきに続く……)
※良ければ、レビュー・ブクマ・高評価をよろしくお願いします!!!!!!!




