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呼び分け

「ねえねえ、せっかくだから呼び分けたいな。何かいい呼び方ない?」

「特に無いな、必要無かったし。」

「だね。」

 急なミランの提案、う~ん、と三人は揃って考え始めた。

「よし!!一番長く生きてるオリジナルヴェリタに決めてもらおう!!」

「え、突然の無茶ぶり…適当で良いならオリジナルとクローンをもじって、オリジンとクロウ、どうだ?」

「安直。」

 苦笑気味の二人。直後オリジンは赤くなり、そっぽを向いてしまった。しばらく拗ねていたが、ミランとクロウの必死のフォローに、ようやく機嫌を直す。

「ごめんて。」

「勝手に人に任せたくせに笑うとか…。」

「悪かったよ。ごめんねオリジン。」

 夜遅く、静かな森に小さな笑い声が、風にのって通り抜けたのだった。

 今だけは邪魔されない、三人の幸せ。

今さらですが、つまりクロウは十歳になります。

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